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蜜蜂と遠雷(上) [文学 日本 恩田陸]


蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

  • 作者: 恩田陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: Kindle版



母が数年前、入院した。母はピアノ教師で、あまり本などは読まない。そんな母も流石に長い入院期間は退屈だろうと思い、お見舞いに買ってあげた本。「結構楽しかった」と退院後もらっていたが、ほかに読む本がたくさんあったのと、結構分厚いので今まで読まずにいた。

非常に面白かった。直木賞・本屋大賞をW受賞するのもうなずける作品。
ピアノ・コンクールの話なのだが、スポットがあたる登場人物たちが、とにかく「音楽を楽しむ」ということを主眼に置いており、争うことよりも自分の音楽を見つけることに必死であることがとても共感できる。一人ひとりの人物描写も丁寧で、音楽的な部分もとても素晴らしく描かれている。若干恋愛的な部分もあり、とても楽しめる作品。

久しぶりに、のめり込んでしまう小説に出会った気がする。
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