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空色ハーブのふしぎなききめ [文学 日本 児童書 魔法の庭シリーズ]


魔法の庭ものがたり16 空色ハーブのふしぎなききめ (ポプラ物語館)

魔法の庭ものがたり16 空色ハーブのふしぎなききめ (ポプラ物語館)

  • 作者: あんびる やすこ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2014/10/22
  • メディア: 単行本



ハーブの庭シリーズ16巻。

今回は、有名なバレリーナが交通事故にあい、踊れなくなってしまったことで、生きることすべてにやる気をなくしてしまった状態をどうするか、という物語。

昔やる気に満ちていた時の香りにより、やる気を取り戻す。

p.p.109~111
「音楽家ってハーブの薬屋さんとよくにているわね。~中略~音楽は目に見えないし、さわれないでしょ。それなのに人をやすらかにしてくれる。それってかおりとおなじだもの。」
「それなら『思いやり』も音楽とおなじかも。たとえ目には見えなくてもさわれなくても、人のやくに立つことってたくさんありそうね」

p.137
「しあわせは見えないし、さわれないものなのね。思い出もそう。大切なものは、みんなもともとわたしの心の中にあったのよ。」

我々はどうしても外的なものを充実させることで幸せを得ようとする。
だが、大事なのは内的なものを充実させることでり、それが充足されていれば本当に幸せでいられる。
しかしそれに気がつくのは本当に難しい。何か決定的な出来事がないと、なかなか気づくことができない。

『星の王子さま』てきなメッセージが伝えている本だった。
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