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分別と多感 [映画 ジェイン・オースティン]





最近ジェイン・オースティンの映像作品をよく観ており、久しぶりにこの作品も観てみた。
何故か、三女のマーガレットが登場しないと思っていたのだが、結構登場しており、しかも結構活躍している。

映画「いつか晴れた日に」よりも数十分長く、色々な場面が丁寧に描かれている。主役の二人の演技も非常にうまく、しかも美しい。色々な性格の悪い男女が出てくるが、皆嫌な奴っぷりが発揮されていてとても良い。

「いつか晴れた日に」の方が良いと思っていたが、こちらの作品もかなり良い。

エリノアとエドワーズ、自分の感情を押し殺しながら誠実に生きる姿が美しすぎる。
かなりの名作。
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むらさきのスカートの女 [文学 日本 今村夏子]


むらさきのスカートの女 (朝日文庫)

むらさきのスカートの女 (朝日文庫)

  • 作者: 今村 夏子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2022/06/07
  • メディア: Kindle版



目立たない少し汚い格好をした少しミステリアスな女性、通称「むらさきのスカートの女」が、自称「黄色いカーディガンの女」の裏からの手助けで、職を見つけ、そこで仕事に真面目に取り組むうちに、段々と悪いことをするようになり、不倫までして、最後は・・・。

という話。語り手がいったい誰なのか、何故こんなにむらさきのスカートの女のことを知っているのか、こんなに気になっているのか、などミステリーの要素も若干含んだ作品。

初めはほのぼのとした感じなのが、段々と緊張感を増していくあたりが、この作家らしい。

一応芥川賞受賞作だが、そこまで私は惹かれなかった。

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