サンタクロースの星 [文学 日本 安房直子 さ行]
結構前に購入していたのだが、せっかくなのでクリスマス近くに読もうと思って読まずにいた本。
家にえんとつのない子供から、「家に入ってこられますか?」という手紙をもらったサンタクロースがそれに答える話。
安房直子さん特有のファンタジー的な回答がされていて良かったのだが、彼女のクリスマス・ストーリーということでかなり期待していただけに、若干残念な感じだった。しろくまとサンタクロースの若干心暖まる感じがなくはないが・・・。
2023年6月2日 再読
サンタクロースが、読者に話しかける形で始まる。
最近は、えんとつのない家が増えて、そういう家の子どもから、「ぼくのいえには、えんとつがひとつもないんです。それでもクリスマスには、ぼくのところにちゃんときてくれますか?」という手紙が届くということを紹介し、ポケットの中にある青い流れ星が、どんなドアも開けてくれることを紹介する。
そして、この青い流れ星とどのようにして出会ったのかが語られる。
ここからが本編。
プレゼントのしたくをするのに疲れてイライラしていたとき、トナカイが飛び込んできて、星がひとつ落ちてきたことを教えてくれる。その流れ星を追いかけると、しろくまへとたどり着く。流れ星はしろくまの耳の中へ入り込んでいる。するとその青い流れ星がしろくまの耳にあった扉を開けてしまう。サンタクロースも小さくなってその中へ。その中は暖かい空間で、ワインとギターと暖炉が用意されていた。しろくまの夢の世界でゆっくりしたあと、その青い流れ星を借り、サンタクロースはえんとつのない家へもプレゼントを配って回る。戻ったサンタはしろくまと友達になる。
やはりそこまで心に響かなかった。
2023-06-03 03:45
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