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弦楽四重奏曲 第六番 op.80 へ短調 [メンデルスゾーン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一楽章 ドラマティックな、「真夏の世の夢」を彷彿させる不吉さを予感させるような不穏な始まり。その後、落ち着いた感じになったり、美しいメロディが挟まれたりはするが、基本的には悲劇的な雰囲気はずっと続く。
第二楽章 面白いリズムを持ったスケルツォ楽章。こちらも緊迫感があり、諧謔さはかけらもない。
第三楽章 穏やかなアダージョ楽章。基本他の楽章が緊張感に満ちているので、とてもこの静かな落ち着いた楽章が際立っている。
第四楽章 初めにチェロが大活躍する面白い楽章。チェロと他楽器のやりとりが聴いていて楽しい。これを舞台で見たら結構楽しめるのではないだろうか。

ものすごい名曲か、と問われるとそうでもないかもしれないが、弦楽四重奏曲という分野にしては聴きやすいよくできた曲ではないだろうか。
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