歴史ゴーストバスターズ⑥ [文学 日本 児童書]
歴史ゴーストバスターズ(6): 消えてくれるな、コオリくん! (ポプラキミノベル あー 03ー06)
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2023/08/08
- メディア: 新書
今回は、ナナシというお化けのようなものに狙われている主人公和子をかくまっている狐屋と、そのライバル家の狸原家の対決の話。お家騒動と共に最後は感動的な和解があり、とても面白かった。
封神演義 下 [文学 その他]
ついに読み終わった。姜子牙率いる武王軍は、ついに紂王率いる城へと向かう。そこに至るまで色々な戦いをするのだが、この巻はその戦いがメインでやっぱり戦いの場面はつまらない。しかも中巻と違い、人がどんどん死んでいく。この辺はガンガン読み飛ばした。
最後いよいよ紂王と対決という場面で、紂王を惑わしていた三人の妖怪たちが自分たちが何とか生き残ろうと画策する場面は読んでいて楽しかったがあとは・・・。
正直かなりつまらなかった。『イリアス』と同じで、初めから運命が決められているなら勝手に仙人たちで戦えば良いし、人々の内面を描いているような場面も少なく退屈・・・。
長い時間かけて読むほどのものではないと思う。
オリエンタリズム 上 [学術書]
ずっと読まねば、と思ってはいたが長そうだし難しそうだし疲れそうだしということで敬遠していた本。
高3の英語のテキストでこのテーマを扱った文章が出てきて、昨年扱ったので、今年は少し読んでおこうと思い購入。
一般的に言われている通りのことがひたすらつらつらと書かれている本だった。
p.226
「オリエンタリズムとは、西洋が東洋の上に投げかけた一種の投影図であり、東洋を支配しようとする西洋の意思表明である」
この言葉が全てな気がする。サイードは、西洋で書かれた本は、オリエントをそのまま描いたものはない、とこの本の中で繰り返し言うのだが、はじめはなるほど、と思いながら読んでいたが、すべての本は、その作者のフィルターを通して何かを描いた本であり、なにかをそのまま描くということ自体が無理なのではないか、と思い始めた。
せっかくここまで読んだので、とりあえず下巻まで読みきろうと思う。
ヴァイオリン・ソナタ 第一番 ヘ短調 Op.80 [プロコフィエフ 器楽曲]
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2004/03/03
- メディア: CD
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
低音のピアノ前奏で始まり、ヴァイオリンが静かに暗く入ってくる。第二主題は少し叙情的でメロディアス。鐘の音がピアノによって奏でられ、ヴァイオリンが縦横無尽に静かに暴れまわる。この展開部?は少し綺麗で幻想的。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい打撃音による対話で始まり、ヴァイオリンが情熱的なメロディを奏でる。
再び低音による打撃が始まり、行進曲風になる。
その後も激しい対話が繰り返され先鋭的に終わる。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノの美しく幻想的なトレモロで始まり、ヴァイオリンが同じ雰囲気のまま若干浮遊感のあるメロディを奏でる。だんだんと呻くような悲しげな旋律へと変化していき、さらにしずかに内省的になっていく。最後は優しく終わる。
第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく情熱的に始まる。ピッチカートで雰囲気が変わり、少し伸びやかに素朴なメロディが流れる。再びピッチカートとなり、激しく情熱的になる。だんだんとスピードが落ち緩やかになっていく。再びピッチカートの音がなり、一層静かになり鐘の音が遠くで鳴り始めヴァイオリンが静かに縦横無尽に動き回り、最後は静かに静かに穏やかに終わる。