SSブログ

 [文学 日本 安房直子 た行]


風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)

風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 単行本



ある町に腕の良い耳のお医者さんがいた。
ある日、大体診療が終わりゆっくりしていたところ、少女が駆け込んできて、耳にものが入ったから取り出してくれと頼まれる。何が入ったのか聞いたところ少女は「ひみつ」と答える。

少女はボート小屋で働いていた。ある日時間が過ぎても帰ってこないボートがあり、ずっと待っていると若い男の子がボートに乗って帰ってくる。色々と話すうちに二人は仲良くなる。

そのうち、ボートに乗って二人で遠くへ行ってしまおうという話になるが、少年の母親が許そうとしない。しかしその母親は実は本当の母親ではなく魔女だった。ある日魔女の家にやってきたカモメがあまり綺麗だったので家で飼うことに。しかしメスのカモメがしつこく捕まっているオスのかカモメを救い出そうと外で鳴き続ける。うるさく思った魔女は赤い実を飲ませオスのカモメを人間にしてしまう。その実をメスのカモメもついばむ。

魔女は、自分がカモメを人間にした話をし、また人間の女の子に取られてしまうくらいならカモメに戻してしまおうとしている、と女の子に告げる。今日中に伝えられた秘密を耳の中から取り出さない限り、男の子は人間に戻れない、と告げられ、急いで女の子はこの耳の医者のところにやってきたのだという。

お医者さんはいろいろ試すがうまくいかない。がっかりして帰っていく女の子。しかしお医者さんはこの女の子が実はあのメスのかもめだったことに気がつきそのことを女の子に伝えに必死で走って追いかける。

結構恐ろしい話なのだが、女の子の一途な想いが心をうつ。
nice!(0)  コメント(0) 

カレリア J.S.115 [シベリウス 劇音楽]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



ウィーブリ地区教育援助のための採点と抽選会のための情景音楽 らしい
序曲
★★★★★★★☆☆☆
シベリウスらしい伸びやかな美しい音楽。
3分を過ぎたあたりから、op.11カレリア組曲で使用される、元気で伸びやかな行進曲が流れる。最後、少し物悲しく壮大な雰囲気となり終わる。

タブロー1
★★★★★★☆☆☆☆
平和な穏やかな音楽が流れる。自然の神々を称える民謡風の音楽となる。ずっと聴いていると結構クセになる曲。

タブロー2
★★★★★★☆☆☆☆
朝焼けをイメージさせる伸びやかで爽やかな始まり。若干悲劇的な雰囲気を挟みながら、弦が盛り上げていく。最後はゆったりと荘厳に終わる。

タブロー3
○アレグロ
★★★★★★☆☆☆☆
まさにつなぎの曲という感じの勇ましい英雄的な曲。

○間奏曲
★★★★★★★★☆☆
後に「カレリア組曲」でも使われる格好良い行進曲風の曲。

タブロー4
★★★★★★★☆☆☆
後に「カレリア組曲」のバラードとして使われる物悲しい美しいメロディで始まる。
色々なものに向けて、「お前は私を待っている」と歌う民謡風の歌曲が後半流れる。。

タブロー5
○モデラート、マ・ノン・レント
★★★★★★☆☆☆☆
ティンパニーの物々しい音で始まり、嵐の前触れのような音楽が流れる。ファンファーレ風の音楽が流れ、不穏な空気と明るい空気が入り混じる。最後は物悲しく終わる。

○間奏曲 古い動機による行進曲
★★★★★★★★☆☆
カレリア組曲でもそのまま使用されている曲。組曲バージョンよりも迫力がある気がする。

タブロー6
★★★★★★☆☆☆☆
力強く躍動感のある始まり。期待感に満ちている。段々と暗さをおび、そのまま暗く終わる。

タブロー7
○アンダンテ・マ・ノン・トロッポ・レント
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しげな静かな旋律で始まる。段々と不安感が増していく。段々と盛り上がって行きアタッカで最終曲へ。

○ヴィヴァーチェ・モルト
★★★★★★☆☆☆☆
堂々した最後にふさわしい曲。

「カレリア組曲」を聴きなれているせいか、馴染みのメロディも多くかなり楽しめた。普通に良い曲だと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

バレエの情景 JS.163 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ほの暗い感じでもやっと始まる。管楽器が物悲しいメロディを静かに奏でる。
その後弦楽器が暗く悲しいメロディを引き継ぐ。カスタネットっぽい音も鳴り緊張感がある。
ところどころ明るくなる部分もあるが、基本悲しげ。
大河ドラマのオープニングテーマ曲っぽい。
nice!(0)  コメント(0)