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ちびっこ太郎 [文学 日本 松谷みよ子]


ちびっこ太郎 (松谷みよ子全集)

ちびっこ太郎 (松谷みよ子全集)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1972/11/25
  • メディア: 単行本



松谷みよ子「太郎」三部作の最終作。西洋にもよくある三兄弟の末っ子が活躍する話。末っ子太郎は若干たりないとされている子。そんな太郎が逆に恐れ知らずの行動をし、畑を襲うしかを倒し踊るひょうたんを手に入れ、やまんばの子どもが生まれたお祝いをしに行き、決して無くならない錦をもらい、火の鳥退治に行きかえってその火の鳥と仲良くなり最強の刀をもらい、お殿様を助け、民のために働き最後は、お姫様と結婚しお殿様になる話。

お金ではなく人の心や暮らしを大事にし、緑を大切にし、誠実に生きることの貴さを訴えたこの本。「太郎」三部作の中では一番地味だが、一番メッセージ性が強く美しい話だと思う。

ぜひ子供に読ませたい作品だ。
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