ピアノ協奏曲 第三番 BB127 [バルトーク 協奏曲]
第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
大草原をイメージさせる壮大な始まり。その後少しメカニックな主題が登場する。この二つの主題を中心に曲は進む。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
オーケストラ演奏による、天国をイメージさせるような美しい雰囲気で始まる。その後ピアノが静かにソロを弾き、オーケストラが対話するように音を返していく。祈りのような雰囲気がある。中間部は、地上世界の動物たちの戯れのような感じになり色々な音が鳴る。段々と人間の心の悩みが表されるかのようなロマンティックな感じとなっていき、ドラマティックに盛り上がって行き、最後は瞑想的に静かに終る。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
すべてを解放されたかのように華やかに伸びやかにピアノとオケが演奏を始まる。ティンパニーの音を合図に諧謔的なメロディをピアノがソロで演奏し始める。その後激しさを増して行き、圧倒的な雰囲気で終る。
とても美しいメロディという感じではないが、ピアノの超絶技巧も楽しめるし、バルトークにしては聴きやすい曲なのではないだろうか。
2022-05-30 04:10
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