吾輩も猫である [文学 日本 Modern]
私はあまりこうした類のアンソロジーが好きではない。
しかし、新潮文庫夏の100冊に入っており、長男が読みたいと言い出したので買ってあげた。彼も少し読んだようだが、やはりまだ少し難しかったらしい。
赤川次郎
新井素子
石田衣良
萩原浩
恩田陸
原田マハ
村山由佳
山内マリコ
こういった作家が書いているようだ。作者紹介を見ると、皆結構直木賞を受賞しているっぽい。
当然漱石のオマージュ作品なので、猫の視点から書かれているのだが、漱石をベースにしているからなのか猫を飼っている人間が作家やそれに近い職業の人が多かった気がする。
そして結構猫から見た人間を描写するのに似たような感じであるのが面白かった。
自由だと思っているが全く自由ではない。
神なる不思議なものを信じている。
発情期がなく年中さかりを迎えている。
こちらが世話をしてあげている。
こういったところだろうか。
私はあまりミステリーが好きではなく、赤川次郎の作品もあまり好きではないのだが、彼の作品が一番おもしろかった。石田衣良の「ココアとスミレ」は何となくミュージカル「キャッツ」をおもわせる内容でそれなりに面白かった。
やっぱりこういった類の短編アンソロジーは自分には向かないと思った。
2022-09-21 04:22
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0