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まえがみ太郎 [文学 日本 松谷みよ子]


まえがみ太郎 (偕成社のAシリーズ 1)

まえがみ太郎 (偕成社のAシリーズ 1)

  • 作者: 松谷 みよ子
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2022/05/29
  • メディア: 単行本



山の山の山ん中の小さな村に住む貧しい老夫婦。明日は正月だというのに食べるものもない。たった一匹いた馬の黒を売って食べ物を手に入れようとおじいさんは出て行く。その時ある老人が道で倒れているのを助ける。助けた人は実は「お正月」の神様。願いを一つ叶えてやろうと言われ老夫婦は子供を願う。子供を授けられさらに若返った二人は大事にそのこを育てる。まえがみ太郎と名付けられた彼はすくすく成長する。彼は馬にのって遊んでいたのだが、この村では馬に乗ってはいけないということになっていた。そんなある日大地は揺れ岩や石が降ってくる。馬に乗って遊ぶまえがみ太郎が山の怒らせたせいだということになる。まえがみ太郎はそこで山へ行ってみることにする。

馬にあったり、火の鳥にあったり、くじらにあったり、ウシオニにあったり、様々な人間や動物、神様と会い助け助けられしながら、ある長者の姫様を助け、大蛇をやっつけ、町を救って、姫様と結婚し幸せになるという話。

有名な『龍の子太郎』ほど面白くはないが、竜宮城が出てきたり、様々な日本昔話をベースに、金儲けばかり考えていると悲惨な目に会うという昔話お決まりの教訓めいたものもあり、それなりに楽しかった。
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