赤と黒 下 [文学 フランス]
レーナル夫人と涙の別れをし、パリのラ・モール公爵家で秘書として働くことになったジュリヤン。初めのうちはラ・モール家に集まってくる貴族や皇族、ラ・モール家の息子や娘のスノップ的な感覚に嫌悪感を抱いていた。しかししばらくして色々なことに慣れてくると、ラ・モール家の一人娘マチルドと仲が良くなり始め、お互いがお互いを意識しだし、いろいろあった後遂に結ばれる。その後・・・。
ジュリヤンやマチルドのウジウジと一人でいろいろなことを考える描写があまりに長く、しかもあまり応援したくなるような恋でもなく正直あまりの長さにうんざりした。最後になって物語が結構急展開しだしてからは段々と面白くなり、レーナル夫人が再登場してからは結構面白くなっていくのだが、やはり最後まで面白くはなりきらない。
野心に燃える主人公ジュリヤンとよくあらすじなどでは見かけるが、全然野心に萌えている感じもなく、最後まで理解できない人間性であまり入り込めなかった。
世間の評判ほどは面白くなかった。やはりフランス文学はあまり肌に合わないのかもしれない。
3つの小品 [シベリウス ピアノ曲]
シベリウス完全全集 その10 ピアノ曲Vol.2 (The Sibelius Edition : Piano Music II) (5CD)
- 出版社/メーカー: BIS
- 発売日: 2010/04/12
- メディア: CD
01.マンドリナート JS.123
★★★★★☆☆☆☆☆
軽やかな曲。人形が踊っているような感じの曲。
02.アンダンティーノ JS. 201
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげなメロディながら淡々と始まる。段々と流麗になっていく。
03.コン・パッショーネ JS. 53
★★★★★☆☆☆☆☆
堂々とした曲。