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Songs From "Friday afternoons" Op.7 [ブリテン 合唱曲]

1. Begone, Dull Care!
★★★★★★☆☆☆☆
元気なピアノ伴奏に乗って、子どもたちが楽しげに歌う。

2. A Tragic Story
★★★★★★☆☆☆☆
しっとりとした若干暗さを持った曲。題名通りの曲か。ピアノのためらいがちな伴奏も良い。段々とスピードが上がっていく。

3. Cuckoo!
★★★★★★☆☆☆☆
ひたすら「カッコウ」と言っている人と、息の長い旋律を歌う人がいる。面白い曲。

4. A New Years Carol
★★★★★★☆☆☆☆
懐かしく暖かい感じのしっとりとした曲。

5. I mun be Married on Sunday
★★★★★★☆☆☆☆
早口言葉のようなスピード感のある行進曲風の曲。途中の部分でピアノが繊細になるのが綺麗。

6. There Was A man of Newington
★★★★★☆☆☆☆☆
元気な跳ねるような曲。30秒程度の曲。

7. Fishing Song
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとしたたゆたうような伴奏に乗って、流れるような美しい旋律が歌われる。

8. The Useful Plough
★★★★★★☆☆☆☆
荘厳な感じの結婚式で使われても良いような美しいメロディの曲。

9. Jazz-Man
★★★★★☆☆☆☆☆
劇的な前奏の後、明るく前向きな合唱となる。1分にみたない曲。

10. There was a Monkey
★★★★★★☆☆☆☆
跳ねた感じの明るい前奏で始まり、愛らしいメロディが歌われる。

11. Old Abram Brown
★★★★★★☆☆☆☆
重い前奏で始まり、秘密話をするような語りのような合唱となる。段々と対位法的な声をずらした合唱となる。

12. Ee-Oh
★★★★★★☆☆☆☆
広がりのある、壮大な雰囲気の美しい合唱曲。

全体的に愛らしい曲が多く、悪くない曲集。
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The Holy and the Ivy [ブリテン 合唱曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆
「ひいらぎとつたは」というクリスマス・キャロルをブリテンが合唱曲に編曲したらしい。
心和む美しいメロディに分厚いコーラスが重なり悪くない。
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A Ceremony of Carols キャロルの祭典 Op.28 [ブリテン 合唱曲]

1. 入堂 Procession
★★★★★★☆☆☆☆
楽しげな児童合唱で始まる。最後はハレルヤ合唱。

2. 主の降誕を歓迎! Wolcum Yole!
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの音が鳴り響き、明るく幸福感に満ちた美しい合唱となる。対位法が活かされた合唱とハープの音が絡み合う美しい曲。

3. そのようなバラはない There is no Rose
★★★★★☆☆☆☆☆
Ding Dongというようなハープの厳かな音に乗り、児童合唱が静かにハレルヤ、グロリア・インエクセルシスを歌う。

4. あの幼児が That yonge child
★★★★★☆☆☆☆☆
少し暗く悲しげなメロディをソロが、東洋風のハープの音色と共に歌われる。

5. 子守り歌 Balulalow
★★★★★☆☆☆☆☆
暗めの曲。最後は明るく終わる。

6. 四月の露のように As dew in Aprile
★★★★★★☆☆☆☆
清廉な雰囲気の楽しげな合唱曲。

7. この赤子が This little Babe
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの和音による速い伴奏に乗って、少し性急な感じのメロディが歌われる。

8. 間奏曲 Interlude - ハープ独奏
★★★★★★☆☆☆☆
幻想的な、そして東洋風(お琴のような)のメロディを持った美しい間奏曲。

9. 凍りつく冬の夜に In Freezing Winter Night
★★★★★☆☆☆☆☆
これまたギターの音のような感じのハープ伴奏に乗って、少し暗めのメロディが歌われる。この曲の中では長めの曲。

10. 春のキャロル Spring Carol
★★★★★☆☆☆☆☆
まるで天使が舞っているような愛らしいハープ伴奏と、ソロの二人の絡みがとても美しい曲。

11. 神に感謝 Deo Gracias
★★★★★☆☆☆☆☆
遊び歌のような軽い感じの明るい歌。

12. 退堂 Recession
★★★★★★☆☆☆☆
最後は厳かに、アカペラで美しくハレルヤ合唱で終わる。

地元の合唱祭で、女声合唱が演奏していて感動した曲。
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Christ's Nativity - Christmas Suite For Chorus [ブリテン 合唱曲]

