交響曲第十番 嬰ヘ長調 クック補筆版 [マーラー 交響曲]
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
弦だけによる静かで穏やかな主題で始まる。そのあと管楽器が加わるが基本的に柔らかい。
第二主題はスケルツォ的な若干おどけた感じ。
展開部で広い草原に出たかのような広がりのある音楽となる。
ラスト近くで、突然劇的に盛り上がりこのままクライマックスを迎えるのか???と思いきや結構あっさり静かな曲調に戻り最後は穏やかにそっと終わる。
悪くはないが若干長い。この楽章だけはマーラーが完成させている。
第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
スケルツォ楽章。まさに諧謔的な感じだが、もう一歩。
第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
4分弱の短い楽章。少し緊張感のある感じ。もう一歩。
第四楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらもスケルツォ楽章。若干悲劇的でメロディアスな感じがなくはないが、もう一歩。
第五楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
アダージョ楽章。弦の低い音で入る。ドラムの音が何度かなり、それなりに美しいメロディが流れる。
正直、2楽章以降、マーラーが完成させたわけではないと知っているとあまり真剣に聴く気がしない。心に残るメロディもほぼない。あまり聞かなくてよい曲だと思う。
2021-12-02 04:26
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0