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53 [Jazz Jacky Terrasson]


53

53

  • アーティスト: Terrasson, Jacky
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: CD



自らが53歳になったということでついたタイトルらしい。

1. The Call
ベースのうねるようなダ~タタ~タッタというリズムの上をゆったりとしたメロディが流れる。
途中の、空間を意識したリラックスしたアドリブ部分が心地よい。

2. ALMA
こちらもタラララ~ラ~という上昇していく心地よいベースの上を、穏やかでリラックスしたメロディが流れる。途中からベースがハーモニーを奏でるところが結構格好良い。リラックス感にあふれた曲。

3. Mirror
乾いた激しいドラムで始まり、ピアノがドラマティックに入ってきて激しいメロディをスピード感を持って奏でる。

4. JUMP!
ラテン味あふれる楽しい曲。間奏部分のドラムソロも格好良い。

5. Kiss Jannett For Me
穏やかで美しいメロディの曲。ベースのソロで入って柔らかいピアノの音色がメロディを奏でる。7分を超える大作だが、リラックスして優しい曲なのでゆったりとした気持ちで聴ける。

6. Palindrome
ミドルテンポの明るい曲。中間部のアドリブ部分はピアノが結構激しく暴れまわる。

7. La Part Des Anges
ゆるく、少し哀愁漂うメロディの静かな曲。

8. Babyplum
2枚目の「Reach」にも収録されているナンバー。結構いろんなところでやっているので、Jackyお気に入りの曲なのであろう。
跳ねた感じの楽しい曲。メロディが体に染み込んでいるので、かなり楽しく聴ける。

9. What Happens AU6
この曲も跳ねた感じのベースソロで始まる。ピアノが激しく叩きつけるようなメロディを奏でる。ベースとピアノがバトルしているかのよう。

10. My Lys
楽しく陽気に始まる。ミドルテンポの優しいメロディがピアノによって奏でられる。最後は哀愁たっぷりの優しいメロディが奏でられ終わる。

11. Lacrimosa
モーツァルトのレクイエムからメロディを取った曲。
静かなピアノソロ曲。

12. Nausica
かなりゆっくりとした間の多い曲。消え入りそうな雰囲気の静かな曲。

13. This is Mine
若い頃のJackyを彷彿とさせる、リズミカルで開放感に満ちた始まり。中の解説を読むと、恐らく子供たちへの愛情の叫びを曲にしたものっぽい。そのへんが若々しさを感じさせるのかもしれない。かなり楽しく心弾む曲。メロディも綺麗。アドリブ部分のベースソロもかなり格好良く、ピアノ・ベース・ドラムがバトルっぽくなる部分は素晴らしい。

14. La Part Des Anges - Reprise
ベースの伴奏に乗って、語りで始まる。ピアノも静かに入ってくる。フランスっぽい。

15. Blues en Femmes Majeures
ピアノもベースもゴツゴツした感じ。ドラムはかなり乾いた音を奏でる。混沌とした感じの曲。

16. Resilience
家族に捧げられた曲らしい。哀愁漂う静かな曲。

かなりリラックスしたベースが活躍するアルバム。

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弦楽四重奏曲 第十二番 変ニ長調 Op.133 [ショスタコーヴィチ 室内楽 弦楽四重奏曲]


Shostakovich: Complete String Quartets

Shostakovich: Complete String Quartets

  • 出版社/メーカー: Melodiya
  • 発売日: 1997/08/12
  • メディア: CD



第一楽章
★★★☆☆☆☆☆☆☆
暗く重いチェロの音色で始まる。他楽器も静かに入ってきて不気味なハーモニーを奏でる。そのまま不気味な旋律がひたすら流れる。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
20分を超える長い楽章。すこし明るめにスピード感を持って始まる。
滑稽な感じとシリアスな感じが順々に出てくる。
チェロの静かなソロの後、かなり苦しげな雰囲気となる。
ピッチカートの音が鳴り響いたのち、かなり悲劇的になる。
混沌とした後不協和音をたっぷり響かせながらも最後は綺麗に終わる。

正直あまり面白くない曲。
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弦楽四重奏曲 第十一番 ヘ短調 Op.122 [ショスタコーヴィチ 室内楽 弦楽四重奏曲]


Shostakovich: Complete String Quartets

Shostakovich: Complete String Quartets

  • 出版社/メーカー: Melodiya
  • 発売日: 1997/08/12
  • メディア: CD



第1楽章 イントロダクション(アンダンティーノ)
★★★★★☆☆☆☆☆
ビオラ?が悲しげな単音の旋律を静かに奏で、ヴァイオリンとチェロがそっと寄り添うように入ってくる。荒涼感のある楽章。

第2楽章 スケルツォ(アレグレット)
★★★★★☆☆☆☆☆
少し元気さが出てきてスピードが上がる。対位法を活かしたおどけた楽章。

第3楽章 レチタティーヴォ(アダージョ)
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく情熱的。

第4楽章 エチュード(アレグロ)
★★★★★☆☆☆☆☆
無窮動的な速い楽章。

第5楽章 ユモレスク(アレグロ)
★★★★★☆☆☆☆☆
キレの良い同じフレーズをひたすらヴァイオリンが奏でる中、他楽器が激しく音を鳴らす。

第6楽章 エレジー(アダージョ)
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く重く始まる。この曲の白眉。優美だが悲しげな旋律が奏でられる。

第7楽章 フィナーレ(モデラート-メノ・モッソ-モデラート)
★★★★★☆☆☆☆☆
前向きながらもどこかおどけた感じの最終楽章。最後は静かに消え入るように終わる。
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弦楽四重奏曲 第十番 変イ長調 Op.118 [ショスタコーヴィチ 室内楽 弦楽四重奏曲]


Shostakovich: Complete String Quartets

Shostakovich: Complete String Quartets

  • 出版社/メーカー: Melodiya
  • 発売日: 1997/08/12
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
荒涼感のある第一主題、諧謔的な第二主題、実験的な展開部。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
諧謔的で少し激しめの楽章。後半は好戦的になる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
憂いのあるゆったりとした楽章。途中から少し高貴な響きとなる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
かなり諧謔的な行進曲風の主題。
優美でなめらかなメロディが間に挟まれる。
途中荒涼感のある行進曲となる。
諧謔的な行進曲、なめらかなメロディが回帰された後、荒涼とした雰囲気で終わる。
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弦楽四重奏曲 第九番 変ホ長調 Op.117 [ショスタコーヴィチ 室内楽 弦楽四重奏曲]


Shostakovich: Complete String Quartets

Shostakovich: Complete String Quartets

  • 出版社/メーカー: Melodiya
  • 発売日: 1997/08/12
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
幻想的な第一主題、少しおどけた感じのはねた感じの第二主題。展開部は少し不気味。最後は幻想的に不安げに終わる。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
アタッカでそのまま入り、暗く重い旋律が流れ出す。暗い楽章。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
疾走感のある、馬を駆って走っているかのような爽快な楽書。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとしたリラックスした雰囲気の楽章。中間部はピッチカートを使用したかなり間のある感じとなる。後半突然悲劇的にドラマティックになる。

第五楽章
★★★★★★☆☆☆☆
戦に向かうかのような勇ましい主題。
戦の間の休憩中の踊りを表しているかのような勇ましい中に諧謔的な感じのある跳ねた雰囲気となる。
勇ましい主題の後、間の多い恐ろしげな地獄を模したような雰囲気となる。
段々と明るく前向きな勇ましとなっていく。
最後は鋭角的にスピード感を持って終わる。


初めは暗いが後半は段々と元気に明るくなっていく悪くはない曲。
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