凛として弓を引く 青雲篇 [文学 日本 Modern]
弓道を描いた小説の第二巻。
第一巻、第二巻のようなタイトル付をしていないのが面白い。
近くの神社で見た弓道に心を惹かれ始め、その神社で行われている弓道会で学び、精神と技術を向上させていく主人公の高校一年生の一年間を描いた前作。
今作は、同じ高校に通う弓道会のメンバーと、廃部になってしまっていた弓道部を復活させ、自分たちで運営していく過程を描いた作品。
「かつて何故弓道部は廃部になってしまったのか?」という謎を負いながら、自分たちの練習スタイルを決めていき、お互いの心のズレや葛藤を乗り越えていく様を描いており、主人公も普通の女の子で、こういった小説にありがちな、あまりにも良い子でみんな好きになっちゃうよね、という感じでもないところが良い。
前巻の最後で進みそうだった乙矢君との恋があまり進展しなかったのがちょっと残念な感じだった。
2つの詩篇 [ホルスト]
The Collector's Edition: Gustav Holst
- アーティスト: Holst, G.
- 出版社/メーカー: Warner Classics
- 発売日: 2012/06/04
- メディア: CD
86番
★★★★★★☆☆☆☆
暗く沈んだ雰囲気の前走で始まり、静かに祈るかのように男性が美しいメロディを歌う。その後男性のソロと女性のソロ&女性合唱が、アカペラで静かに対話をするかのように歌う。弦楽器が静かに音を鳴らすと、アルトが劇的にメロディを歌い、最後は全員合唱となり弦楽器とも重なって盛り上がり、最後は静かに長調で終わる。
同じメロディが結構繰り返されるのでクセになる曲。