Moby Dick Chapter 61 ~135(Epilogue) [文学 アメリカ]
Moby Dick (Wordsworth Classics)
- 作者: Melville, Herman
- 出版社/メーカー: Wordsworth Editions Ltd
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: ペーパーバック
前半は、船に乗り込むまでのストーリーはそこまで面白くないまでも、それなりに楽しめて読めていた。しかし、噂に聞いていた通り、船に乗ってからは全く面白くなかった。語り手の、鯨に関する薀蓄などはある程度、「へえ、そうなんだあ」とその時は思いながら読んではいるが、そもそも鯨というものに、さらに言えば動物というものに興味がない自分としてはすぐに忘れてしまう類の内容。
船の中での会話や生活、いざこざなどもそれがもとで色々発展するわけでもなく、Moby Dick以外の鯨を捕まえる場面なども、実際どのように捕まえるのかを知らないので文字だけ読んでもイメージできないので、銛や紐がどのように使われ、ボートがどういう位置関係にあり、最終的に捕まえた鯨はどうなるのか、など全く分からず正直ページをめくっているだけだった。
語り手Ishmaelの親友Queequegが死にそうになり、棺桶を作る場面だけが、後半で唯一楽しめた箇所だった。
鯨船というものは、めったに鯨に出会えるものではなく、航海の大半は何も起こらないらしい。それを示すために、鯨の薀蓄を長々と述べているのだ、となんかの説明に書いてあったが、そうなのかもしれないがやはり小説としては圧倒的なつまらなさだった。
何故これがモームの『世界十大小説』に選ばれるのかわからない。モームのその本を読めば良いのかもしれないがそれも面倒。
James Joyceの『ユリシーズ』よりもつまらなかったかもしれない。
残念!!!!
2022-01-12 08:45
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0