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エウテュデモス [哲学 プラトン]


プラトン全集〈8〉 エウテュデモス プロタゴラス

プラトン全集〈8〉 エウテュデモス プロタゴラス

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/08/26
  • メディア: 単行本



この巻は恐らく、ソフィストがテーマになっているもの。
ソクラテスとクリトンという盟友ふたりが登場し、ソクラテスがソフィスト達と話をした時の様子を語り、その対話について、ソクラテスとクリトンが対話をするという入れ子構造のようなものになっている作品。

ソクラテスとクリトンの対話はそれなりに面白いのだが、ソクラテスとソフィストたちの対話はとにかく退屈。ソフィストたちの話が全て詭弁であり意味がわからない。

p.105
「クリトン、しかし君はどの職業においてもくだらぬ人々は多くて一文の値打ちもないが、しかし立派な人々は少なくて値打ちの尊いものだということを知らないか。」

というソクラテスの言葉が全て。

残念な作品だった。
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