アカペラによる合唱曲

1. Christ's Nativity
★★★★★★☆☆☆☆
女性のAwakeという美しいコーラスで始まり、それを男性がAwakeと応え、男女の声が重なる。

2. Sweet Was The Song
★★★★★★☆☆☆☆
アルトがゆったりとした美しい旋律を歌い、女声合唱が優しくそれを包み込む。とても美しい曲。

3. Preparations
★★★★★☆☆☆☆☆
少し元気な女声合唱で始まる。その後男性も加わり分厚い合唱となる。最後はゆったりと静かに終わる。

4. New Prince, New Pomp
★★★★★★☆☆☆☆
静かなソプラノソロで始まる。合唱が副旋律のような感じでおいかっけこ的に歌う。かなり厳かな雰囲気の曲。

5. Carol of King Cnut
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく前向きな合唱で始まる。華やかな感じの曲。「グローリア」が結構連呼される。

かなり分厚い合唱曲。悪くはない。
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藤白くんのヘビーな恋③ 三角関係はこまります! [文学 日本 児童書 青い鳥文庫]


藤白くんのヘビーな恋 三角関係はこまります! (講談社青い鳥文庫)

藤白くんのヘビーな恋 三角関係はこまります! (講談社青い鳥文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/11/09
  • メディア: 新書



今回は、まともな感じに変わってしまい、「好き」とか「かわいい」とか、言ってくれなくなってしまった藤白くんに対して、主人公琴子が不安感を持ってしまう話。

物事を悪い方に考えると、いろいろなことが悪い方向に捉えられてしまい、負のループにはいるこんでしまうことはよくある。まさにそんな感じで、友人関係もギスギスしてしまう琴子。

恋と友情、恋の追いかけっこ(A⇒B、B⇒C、C⇒Dみたいな)のようなものもあり、結構面白い。

いろいろな出来事を通し、自分の身勝手さや、自分のいたらなさに、気づく主人公の姿が素晴らしい。

いよいよ次巻はクライマックスらしい。
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北風のわすれたハンカチ [文学 日本 安房直子 か行]


北風のわすれたハンカチ (偕成社文庫)

北風のわすれたハンカチ (偕成社文庫)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2015/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫)

春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/04
  • メディア: 文庫




なくしてしまった魔法の時間 (安房直子コレクション)

なくしてしまった魔法の時間 (安房直子コレクション)

  • 作者: 直子, 安房
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/03/01
  • メディア: 単行本



人間に、両親と弟妹をことごとく殺され、ひとりさみしく暮らす月輪熊。
彼はとびらにつぎのようなことばを貼っている。

「どなたか音楽をおしえてください。
 お礼はたくさんします。
              熊」

はじめにやってきたのは北風(のおとうさん)。
ちょっとやすみに立ち寄ったのだが、トランペットを持っていたので、自分で少し吹いた後、くまに少し吹かせてあげることに。
しかし、熊は前歯を楽器に当ててしまいうまく吹けない。結局直ぐにトランペットは取り上げられ、冷蔵庫にあったパイナップルのかんづめをお礼の代わりに持って行かれてしまう。

つぎにやってきたのは、北風のおかあさん。
彼女はヴァイオリンを持っていてメヌエットを弾いて聴かせてくれる。くまも少し触らせてもらうがうまく音が出ない。
結局北風のおかあさんは、冷蔵庫にあったやまぶどうを持って行ってしまう。
これで、冷蔵庫に残っていたものは全部なくなってしまう。

さいごにやってきたのは北風のおんなのこ。
外は雪世界。彼女が家に入ってくると、くまは「あいにく、お菓子がなんにもなくて」といいながらお茶を出す。すると少女は50数えて待っているよう伝える。
数え終わると、ハンカチの上にホットケーキの材料が!。
ホットケーキを少女は作ってくれて、二人で食べる。
その後二人で静かに外で降りしきる雪の音を聞く。
次に50数えるよう言われると、その間に少女は出て行ってしまう。
少女がいなくなってしまったのをさみしがっていると、彼女はあの魔法のハンカチを置いていったしまったことに気がつく。
自分で、ホットケーキの材料を出してみようと試すが、うまくいかない。
ハンカチを置いていったということは帰りにまた立ち寄るかもしれない、と希望を持ったくまは、自分の耳にハンカチをしまい、しずかにふゆごもりに入る。

さみしい雰囲気が全編をおおっているが、どこか希望のある美しい話。
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