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スマホはどこまで脳を壊すか [その他 本]


スマホはどこまで脳を壊すか (朝日新書)

スマホはどこまで脳を壊すか (朝日新書)

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2023/02/13
  • メディア: Kindle版



著者は東北大学医学研究所で働いている方で、こういう本にありがちな主観的な感じではなく、実験などをしっかりと行い科学的に、スマホが脳に悪影響があることを述べた本。これだけ世に浸透し、民官揃ってスマホがなくては生きていけない世の中を作っているこの日本でスマホ無しで生きていくことは不可能に近いが、なるべく使わないようにすることを提唱した本。特に携帯電話含め、スマホはまだまだ新しい機器であり、今後これらが人間の脳にどのような影響を与え、健康被害が生まれるのかは未知数だ。(この本では認知症など、予想される数をしっかりと明示している)。

私は、自分も含め小学校に通うふたりの息子にまだスマホは持たせていないが、今後中学高校と進んでいく中、使用せざるを得なくなったとき、どのようなルール作りをするのか今から真剣に考えなければと思った。

p.187
「自分と他人は別の人間なので、相手の気持ちを完璧に理解することは難しいのです。そのため、決して自分の気遣いを過信してはいけません。少しでも相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性のあることはしないように、慎重すぎるくらいでちょうどいいのです。
 ~中略~
 私は、一生懸命に相手の気持ちを考えようとする、思いやりの心が何よりも尊いものだと思うのです。」

ただ一点デジタル・ネイティブ世代を1981年~1996年に生まれた人と言っている(p.207)のだが、インターネットの普及自体は1990年代後半なのだから(p.217)、その子達の学齢期に達するまでの時間を考慮に入れても、少なくとも1991年以降に生まれた世代じゃないとおかしい気がするのだが・・・。
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6つの小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. アンダンテ ロ短調 JS.91
★★★★★★★☆☆☆
チェロとピアノのための曲
伸びやかな田舎風メロディで始まる。ピアノが和音の連続で入ってきてドラマティックになるが、最後は静かに終わる。

2. アンダンティーノ J.S. 92
★★★★★★☆☆☆☆
チェロとピアノのための曲
ピアノが優しく少し悲しげな前奏を長めに弾く。チェロがこれまた少し悲しげな旋律を静かに奏でる。ピアノが再び入ってきてふたりの対話のような雰囲気になっていく。
段々と明るく英雄的な雰囲気になっていく。
再び暗く悲しげになり静かに終わる。

3. アンダンテ・モルト ロ短調 
★★★★★★☆☆☆☆
チェロとピアノのための曲
こちらも物悲しい旋律で始まる。全曲よりは内省的な感じで、ピアノも伴奏に徹している感じ。
感情がほとばしりでた後、シューベルト風のひなびた感じなり明るく終わる。

4. アンダンテ~アレグロ JS.31
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノ五重奏
悲壮感漂う弦の音で始まり、ピアノがさらに悲劇的な前奏を奏で、悲しみに満ちた主題が流れる。展開部は比較的穏やか。再び盛り上がりを見せ、ピアノが暴れまわる中、弦が少し明るめの旋律を奏でる。最後は鳥がさえずるように終わる。

5. カノン ト短調 JS.50
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンとチェロのための曲
宇宙を連想させる広がりのある曲

6. アンダンティーノ イ長調 JS.38
★★★★★☆☆☆☆☆
弦楽三重奏
穏やかな普通の曲。BGMには良さそう。
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3つの小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. レント 変ホ短調 JS.76
★★★★★★☆☆☆☆
チェロとピアノの曲
悲しくむせび泣くような曲。

2. モデラート ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
チェロ独奏曲
はねた感じののどかなメロディで始まる。
段々と優雅に悠々としてくる。バッハの無伴奏組曲を彷彿とさせる曲。

3. マズルカ ト短調
★★★★★★☆☆☆☆☆
チェロ独奏曲
結構おどろおどろしい舞曲
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主題と変奏 JS.136 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
チェロの独奏曲
バッハ風の厳しい前奏で始まる。
ピッチカートがなった後、ゆったりとした哀愁漂う主題が悠々と奏でられる。
第一変奏:結構細かい分散和音的な劇的な感じ
第二変奏:ゆっくりとした穏やかな感じ
第三変奏:劇的で情熱的な感じ
第四変奏:ゆるりとした平和な感じの少しコラール的な感じ
第五変奏:ミドルテンポの爽やかな感じ、段々と情熱を帯びてくる
第六変奏:上へ下へとメロディが揺れた後、混沌とした技工を誇示するかのような感じになる
第七変奏:激しく熱情的になった後、静かに消え入るように終わる

結構聴き応えのある大作
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