分別と多感 [映画 ジェイン・オースティン]
分別と多感 ジェイン・オースティン原作 豪華コレクターズデザインケース仕様 【日本語吹替/日本語・英語字幕収録】 [DVD]
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: DVD
最近ジェイン・オースティンの映像作品をよく観ており、久しぶりにこの作品も観てみた。
何故か、三女のマーガレットが登場しないと思っていたのだが、結構登場しており、しかも結構活躍している。
映画「いつか晴れた日に」よりも数十分長く、色々な場面が丁寧に描かれている。主役の二人の演技も非常にうまく、しかも美しい。色々な性格の悪い男女が出てくるが、皆嫌な奴っぷりが発揮されていてとても良い。
「いつか晴れた日に」の方が良いと思っていたが、こちらの作品もかなり良い。
エリノアとエドワーズ、自分の感情を押し殺しながら誠実に生きる姿が美しすぎる。
かなりの名作。
むらさきのスカートの女 [文学 日本 今村夏子]
目立たない少し汚い格好をした少しミステリアスな女性、通称「むらさきのスカートの女」が、自称「黄色いカーディガンの女」の裏からの手助けで、職を見つけ、そこで仕事に真面目に取り組むうちに、段々と悪いことをするようになり、不倫までして、最後は・・・。
という話。語り手がいったい誰なのか、何故こんなにむらさきのスカートの女のことを知っているのか、こんなに気になっているのか、などミステリーの要素も若干含んだ作品。
初めはほのぼのとした感じなのが、段々と緊張感を増していくあたりが、この作家らしい。
一応芥川賞受賞作だが、そこまで私は惹かれなかった。