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ショパンとリストの名曲ベスト10@小金井 宮地楽器ホール [舞台]


『ショパンの旅路I』~ポーランドの心

『ショパンの旅路I』~ポーランドの心

  • 出版社/メーカー: Digital MediaLab.,Inc.
  • 発売日: 2000/05/25
  • メディア: CD



リスト・ライヴ!

リスト・ライヴ!

  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2008/10/22
  • メディア: CD



久しぶりに、クラシックコンサートに行ったきがする。

ピアニストの高橋多佳子さんと、近藤嘉宏さんが、順番に、リクエストによって選ばれたショパンとリストの名曲を弾くという企画。

①ショパン 6位
*舟歌
近藤嘉宏 
硬い音でイマイチ

②リスト  4位
*コンソレーション(慰め)第三番
高橋多佳子
暖かく柔らかい音で、優しい世界観が素晴らしい。

③ショパン 5位
*革命
近藤
凄まじいスピードでメカニカルな演奏

④ショパン 4位
*ノクターン第二番
高橋
綺麗な柔らかな音で後半の盛り上がりもとても綺麗。

⑤リスト  3位
*ハンガリー狂詩曲第二番
硬質な音で、凄まじい迫力。

~休憩~

⑥ショパン 3位
*バラード一番
高橋
初めから深い音で、物語性があり、美しい。

⑦ショパン 2位
*幻想即興曲
近藤
凄まじいスピードであまり叙情性が感じられない。

⑧リスト  2位
*愛の夢 第三番
高橋
ショパンのノクターン同様夢見るような柔らかい世界観が美しい。

⑨リスト  1位
*ラ・カンパネラ
近藤
出だしの高音の鐘の音は非常に綺麗で美しいが、後半盛り上がりがイマイチだった。

⑩ショパン 1位
*英雄ポロネーズ
高橋
英雄感、叙情性、いろいろなドラマが感じられる素晴らしい演奏だった。

とにかく、高橋多佳子さんの演奏がすばらしかった。彼女の演奏を、ルネ小平で一度聴いたことがあるのだが、その時も彼女の人間性が現れていて素晴らしいと感じた。
近藤嘉宏さんは、うちにCDがあり、その時も硬質な感じを受けたのだが、生で聴いても同じような感じで少し残念だった。

曲紹介を、津久俊彦という人がやるのだが、人の話の途中で割り込んでくるし、せっかく良い話が聞けそうなところを遮るし、最悪だった。
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ヴァイオリン協奏曲 Op.15 [ブリテン 協奏曲]

I. モデラート・コン・モート
★★★★★★★☆☆☆
打楽器の短い前奏のあと、ヴァイオリンが息の長い若干憂いをおびた美しい旋律を奏でる。オーケストラはゆったりとした、力強い伴奏を奏でる。
第二主題はキレのよい鋭いメロディ。伴奏も少し現代的な感じで鋭角的に進む。
展開部?は、叙情的な夜の音楽のような感じになる。初めはヴァイオリンのソロ、オーケストラがメロディを奏でると、ヴァイオリンがキレの良いメロディを途中途中に入れていく。その後再びヴァイオリンのソロのむせび泣くようなメロディが奏でられる。そのまま静かに終わる。

II. ヴィヴァーチェ
★★★★★★★☆☆☆
攻撃的な激しい雰囲気で始まる。途中ヴァイオリンが落ち着いた若干東洋風のメロディを奏でるが、オーケストラが追い立てるように激しい音を投げかける。ヴァイオリンが静かに超高音の鳥の鳴き声のような音を奏でた後、再び曲は活気を取り戻す。途中から不穏な空気が流れ出した後、静かなヴァイオリンのソロが始まる。様々な技巧を駆使した部分で叙情的ながら激しい。最後は静かに終わる。

III. アンダンテ・レント
★★★★★★☆☆☆☆
静かで暗く陰鬱な雰囲気で始まる。ヴァイオリンが高音でメロディを奏で、同じメロディをオーケストラが奏でる。途中荒涼とした雰囲気となるが段々と熱を帯びてくる。勝利感に向かおうとするヴァイオリンとそれを暗い方向へ向けようとする伴奏の争いの後、ヴァイオリンが勝ち?、静かに穏やかにメロディを奏でる。最後はヴァイオリンとオケが静かに対話をし、ヴァイオリンがむせび泣くように静かにメロディを奏で終わる。

全体を通してヴァイオリンの美しい音色が生かされている部分が多く、それなりに聴き応えがある曲。
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