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弦楽四重奏のための四つの小品 Op.81 [メンデルスゾーン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一番「変奏曲」
非常に高貴なテーマを弦楽四重奏が変奏していく。すごく美しい曲。
第二番「スケルツォ」
スケルツォの名にふさわしい、諧謔性と高貴さを兼ね備えている、ヘンデルを若干彷彿とさせるような曲。途中若干民族的な雰囲気になる部分も楽しい。
第三番「カプリッチョ」
基本は、スケルツォと同じく「諧謔的」な雰囲気をもつ曲ということなのだろう。二番に比べて、民族的な雰囲気が強い。哀愁漂うメロディが光る。途中ヴァイオリンのソロが非常に美しい。その後スピードをあげ、対位法的な展開を見せるところが非常に格好良い。
第四番「フーガ」
バッハやベートーヴェンの「フーガ」は聴いていてあまり面白くないのだが、メンデルスゾーンのフーガはとにかく主題が優美で美しく、フーガの構造などを意識せずとも、その世界にゆったり浸っていられるのでとても良い。

非常によくできた4曲だと思う。
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