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西風放送局 [文学 日本 安房直子 な行]


日暮れの海の物語

日暮れの海の物語

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2023/09/22
  • メディア: 単行本



白ねずみ、黒ねずみ、灰色ねずみの三匹がコーラスグループを結成する。
自分たちの歌を放送局に売り込もうと相談するが、先に洋服を作ったほうがよい、ということになり、皆で洋服屋へ向かう。

裏通りの洋服屋で、「ラジオの音楽番組に出ることになっています」と嘘をついて、タキシードを作ってもらう。

10日ほど経ってタキシードを受け取りに行くと、ネクタイやカフスボタンまで揃えてくれてあった。

作ってもらった服を着ていざ放送局へ行くが相手にされない。三匹がトボトボ歩いていると、風がぴゅーと吹いてきて、目の前に長い男のかげがうつる。そして「よかったら、うちの放送局で歌いませんか」と言われる。放送局へ案内すると言われ、その男についていく。

場面変わって洋服屋。洋服屋はラジオのダイヤルを回していると聞き覚えのあるコーラスが・・・。
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La Traviata (椿姫) [オペラ イタリア ヴェルディ]


ヴェルディ:歌劇≪椿姫≫ [Blu-ray]

ヴェルディ:歌劇≪椿姫≫ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: Blu-ray



ストーリー:★★★★★★★★★☆
アリア  :★★★★★★★★★☆
音楽全体 :★★★★★★★★★☆

ヴェルディの18作目。

一番初めに観たヴェルディオペラ。ストーリも素晴らしいし、アリアも音楽も、そして無駄に長くないので、全く飽きずに観られるオペラの最高傑作。

第一幕は、「乾杯の歌」「花から花へ」などの超有名アリアがあり、パーティーの場面で使われる合唱もとにかく格好良く美しい。

第二幕は、アルフレード、ヴィオレッタ、アルフレードの父の三人の心理劇となっており、叙情的に始まり、情熱的になり、最後のパーティーの場面では盛り上がり、最後はヴィオレッタの美しいアリアで終わるという観ていて、劇として非常に面白い幕となっている。

第三幕は、ヴィオレッタが病に伏しており最後は死んでしまうということもあり、悲しげな雰囲気が支配しているが、こちらも美しいメロディが目白押し。

とにかく「カルメン」同様、美しいメロディが目白押しの傑作オペラ。

このDVDでヴィオレッタを歌うスヴェトラ・ヴァシレヴァも素晴らしいが、私が初めて観たDVDのアンジェラ・ゲオルギューも素晴らしい。




ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]

ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: DVD



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ピアノ五重奏曲 ト短調 JS. 159 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD




第一楽章 グラーヴェ~アレグロ
★★★★★★★☆☆☆
ピアノのトレモロで始まり、不気味なおどろおどろしいメロディが弦によって奏でられる。
不気味なメロディが今度はゆったりと奏でられ、深刻さが増してくる。段々と英雄的になっていき一度音楽が止まる。
展開部は穏やかで安らぎに満ちている。メロディも綺麗。
段々と悲劇性をおび、音楽も盛り上がりはじめの主題が混じってきて、最後は深刻な感じで終わる。

第二楽章 間奏曲、モデラート
★★★★★★★☆☆☆
ピッチカートの暖かな伴奏に乗って、軽やかで穏やかなメロディをピアノが奏でる。その後ピアノがアルペジオを奏で、それに乗って親しい対話のようなメロディを弦が奏でる。
中間部は少し情熱的。
最後は静かに終わる。

第三楽章 アンダンテ
★★★★★★★☆☆☆
不協和音の少し悲しげなピアノで始まる。弦が入ってきて悲劇性が増す。
少し行進曲風になり明るさが交じる。
ピアノが細かく動き出し幻想的な迷宮的な雰囲気となる。
再び行進曲風になり明るさが取り戻される。
段々と、穏やかに平和にゆったりとなっていき、最後は堂々と英雄的に終わる。
かなり聴き応えのある楽章。

第四楽章 スケルツォ、ヴィヴァチッシモ
★★★★★★★☆☆☆
すこしざわついた、浮ついた感じのある、若干混沌とした始まり。
段々と落ち着いてきてメランコリックなメロディが後半流れ出す。
最後はキラキラしたスピード感のあるメロディが回帰され終わる。

第五楽章 モデラート~ヴィヴァーチェ
★★★★★★★☆☆☆
重々しい、ラフマニノフのピアノ協奏曲の出だし部分を彷彿とさせる始まり。
段々とスピードを上げ、緊張感が増してくる。
英雄的で行進曲風にこの楽章でもなっていく。
再び緊張感が高まった後、壮大な音楽となっていく。
一度落ち着いた後、重々しい出だし部分が回帰される。
後半ピアノと弦の激しいやり取りが続き、最後は悲劇的に終わる。

作品番号が付されていないのがよくわからない、かなりの名曲。
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3つの小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD




1. アレグロ J.S. 25
★★★★★☆☆☆☆☆
吹奏楽のための曲
悲しげなファンファーレで始まる。
その後も悲しげな雰囲気は続くが、すこし雄大な感じ。

2. アンダンティーノとメヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
吹奏楽のための曲
若干エキゾチックな、哀愁漂うメロディがゆったりと流れて始まる。
優雅で爽快感のある行進曲風のメヌエット。
悪くはない曲。

3. ヴィヴァーチェ
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノ五重奏曲
鳥の囁きのような弦の音から始まり、ピアノも入ってきて森の中で動物や自然たちが語り合っている様子が描かれているような美しい音楽が展開される。
展開部は堂々とした英雄的な雰囲気となる。
最後はピアノが軽やかに動き回り、弦もお互いささやきあい、静かに終わる。

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