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封神演義 中 [文学 その他]


封神演義(中) (講談社文庫)

封神演義(中) (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/29
  • メディア: Kindle版



『封神演義』中巻を読み終わった。
商の王、紂王は狐が化けた妻にそそのかされ堕落していき悪政を敷くばかり。上巻はその悪政をひたすら描いている感じであったが、中間はそれに対して、仙人界も易姓革命の時代が来たと、天才軍師姜子牙を人間界に送り込み、新しい周の時代の王となる武王のもとへ送り込む。

この武王が中央の紂王から送られてくる様々な軍をことごとく破っていく西岐での戦いをひたすら描いたもの。色々な武将が出てきて面白くはあるのだが、やはり私はこういった戦いの場面にほとんど興味がない。誰がどう戦おうが、どのように勝とうがどうでも良いのだ。

ということで結構飛ばし読みになった巻ではあるが、少しは人間関係も描かれておりそれなりには楽しんだ。最後下巻はどのような展開になるのか、楽しみだ。
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ピアノ協奏曲第五番 ヘ長調 Op.103 エジプト風 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

  • アーティスト: パスカル・ロジェ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
のどかな管楽器の音と弦楽器のピッチカートで始まり、愛らしい可憐なピアノの音が流れてくる。田園的で平和な雰囲気がしばらく続く。少し不穏な雰囲気となり悲しげな第二主題となる。主題が繰り返された後、迷宮に入りこんだように様々なメロディがひたすら流れる。
きれいだが若干散漫。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
劇的で少しエキゾチックな感じで始まる。ピアノが初めから暴れまわる。少し落ち着いた後エキゾチックなメロディをリズムカルに奏でる。その後は少し落ち着いた感じで蛇でも出てきそうな雰囲気となる。中間部はロマンティックな感じとなるが、段々とエキゾチックな感じが現れ始める。最後は不穏な変な煙が出てきそうな感じとなり、段々とエキゾチックに盛り上がっていく。最後は静かに終わる。
まさにエジプト風楽書。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
プロコフィエフ風の諧謔的でリズム軽なメロディを軽快にピアノがソロで弾き始める。オケがそっと入ってくる。主題を軽快にオケが奏でる。第二主題は壮大で爽快感がある。段々と深刻さを増していくが、最後は主題が回帰され元気に終わる。

有名曲だがもう一歩。
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ピアノ協奏曲第四番 ハ短調 Op.44 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

  • アーティスト: パスカル・ロジェ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD




第一楽章
第一部
★★★★★★★☆☆☆
弦の静かな対話風の始まり。同じメロディをピアノが静かに穏やかに奏でる。その後も自分に問いかけるような悲しげな旋律がオケとピアノで変奏曲風に順々にひたすら奏でられる。流れるような経過部を経て第二部となる。
第二部
★★★★★★★☆☆☆
牧歌的な前奏を管楽器が奏で、それにピアノが流麗に妖精のように応える。美しい曲全体を貫く主題が管楽器により奏でられた後、内省的なピアノのソロとなる。主題と内省的な主題が繰り返されながら静かに曲は進む。キラキラとしたピアノが流れた後、最後は穏やかにピアノがメロディを奏で静かに終わる。

第二楽章
第一部
★★★★★★★☆☆☆
弦の短いピッチカートの後、軽快だが少し諧謔的なメロディをピアノが奏でて始まる。少しショパンの練習曲風のメロディが面白い。フーガの主題のようなテーマが流れひたすら同じメロディが流れ続ける。

第二部
★★★★★★★☆☆☆
一楽章の第二部で現れた曲全体を貫く主題が静かに管楽器により提示された後、ピアノが内省的なメロディをゆったりと静かに奏でる。段々と不穏さが増して行き劇的になっていく。曲は明るくなっていき、ファンファーレがなった後第三部へ入る。

第三部
★★★★★★★★☆☆
ピアノが感動的に主題を奏でそれにオケが応える。堂々とした雰囲気で、変奏曲風にひたすら主題が奏でられ続ける。派手で軽快なピアノのパッセージの後、勇壮な雰囲気となり堂々と終わる。

同じメロディがずっと出てくるので結構クセになる曲。

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