モリエール 恋こそ喜劇 [映画 モリエール]
一時期、いろいろな国の有名な戯曲にはまって色々読んでいた。
イギリスのシェイクスピアの全37作品
ドイツのブレヒトの戯曲全集、ヴェーテキント作品、レッシング作品、
そしてフランスといえばモリエール、当時岩波文庫で彼の戯曲作品が一挙にボックスセットで売り出されたこともあり、全9冊のボックスセットを購入し読みあさった。ちょうど読み終わって、モリエールの戯曲DVDも見終わったところで、このDVDが発売され早速購入。非常に美しい映像と面白いストーリーだったのは覚えているが、細部を忘れてしまっていたので、もう一度観たいとずっと思っていた作品。
今回10年ぶりくらいに観た。
全く古びた感じはせず、とても面白かった。
モリエールが売れる前の空白の時間を描いた作品らしく『恋に落ちたシェイクスピア』同様フィクションらしいが、全くフィクションとは感じられないくらい、のちのちのモリエール作品につながる仕掛けが多くなされており、本当に面白い。ヒロインのラウラ・モランテはイタリア人らしいがとても綺麗なフランス語(だと思う。よくわからないが・・・)で、しかも容姿も凛として美しく観ていて惚れぼれしてしまった。
モリエールへの入口としておすすめしたい映画だ。
ヴァイオリン・ソナタ 第二番 ニ長調 Op.94bis [プロコフィエフ 器楽曲]
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2004/03/03
- メディア: CD
もともとはフルート・ソナタ。
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
信じられないくらい優しく暖かな旋律で始まる。第二主題は少し先鋭的でスタッカート気味。ファンファーレのような音が鳴り、広がりのあるそれなりに美しいメロディが流れる展開部となる。第一主題と第二主題が回帰され終わる。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
軽快に始まる。中間部はすこし叙情的。最後は軽快に戻って終わる。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
少し暗めの叙情的な音楽。ピアノの淡々とした和音とキラキラした音が綺麗。何となく不安げに終わる。
第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
諧謔的に元気にはねた感じで始まる。「ピーターと狼」を彷彿とさせる。
叙情的な旋律を挟み諧謔的なメロディに戻る。
叙情的で内省的な旋律の後、再び諧謔的なメロディが登場し、圧倒的なフィナーレを迎え終わる。
悪くはないがわざわざ聴きたい曲でもない。