風の又三郎 [文学 日本 宮沢賢治 か行]
風の又三郎-宮沢賢治童話集2-(新装版) (講談社青い鳥文庫)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/31
- メディア: 新書
2学期が始まる9月1日、谷川の岸にある小さな学校に、ある転校生がやってくる。
彼は、学校が始まる前から、教室の席に座っており、子どもたちは好奇の眼差しで彼を見る。彼のことを噂していると風が吹いてくるため、まだ本当の名前も知らない子どもたちは彼を「風の又三郎」と名付ける。
その後先生が入って来て高田三郎という名前を紹介すると、みんな、「やっぱり風の又三郎だ」とはやしたてる。
しかし、その転校生は、12日の月曜日の前に、親の急な仕事で再び転校してしまい、子どもたちは挨拶できずに終わり、「やっぱりあいつは風の又三郎だった」となって終わる。
9月1日から12日までの12日間の、三郎と子供たちの交流の様子を、川を中心に描いている。
傑作と呼ばれている作品で、今回で5~6回読んでいるのだが、やっぱり私は他の宮沢賢治作品と比べて、もう一歩な気がする。子供たちの会話は方言が多く読みづらいし、遊びもイメージしづらいし、という感じ。
2022-08-21 10:39
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