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チャールダッシュの女王 [オペレッタ]


Emmerich Kalman: Die Csardasfurstin [DVD] [Import]

Emmerich Kalman: Die Csardasfurstin [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2006/10/09
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆

作曲:カールマン

数年前、ウィーン・フォルクスオーパーの来日公演でこの演目を観た。非常に素晴らしかったので、家でももう一度観たいと思いこのDVDを買った。

少しずつは観ていたもののじっくり観る機会がなく、今まで全幕を観ていなかったが、本日全幕観た。

覚えていた以上にセリフ部分が多く、やはり「オペラ」ではなく「オペレッタ」という感じだが、音楽は全体として明るく楽しく、ストーリーは結構しょうもないかんじでありながらも、それなりに楽しめた。
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海の絵 Op.37 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



メゾ・ソプラノと管弦楽のための曲。

第1曲 海の眠りの歌 Sea Slumber Song
★★★★★★☆☆☆☆
子守歌のような穏やかで静かで心落ち着く曲。最後good nightが連呼される。

第2曲 港にて(カプリ) In Haven (Capri)
★★★★★★☆☆☆☆
前曲に続いて穏やかで眠りに誘うかのような曲。

第3曲 海上での安息日の朝 Sabbath Morning at Sea
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかではあるが、半音階が混じり、若干不安げであったり、盛り上がる部分もある曲。最後は感動的に終わる。

第4曲 珊瑚礁のあるところ Where Corals Lie
★★★★★★☆☆☆☆
少し東洋風のミドルテンポの曲。ズッチャズッチャというリズムが面白い。

第5曲 泳ぐ人 The Swimmer
★★★★★☆☆☆☆☆
オペラ的なドラマティックな始まり。かなり激しく語るような雰囲気で歌われる。

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エニグマ変奏曲 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



主題
★★★★☆☆☆☆☆☆
どこからが始まりでどこが終わりかイマイチわからないもやっとした主題。

第一変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
妻に捧げられた?
少し哀愁漂う感じの変奏。最後は優美。

第二変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
友人のピアニストに捧げられた?
少し力強くスケルツォ楽章的な変奏。こ気味良いフレーズが積み重ねられる。

第三変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
アマチュア・パントマイマーに捧げられた?
ユーモラスで軽い感じの変奏。

第四変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
地主に捧げられた?
豪快で力強く短い変奏。

第五変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
マシュー・アーノルドの息子であるピアニストに捧げられた曲?
重厚感がある始まり。途中明るく軽い雰囲気と重々しい雰囲気が入り混じる。

第六変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
弟子に捧げた曲?
独奏ヴィオラの音色が綺麗。少し優美。

第七変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
建築家に捧げられた曲?
ティンパニーの激しい連打で始まる。嵐のような感じ。

第八変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆうじんののんびりした人に捧げられた曲?
優しく伸びやかでゆったりとした曲。

第九変奏
★★★★★★★☆☆☆
俗に「ニムロッド」と呼ばれる、友人に捧げた曲?
壮大な心落ち着く美しい旋律を持った曲。3分半くらいの短い曲だが、ドラマが詰まっている。

第十変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
間奏曲
ウィットに富んだ変奏。

第十一変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
友人の犬を描いた曲?
激しく始まる。トライアングルの音も聞こえる。

第十二変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
チェリストに捧げられた曲?
チェロのゆったりとした優美な旋律が綺麗。

第十三変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
ロマンツァ
優しく伸びやかな曲。

第十四変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
終曲
最後にふさわしく華やかで堂々とした曲。

主題が魅力的ではないので、全体的に普通。
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フロワサール Op.19 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
フロワサールとは中世の騎士らしい。
華やかな勇ましい雰囲気で始まり、すぐに牧歌的な感じになる。
勇ましい感じが戻ってきた後、伸びやかな雰囲気となる。
後半ドラマティックな雰囲気となり、いっとき静かになった後、壮大に盛り上がり終わる。

やはり雰囲気はコロコロ変わり楽しくはあるが、そこまで魅力的な作品ではない。
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コケイン(首都ロンドンにて) Op.40 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
交響曲の中間楽章のような、少し唐突な感じで始まる。ざわざわとした町の様子を表しているかのような感じ。
その後曲はなめらかになっていき、緑の多い公園、自然を表しているかのような雰囲気になる。
段々と威勢が良くなっていき元気なかんじなるが、再び静かな瞑想的な雰囲気となる。
再び威勢が良くなり、管楽器も鳴り響き少し軍隊的な雰囲気となる。
ファンファーレが鳴り響き、若干不穏な雰囲気となる。
なめらかに優美に曲は進んでいき、段々と盛り上がっていく。
一旦静かに瞑想するかのようになり、最後は壮大に盛り上がって終わる。

