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弦楽のための交響曲第七番 ニ短調 [メンデルスゾーン 交響曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

非常に良く出来た作品、ドラマティックかつメロディアス、さらに音楽的手法の点でも優れていると思う。メンデルゾーンの普通の交響曲よりも良いのではないかと思ってしまう。

第一楽章 彼のヴァイオリン協奏曲をイメージさせる、ドラマっティックでメランコリックなメロディで始まる。第一主題と第二主題の対比もわかりやすく、聴いていて面白い。バロック風でもある。

第二楽章 穏やかな、春の日のうららかな休日の午後をイメージさせる楽章。
第三楽章 荘厳なメヌエット楽章。低音の持続音が長く続き、はじめの主題にもどるところも面白い。
第四楽章 対位法を用いたとても清々しい最終楽章にふさわしい雰囲気を持っている。対位法的な部分も伸びやかなメロディとなっており、バッハやベートーヴェンのフーガ楽章のような厳格な感じはないので、かなり楽しめる。

単なる宮廷音楽的な感じを超えた素晴らしい音楽だ。
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