カンタータ 第78番 イエスよ、わが魂を [バッハ カンタータ]
三位一体節後第14日曜日に奏された曲らしい。
第一曲 合唱
★★★★★★☆☆☆☆
劇的な暗い前奏で入る。その後合唱が悲劇的なメロディを奏でる。カノン風の声が重なっていくあたりが美しい。
第二曲 ソプラノ&アルト二重唱
★★★★★★★☆☆☆
可愛らしい少し跳ねた感じのオルガン演奏に誘われ、ソプラノとアルトがまるで羊飼いたちの愛の語らいのような「アアアア~」という母音を多用した美しい二重唱を展開する。非常に牧歌的な愛らしい曲。
第三曲 レチタティーヴォ
★★★★☆☆☆☆☆☆
「ああわれは罪の子、われは迷いぬ」と歌っているらしい。暗い感じの曲。
第四曲 テノール・ソロ
★★★★★★☆☆☆☆
フルートのソロに引き続きテノールが歌いだす。その後もフルートとテノールの二重唱のような美しい演奏が繰り広げられる。
第五曲 レチタティーヴォ
★★★★★☆☆☆☆☆
レチタティーヴォにしては綺麗なメロディがついており、心安らぐ一曲となっている。十字架のイエスを思い、そんなイエスにすべてを委ねる心を歌った曲らしい。
第六曲 バス・ソロ
★★★★☆☆☆☆☆☆
今度はオーボエとバスの二重唱。相変わらず母音を多用した歌唱となっている。アリアなのに、前のレチタティーヴォよりもメロディが美しくなく若干残念な感じ。
第七曲 合唱
★★★★★☆☆☆☆☆
最後はしっとりと、しかしどこか希望を持った感じの合唱で終わる。
前半はドラマティックかつ美しいのだが、後半が少し残念な感じ。
2021-09-23 05:37
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