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ラケス [哲学 プラトン]


プラトン全集〈7〉 テアゲス カルミデス ラケス リュシス

プラトン全集〈7〉 テアゲス カルミデス ラケス リュシス

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: 単行本



戦争から帰ってきた人々が、「重武装」で戦うこと「勇気」とは何か、という事柄について話しており、その会話に呼ばれた若いソクラテスが対話に参加し、それぞれの人の意見をアポリアに陥らせる話。

この話も短く、しかもソクラテスの対話場面になるまでにかなりのページを要するので、対話場面はかなり薄い印象。

「勇気とは何か」
①戦列にとどまって敵を防ぎ逃げようとしない人
②忍耐力
③恐ろしいものと恐ろしくないものとについての知

プラトン作品のよくあるパターン、「Aとは何か」という問いに対して、「~という性質を持った人」というAの性質・特徴を持った具体的な人の例が挙げられ、そうではなくて全てに当てはまるような定義を求めるが、結局定義づけることができず終わる。

これもあまり面白い作品とは言えない。
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