SSブログ

すみっこ★読書クラブ 事件ダイアリー1 [文学 日本 にかいどう青]


すみっこ★読書クラブ 事件ダイアリー(1) (講談社青い鳥文庫 E に 2-101)

すみっこ★読書クラブ 事件ダイアリー(1) (講談社青い鳥文庫 E に 2-101)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/07/11
  • メディア: 単行本



講談社の戦略にまんまとはまっている気がする。

ここ数年バレエにはまっており、子供たちとよくDVDや生の舞台を見ていく中で、講談社青い鳥文庫の『エトワール!』シリーズに出会った。このシリーズを含んだ『チェンジ』という4つの(人気)シリーズの話からなる本も購入し、読んだところ、小林深雪という作家に出会い、彼女の書いた『泣いちゃいそうだよ』シリーズを読み、さらにこの『すみっこ★読書クラブ』も読むことになってしまった。

テーマがわたしにドンピシャであり、①読書好きの集まり、②すみっこで生活する人々、これがかなりはまった。

ある私立学校の「読書クラブ」と図書館を中心に話は進む。メインの道から外れたすみっこで生活する劣等感のかたまりのような人間たちからすると、キラキラ輝いて何でもできる人間は悩みのかけらもないような気がするが、ひとそれぞれみんな悩みを抱えている、ということが最終的に伝えたいことなのであろう。様々な出来事を名作本と絡めながら展開していくので本好きの私としてはとても楽しんで読めた。

友達に話しかけるにも様々なシミュレーションをし、慎重に人との距離を縮めていく主人公の姿や、です・ます調の丁寧語りもとてもしっくりきた。

心が温かくなる本だった。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。