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二つのワルツ Op.96より [シベリウス ピアノ曲]





1.叙情的なワルツ
★★★★★★★★★☆
軽やかで高貴で美しいワルツで始まる。中間部は何と、あのピアノ曲の名曲Op.75-5「樅の木」が挿入され、再び高貴なワルツに戻り終わる。最高に美しい曲。

2.騎士のワルツ
★★★★★★★☆☆☆
堂々とした期待感に満ちた前奏の後、力強いワルツとなる。

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「嵐」 Op.109より [シベリウス ピアノ曲]





1.エピソード:ミランダ
★★★★★★★★☆☆
哀愁漂う美しいメロディ。ピアノ深い音に非常に合っている曲。1分強と短い曲だが非常に美しい佳曲。

2.森の精の踊り
★★★★★★☆☆☆☆
軽やかな曲。中間部の少し暗い感じも良い。この曲もピアノに非常に合っている。

3.情景
★★★★★☆☆☆☆☆
綺麗ではあるがよくわからない。何かの情景なんだろう。
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木になった亜沙 [文学 日本 今村夏子]


木になった亜沙 (文春文庫)

木になった亜沙 (文春文庫)

  • 作者: 今村 夏子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/04/05
  • メディア: 文庫




1.木になった亜沙
2.的になった七未
3.ある夜の思い出

どれも現実と空想(ファンタジー)が入り混じった作品。前も書いたが、そう言う意味では小川洋子作品と似ている。

1は、自分が食べ物を誰かにあげようとすると誰にももらってもらえない(それが給食当番であっても)亜沙という女の子の話。段々といじめに発展し、最後は木になってしまいそこから作られた割り箸になってようやく人に自分のあげた食べ物を食べてもらえるようになる話。最後は暖かく終わるのかと思いきや大どんでん返し。

2は、小さい頃からものを自分に向かって投げられても何故か当たらない話。結構ハチャメチャなストーリーでそんなことはないだろうの連続。そのうち自分が逃げているから当たらないのだと思うようになり、今度は当ててもらおうと望むようになる。自分で自分にものを当てるようになり、精神的に病んだ人と思われ医者のところに連れて行かれその医者に・・・。
結構暗く痛ましい話なのだがどこかユーモラス。

3は、いつもゴロゴロ寝そべってばかりいる女の子の話で、ある日父親に説教され家を飛び出し、町をさまよい歩いているところをある男性に見つけられ家へと誘われそこで結婚の約束をする話。一度父親に了解を得なきゃ、と帰る途中で事故に遭い・・・。
これも何が現実で何が夢なのかよくわからない話。

正直どれももう一歩だった。次は芥川賞受賞作『むらさきのスカートの女』を読む予定。
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5つの歌 [シベリウス 合唱曲]


The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

  • 出版社/メーカー: BIS
  • 発売日: 2007/12/31
  • メディア: CD



男性合唱曲
1. 止めよ、急流よ、汝の泡立ちを JS. 94
★★★★★☆☆☆☆☆
「カレワラ」から取った曲。厳かな雰囲気。若干緊張感もある。

2. 讃歌 苦難の中の御子 Op.21
★★★★★☆☆☆☆☆
灼熱の太陽の中生まれた、と初めにあるので、イエスを歌った曲ではない?
とにかく聖者の苦難を嘆く歌。
綺麗なメロディではあるが、ゆったりとしており長いので若干飽きる。

3. 月明かりの中で JS.114
★★★★★☆☆☆☆☆
月明かりの中で物思いに沈む愛する人がいることを語る歌。暗く悲しげ。

4. アテネ人の歌 Op.31-3
★★★★★★★☆☆☆
ピアノとハルミニウム伴奏の児童と男声合唱曲。やっぱり良い曲。堂々とした感じがよく出ていて児童の声が重なるとやはり感動的。

5. サンデルス Op.28
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノ伴奏曲。
サンデルスという人物のことが語られる曲。彼が戦いに出て相手を打ち破る曲?
初めは静かに語るように始まる。段々と盛り上がり、激しく堂々となっていく。
一旦静かに不安げになった後、不安を煽るような激しい音楽となる。
最後は勝利感に満ちた感動的な音楽となり終わる。
10分近い壮大なバラード

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6つの歌 Op.18 [シベリウス 合唱曲]


The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

The Sibelius Edition, Vol. 3: Voice & Orchestra

  • 出版社/メーカー: BIS
  • 発売日: 2007/12/31
  • メディア: CD



男性合唱曲
1. そこなわれた声
★★★★★★☆☆☆☆
奪われてしまった声を嘆く歌。静かに語られる。

2. ようこそ、月よ
★★★★☆☆☆☆☆
「カレワラ」から取った曲。月と太陽を対比的に歌った曲。不安定な感じ。

3. 船の旅
★★★★★★☆☆☆☆
「カレワラ」から取った曲。年寄りのヴァイナモイネンが海へと旅立つ歌。
力強いメロディで心に残る。

4. 島の火
★★★★★☆☆☆☆☆
島の火を遠くから見る曲。不思議な雰囲気の曲。

5. 木こりの歌
★★★★★☆☆☆☆☆
木こりが人生の楽しみを歌う曲。楽しげ。

6. 我が心の歌
★★★★★★★☆☆☆
平和を希求する曲。荘厳で非常に美しいメロディを持った静かで穏やかな曲。
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恋する者 Op.160a [シベリウス 合唱曲]





評価
★★★★★★☆☆☆☆
無伴奏男声合唱の曲
静かに囁きかけるような合唱で始まる。 愛する人を求める歌
一旦音楽が止まり牧歌的な歌が流れる。 かつての愛する人を回想する歌
その後力強い歌となる。        愛する人を踊りに誘う歌
テノール独唱が伸びやかに入ってくる。 キスしに来てと求める歌
最後は静かに悲しげに終わる。    別れの歌

曲調が次々に変わる。
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