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ピレボス [哲学 プラトン]


プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: 単行本



この世の中で最も「善」なるものは何か、ということに関する議論。

ピレボス は、「快楽」である と主張し
ソクラテスは、「知性」である と主張する。

議論を聞いている若いプロタルコスはピレボスの意見に賛成しているため、若いプロタルコスを相手にソクラテスが、「善」なるものに近いのは「知性」の方であると意見を変えさせていく。

はじめに、「善」に最も近いものである一等賞は、ここではなかなか見つけられないので、二等賞を決めようという話になる。一等賞は「イデア」ということか?

そして、「正しい思いなし」「間違った思いなし」という話になり、快楽にも「正しい快楽」と「悪い快楽」がある話とかになり、「善」に近いものは、「度を越していないか」「適度か」などの観点で言っても「快楽」ではなく「知性」であるし、最大の「快楽」とみなされる「男女の交わり」に関しても、人々はそこに滑稽なもの、醜悪きわまるものが付随するのを目にし、そのようなことを夜にふりむけること自体が、光が見てはならないものだ、と判断し、これおを退ける。

結局、「真善美」「真実性」に近いのは、「知性」であるとして議論は終わる。

正直、年齢のせいなのか、こうした文章を読むのがかなり億劫になってきた。最近疲れているせいなのかもしれないが・・・。

とにかく議論の流れを追うことするしんどかった。
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