雰囲気がコロコロと変わり、楽しくはあるのだが、リヒャルト・シュトラウスの交響詩同様、そんなに魅力的な感じではない。
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ため息 Op.70 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
弦楽合奏とハープのための曲。
ハープの静かな前奏の後、美しく静かなメロディが弦楽によって奏でられる。深く瞑想的な作品。アンコールなどで奏でられたらとても綺麗で感動的な感じ。
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発情装置 [学術書]


発情装置 新版 (岩波現代文庫)

発情装置 新版 (岩波現代文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2015/11/28
  • メディア: 文庫



「性的に興奮する」という状態はどうやったら起こるのか、この世にアダルト作品のようなものが存在しなかったら、友人に色々と話を聞くことがなかったら、相手と肉体関係を持ちたいというような気持ちは生まれてくるのか、高校生だか大学生くらいからずっと考えてきた。

ただ、アダルト作品のようなものがなかった時代から人間は性行為を行ってきたし、本能的なものなのだからある程度は、自然と沸き起こってきて、自然と完結するものなのだろうと、何となく思ってきた。

しかしこうした私の疑問を、この本は解決してくれた。
あらすじにあるように、
「ヒトはなぜ欲情するのか? 本能や自然ではなく、そうさせる「文化装置」ゆえ」
私のうっすら感じた通りのことが、かなりわかりやすく・丁寧に説明されていた。

そして援助交際や売春なども、自分が感じてきた何となくある違和感を結構すっきり解決してくれた。大学生時代にこの本を読んでいたら、大学生時代に、もう少し人生変わっていたかもと思う本だった。

p.85
「この世の中は男の性欲にはおそろしく寛大で、男の性欲に寛大な女が受け入れられるのだ。」

かつて普通に見られた電車の中の、週刊誌のつり革広告や様々な性的事件に対する判決、政治家や有名人の女性蔑視的な発言に対する言動を見ていると本当にそうだなあ、と思う。


pp. 166~167
「しかし、いつまでもこのふしぜんあ「禁止」がつづくわけはないだろう。ふつうの少年と少女が、ふつうにセックスをする時代がすぐそこまできているのだ。彼らを「身体の成熟と心の発達のアンバランス」の状態においておくことで大人の被害者にするよりも、現実を認めて、彼らにまともなセックスや避妊の知識を教えてやること、そして、シングル・マザーに対する社会的差別をなくすこと、セックスをふくめた子どもの人権を認めること、などが求められているのである。」

至極真っ当で、私が日頃モヤっと思っていることをはっきりとこどばにしてもらった感じがする。


p.173
「恋愛病は近代人の病だ。娘も妻も「恋愛したい」と渇くように思い始めた時、彼らはやっと「個人」になったのだ。男も「愛されたい」とグラグラした思いを持ち始めた時、やっと男という役割を脱ぎ捨ててタダの「個人」になったのだ。ここから「愛されても、愛されなくても、私は私」への距離は、どのくらい遠いだろうか。そして自立した「個人」を求めたフェミニズムは、女を「恋愛」の方へ解き放つのだろうか。それとも「恋愛」から解き放つのだろうか?」

完全に、「恋愛」の方へ解き放ち、日本の「家父長制」に取り込まれてしまっている感がある・・・。
「愛されても、愛されなくても、私は私」というところへ行くのは、雑誌や様々なメディアを概観する限り、限りなく先の話のような気がする。


p.195
「これは、ルネ・ジラールの言う「欲望の三角系」に似ている。市民社会では「第三者の欲望」が対象のねうちを認めてくれるのでなければ、対象に価値が発生しないのだ。「どこがいいの?」「みんながいいと言うから」とおいうメカニズムである。こうして、美貌の価値は、ますます一般性の高いものーつまり集団が一致して認めるものになる。だから、定義上、美には個性なんて存在しないのである。」

「いいね」「インスタ映え」などSNS時代となりますますこの傾向は進んでいる気がする。

長年違和感があったものを、かなりスッキリ整理してくれる本であった。

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弦楽のためのエレジー Op.58 [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな、鎮魂歌のような曲。
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序奏とアレグロ [エルガー]


Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

Elgar: Orchestral Works, Cello Concerto, Sea Pictures, Dream of Gerontius (7CD: New Budget Box)

  • アーティスト: John Barbirolli
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2022/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」に似た悲劇的な始まり。その後悲劇性は残しながらも優しく高貴な雰囲気となり、しっとりと曲は進む。
恐らくアレグロ部なのだと思うのだが、突然勇ましいメロディが流れ、対位法的に弦が対話をしながら曲が進む。
最後へ向かってどんどん音も高まり、気分も高まり、壮大なフィナーレを迎える。
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