たんぽぽ色のリボン [文学 日本 安房直子]
安房直子作品をあいうえお順に読んでおり、次男と再読。
「たんぽぽ堂」という文房具屋を営むおじいさんのお話。
町の小さな文房具屋を営んでいたおじいさん。はじめは店の周りにはあたり一面のたんぽぽ畑だったのが、段々と家が立ち、大きな文房具屋が近くに出来、店は売れなくなっていく。
そんなある日、黄色い服に身を包んだ女のコがやってくる。店の商品に黄色いリボンをつけて売ろうという彼女の提案により、店は再び盛り返す。
しばらくして、その女の子がやってきて、リボンを縄跳びにつけて飛び始める。おじいさんも一緒にとんでいたところ、男の子がやってきて黄色いクレヨンを買って、たんぽぽの花をスケッチブックにいっぱい書く。その後おじいさんと女の子と男の子で幸せな時を持つ。
たんぽぽ堂は、なんとか店を続けていたものの、おじいさんも段々と年をとりもう店をとじようかと思っていたとき。
あの女の子とそっくりの女の子たちが大勢でやってきて、縄跳びに誘う。飛んでいるうちに体が軽くなったおじいさんは・・・。
自然の大切さをそっと教えてくれる心暖まる作品。
2023-06-16 08:34
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