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アラベラ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》 [DVD]

R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆

アラベラという婚期まっさかりの美女の姉と、お金がなく舞踏会デビューさせられないからと男として育てられた妹ズデンカの物語。

ズデンカが好きなのは、アラベラが好きなマッテオ。マッテオは男装したズデンカを親友だと思っている。この三角関係に、ハンガリーの大地主で大金持のマンドリーカが加わる。ズデンカとマンドリーカはお互いを愛するようになり、婚約するが、想いを打ちきれないマッテオ。ズデンカは姉と見せかけ彼と一夜を共にする。

シェイクスピアの『十二夜』『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』をごちゃまぜにしたようなストーリーでくだらないといえばくだらないが、それなりに見ていて楽しめる。

第一幕は、アラベラとズデンカが主役の家の中での対話劇のような感じで、明るく楽しげな音楽が多い。
第二幕は、パーティーの場面で、婚約もなされる場面で、高貴で楽しい音楽と優美な音楽が流れる。最後は少し暗くなる。
第三幕は、ズデンカのせいで皆が疑心暗鬼になっている場面で結構暗く重い曲が多い。

すごく目立ったアリアはないが、全体的に美しく聴きやすい音楽がずっとなっており、綺麗なフランス・オペラを彷彿とさせるオペラ。

悪くはない。

特にこのDVDの歌い手たちはそれぞれの役柄にぴったりで、特に主役のキリテ・カナワがとてもアラベラにぴったりで気品があり美しくよい。

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ピアノ協奏曲 第四番 変ロ長調 Op.53 [プロコフィエフ 協奏曲]


プロコフィエフ:P協奏曲全集

プロコフィエフ:P協奏曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/03/01
  • メディア: CD



左手のためのピアノ協奏曲

第一楽章 Vivace
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ポンという弦の音?と共に、ピアノが元気に暴れまわって始まる。ひたすら追いかけっこをしているような感じ。途中、不協和音がひたすら鳴り続ける。

第二楽章 Andante
★★★★☆☆☆☆☆☆
若干ロマンティックで郷愁を誘うようなメロディっぽいがもう一歩のところでスカッと何かを抜かれる感じがひたすら続く。中間部優美なヴァイオリンが鳴った後、すこし激しいピアノとなる。重苦しい雰囲気となり悲しげな感じが流れる。最後はフルートの美しい音色で終わる。10分を超える長い楽章。

第三楽章 Moderato
★★★☆☆☆☆☆☆☆
激しいショスタコーヴィチの交響曲のような始まり。ピアノが物悲しいメロディを静かに奏でる。
その後諧謔的な雰囲気となり、管楽器、ピアノ、弦楽器がバトルのようにメロディを弾きあう。
少し静かに内省的な音楽がしばらく続く。
再び、元気に諧謔的に戻り、最後は力強く終わる。

第四楽章 Vivace
★★★☆☆☆☆☆☆☆
無窮動的な数分の曲。

正直つまらない。

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ピアノ協奏曲 第三番 ハ長調 Op.26 [プロコフィエフ 協奏曲]


プロコフィエフ:P協奏曲全集

プロコフィエフ:P協奏曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/03/01
  • メディア: CD



第一楽章 Andante - Allegro
★★★★★★★☆☆☆
静かな管楽器の単音で始まる。夜明けを告げるかのような優美でなめらかな旋律の後、ピアノが一気に目覚め動き出すかのような第一主題を奏でる。第二主題は行進曲風で淡々と進んでいく。優美で優しい前奏のメロディが流れた後、静かな内省的な展開部となる。活気が戻り第一主題、第二主題が回帰され堂々と終わる。

第二楽章 Tema con variazioni : Andantino
★★★★★★☆☆☆☆
交響曲のスケルツォ楽章のようなミドルテンポの始まり。ピアノがロマンティックに入ってくる。少し「星に願いを」っぽいメロディ。段々と盛り上がって行きお祭り騒ぎとなり混沌としてくる。
一旦収まり、中間部は不穏な雰囲気の夜の音楽となる。
後半再び盛り上がる。最後突然壮大な感じになり終わる。
一応変奏曲らしいが、よくわからない。

第三楽章 Allegro, ma non troppo
★★★★★☆☆☆☆☆
深刻そうなメロディをオケとピアノが対話風に奏でる。
一旦優美なメロディが流れた後、静かな内省的な音楽となる。
ロマンティックなメロディが流れた後、混沌としていき力強く終わる。

第一楽章は悪くない。
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