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オリエンタリズム 上 [学術書]


オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)

  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1993/06/21
  • メディア: 文庫



ずっと読まねば、と思ってはいたが長そうだし難しそうだし疲れそうだしということで敬遠していた本。
高3の英語のテキストでこのテーマを扱った文章が出てきて、昨年扱ったので、今年は少し読んでおこうと思い購入。

一般的に言われている通りのことがひたすらつらつらと書かれている本だった。

p.226
「オリエンタリズムとは、西洋が東洋の上に投げかけた一種の投影図であり、東洋を支配しようとする西洋の意思表明である」

この言葉が全てな気がする。サイードは、西洋で書かれた本は、オリエントをそのまま描いたものはない、とこの本の中で繰り返し言うのだが、はじめはなるほど、と思いながら読んでいたが、すべての本は、その作者のフィルターを通して何かを描いた本であり、なにかをそのまま描くということ自体が無理なのではないか、と思い始めた。

せっかくここまで読んだので、とりあえず下巻まで読みきろうと思う。
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