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熊の火 [文学 日本 安房直子 か行]


銀のくじゃく (偕成社文庫)

銀のくじゃく (偕成社文庫)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2017/01/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




恋人たちの冒険 (安房直子コレクション)

恋人たちの冒険 (安房直子コレクション)

  • 作者: 直子, 安房
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/03/01
  • メディア: 単行本



山で遭難した男が、熊と結婚し子供までもうけるのだが、ふとしたことで人間の世界に戻ってしまう話。熊として、理想郷のような世界で生きるのか、少し辛いことがあっても人間として生きるのか、読む人にそのようなことを問うている作品とも言える。

昔話「浦島太郎」などでは、理想郷では短い時間でも、現実の世界に戻ると、かなりの時間が経っていたというものはよくあるが(安房直子の「丘の上の小さな家」も似た作品)、長い時間理想郷で過ごしたが、現実に戻るとたいした時間は経っていなかったというのは、少ない気がして、面白かった。
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Quartre Chansons Francaises (4つのフランスのシャンソン) [ブリテン 声楽曲]

ソプラノのソロ曲。

1. Les Nuits De Juin 6月の夜?
★★★★★★☆☆☆☆
フランス印象派をイメージさせる、夜の不気味な森を表したかのような曲。幻想的で悪くない。最後は幻想的に弦とハープで終わる。

2. Segasse 叡智? 
★★★★★★☆☆☆☆
前曲に引き続き幻想的。少し悲しげなメロディで、管楽器の乾いた音が印象的。後半伸びやかで少しドラマティックになる。ちょっとオペラの静かなアリアのような感じ。

3. L'Enfance 少年時代? 
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器の明るい前奏で始まるが、弦の伴奏は不安げ。歌も不安げに始まる。中盤静かで穏やかな息の長い旋律となり、後半はオケだけとなり静かに終わる。

4. Chanson D'automne 秋のシャンソン? 
★★★★★★☆☆☆☆
再び夜のイメージの曲。悲しげで暗い雰囲気。後半壮大で伸びやかな感じにある。最後は天に召されていくかのように美しく終わる。

幻想的で美しい作品。
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Sacred & Profane Op.91 [ブリテン 合唱曲]

中世の叙事詩に曲をつけたものらしい。

1. St. Godric's Hymn
★★★★★★☆☆☆☆
男女のアカペラ合唱。美しく華やかなメロディで始まる。後半少し静かに穏やかになる。

2. I Mon Waxe Wod
★★★★★★☆☆☆☆
鳥の鳴き声のようなソプラノの跳ねた歌と合唱。

3. Lenten Is come
★★★★★★☆☆☆☆
美しいフーガ。

4. The Long Night
★★★★★★☆☆☆☆
長い夜を明るく過ごそう、といった感じの明るい曲。前曲と似たメロディの美しいフーガ。

5. Yif Ic Of Luve Can
★★★★✩☆☆☆☆☆
少し暗く陰鬱な感じ。途中からソプラノの高く美しい声が入ってくるが、どこか不安げ。

6. Carol
★★★★★✩☆☆☆☆
少し明るくなる。単調な感じのメロディ。

7. Ye That Passen By
★★★★★✩☆☆☆☆
ゆったりとした伸びやかなメロディだが、どこか不安げ。

8. A Death
★★★★★✩☆☆☆☆
息の長い、恐ろしいメロディが、ソロの歌手たちによって次々に投げかけられる。

前半は良いが、後半少しこわい。
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