小品 [アルベニス ピアノ曲]
◎タンゴ
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした休日の午後、お茶を飲みながら穏やかに聴きたくなるような高貴な雰囲気の優しい曲。メロディも品が良く美しい。
◎ナバーラ
★★★★★☆☆☆☆☆
滑らかな旋律を持った主題が、ドラマティックに展開されていく曲。普通か。
◎アスレーホス
★★★★★★☆☆☆☆
単音の憂いのあるメロディで始まる。神秘的に曲が展開し始め、段々と熱を帯びていく。未完の作品らしく、グラナドスが全曲を完成させたらしい。初めの主題が繰り返されているだけの曲らしいが、まったく分からないくらい幻想的に展開されていく曲。悪くはない。
◎パヴァーヌ・カプリース
★★★★★★☆☆☆☆
憂いのある美しい旋律の舞踏曲。繊細でとても美しい曲。
◎マラゲーニャ
★★★★★★☆☆☆☆
スペインの舞曲らしい。右手が印象的なリズムを繰り返し、左手がメロディを奏でる。単音で導入される中間部も繊細で神秘的な雰囲気で悪くない。再び熱を帯び始めの雰囲気にもどり終わる。
◎マジョルカ
★★★★★★★☆☆☆
いわゆる「舟歌」の意味らしく、ゆったりとたゆたうような一定のリズムの上を夢見るような旋律が流れる。中間部の少し明るい雰囲気も綺麗。最後はしっとりと終わる。
◎サンブラ・グラナディーナ
★★★★★★★☆☆☆
かなり民族色の強いメロディが、力強い伴奏の上を流れる。「タッタータ、タッタータ」というリズムがとても印象的。何となくクセになりそうな感じ。
◎ラ・ベガ
★★★★★☆☆☆☆☆
「草原」の意らしい。非常に神秘的に始まり、同じメロディが何度も繰り返される。途中穏やかになりゆったりとした夜の音楽のようになる。その後お祭りを思わせるような元気な混沌とした感じになる。確かに大草原を感じさせる壮大な曲ではあるがつかみどころがない。
2022-03-22 07:00
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