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Piano 室内楽 小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Scherzo in E minor JS. 165
★★★★★★★☆☆☆
ヴァイオリン・チェロ、ピアノ4手のための曲
元気に情熱的に始まる。
中間部は、チェロのピッチカートの伴奏に乗って、のどかな旋律がピアノによって奏でられる。
ヴァイオリンが若干悲しげな旋律を奏でる。民謡風のメロディがしばらく静かに奏された後、はじめの激しく情熱的な雰囲気が回帰され、最後は静かにそっと終わる。

2. Andante Cnatabile in E flat major JS.30b
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノとハーモニウムのための曲
ピアノが問いかけるように、メロディを静かに奏でる。穏やかで夢見るような旋律がピアノによって静かに奏でられる。ハーモニウムが静かに伴奏をつける。暗く情念的な雰囲気の後、再び夢見るようなメロディが回帰される。

3. Quartet in G minor JS.158
★★★★★★★★☆☆
ヴァイオリン・チェロ・ピアノ・ハーモニウムのための曲。
ピアノの静かなアルペジオ伴奏の上で、悲しげで内省的なメロディがヴァイオリンによって奏でられる。同じメロディをチェロがゆったりと奏でる。かなり音を抑えた静かな場面。
ピッチカートの音を合図に、少し前向きな感じになる。
その後かなり重々しい美しいメロディをチェロが奏でる。
ささやきあうような静かな場面を経て、再び重く悲しげな雰囲気が漂ってくる。
最後は主題が静かに回帰され終わる。
かなりの名曲。

4. Quartet in C minor JS. 16
★★★★★★☆☆☆☆
2台のピアノと、ヴァイオリン・チェロのための曲
重々しいピアノの音で始まる。だんだんと盛り上がるが、突然静かになり、淡々とした知的な感じのメロディをピアノが奏でる。だんだんとスピードが上がって行き盛り上がっていく。変奏曲風?
段々と英雄的になっていくが、最後は静かに終わる。
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光の乙女 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



ピアノ4手と、ヴァイオリン・チェロのための曲

1. Moderato Quasi Andantino, Cnatabile, Recitativo
★★★★★★★☆☆☆
激しく情念的なピアノで始まり、ヴァイオリンがその後情熱的に入ってくる。
恋する人の気持ちを歌ったような、優しく繊細な旋律がピアノによって奏でられ、ヴァイオリンがそれに続く。情念的なピアノが回帰される。
展開部は、英雄的な行進曲風の音楽となる。最後は決然と終わる。

2. Prestissimo
★★★★★★★☆☆☆
情念的なピアノで始まる。その後英雄的な行進曲風の音楽となり決然とした感じで一度終わる。
最後に、少し穏やかな次の楽章へのブリッジ的な部分が入り、そのままアタッカで次の楽章へ。

3. Largo
★★★★★★★☆☆☆
やさしく夢見るような旋律をピアノとヴァイオリンがユニゾンで奏でる。中間部、少し情熱的な雰囲気となるが、基本穏やか。2分弱の短い曲。

4. Andantino
★★★★★★☆☆☆☆
少しゆったりと若干不安げな感じで始まる。スピードが上がり、前向きな感じになるが不安感は残っている。

5. Allegretto
★★★★★★☆☆☆☆
諧謔的な30秒足らずの曲。

6. Allegro-Piu vivo quasi Presto
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的に激しく始まる。その後開放感に満ちたフィナーレにふさわしい曲調となっていく。中盤は東欧風の舞曲となる。最後は激しく終わる。

シベリウス自身、オペラといっていただけあり、物語性のある結構良い曲。
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