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A Young man's Exhortation Op.14 [フィンジ 歌曲集]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



トマス・ハーディー詩

No. 1 A Young Man's Exhortation
★★★★★☆☆☆☆☆
「ある若者の訓戒」
伸びやかに若々しく始まる。途中スピードが上がり、若干緊迫した感じになる。最後は静かに始まる。

No. 2 Ditty
★★★★☆☆☆☆☆☆
「小歌」
淡々とした曲。捉えどころのない曲。

No. 3 Budmouth Dears
★★★★★☆☆☆☆☆
「パドマウスの可愛い子ちゃんたち」
跳ねた感じの少し日本民謡風の前奏で始まる。歌も楽しげ。

No. 4 Her Temple
★★★★★☆☆☆☆☆
「彼女の神殿」
穏やかに伸びやかに始まり、途中で感情が高まる。最後は静かに終わる。

No. 5 The Comet at Yell'ham
★★★★★★☆☆☆☆
「イエラムの彗星」
単音の繊細な前奏で始まる。歌も繊細で綺麗な曲。後奏も神秘的。

No. 6 Shortening Days
★★★★★★☆☆☆☆
「短くなりゆく日々」
アカペラのような感じで、しみじみ始まる。後半は少し前向きな感じで元気になる。

No. 7 The Sigh
★★★★★★★☆☆☆
「ため息」
ゆっくりとしみじみとした美しいメロディ。ピアノの伴奏もそっと歌を支える感じでとても美しい。

No. 8 Former Beauties
★★★★★★★☆☆☆
「かつての美人たち」
しっとりとした雰囲気で始まる。中間部、若かりし頃を思い出すような少し跳ねた感じの明るい音楽となるが、最後は足取りが重くなり、静かな雰囲気になり終わる。

No. 9 Transformations
★★★★★☆☆☆☆☆
「変容」
流麗な伴奏とメロディ。最後は盛り上がって終わる。

No. 10 The dance continued
★★★★★★☆☆☆☆
「ダンスは続いた」
静かなしみじみとした曲。どこかしら懐かしさのある曲。
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Oh, Fair to see Op.13b [フィンジ 歌曲集]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



No. 1 I Say "I'll seek her" ハーディ詩
★★★★★☆☆☆☆☆
「彼女を探し求める」
低い強い音が一発なった後、力強い歌が始まる。淡々とした伴奏に乗り、ドラマティックなメロディが歌われる。伴奏も様々に変化する面白い曲だがメロディは普通。

No. 2 Oh, Fair to see クリスティーナ・ロゼッティ詩
★★★★★★☆☆☆☆
「おお、眼にも美しい」
ゆったりとした伴奏の、伸びやかなメロディの曲。心暖まる優しい曲。

No. 3 As I lay in the early sun シャンクス詩
★★★★★★☆☆☆☆
「朝日の中で横たわり」
明るさの中に若干陰のある伸びやかな曲。

No. 4 Only the wanderer グーニー詩
★★★★★★★☆☆☆
「ただ、さすらうものだけが。」
懐かしさの中に哀愁漂うメロディを持つ美しい曲。

No. 5 To Joy ブランデン詩
★★★★☆☆☆☆☆☆
「喜びに」
低い鐘の音の連続で始まる。苦悩に満ちたメロディで歌が始まる。途中静かに内省的になる。終始暗い。

No. 6 Harvest ブランデン詩
★★★★☆☆☆☆☆☆
「収穫」
とりとめのないメロディがひたすら続く。こちらも暗い感じでつまらない。

No. 7 Since We loved  ブリッジズ詩
★★★★★★☆☆☆☆
「私たちが愛し始めてから」
若々しさと優しさに満ちた曲。心穏やかになる曲。
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Till Earth Outwears Op.19 [フィンジ 歌曲集]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



Thomas Hardy詩による歌曲集

No. 1 Let Me Enjoy the earth
★★★★★★★☆☆☆
「大地を楽しもう」
懐かしい伸びやかなメロディで始まる。途中、「ひいらぎかざろう」をおもわせるメロディも登場する。

No. 2 In Years Defaced
★★★★★★☆☆☆☆
「長い年月のうちに醜くくなり」
少し暗く沈んだ雰囲気の曲。

No. 3 The Market-Girl
★★★★★★☆☆☆☆
「市場の少女」
少し悲しげだけれども若干跳ねた感じの愛らしい前奏で始まる。貧しい少女の歌?後半に向けて感情が高まっていき、最後は長調で終わる。

No. 4 I Look Into My Glass
★★★★★☆☆☆☆☆
「鏡を覗き込んで」
幻想的な和音で始まる。歌も非常に幻想的。

No. 5 It never look like summer
★★★★★★☆☆☆☆
「夏のように見えない」
繊細で流れるような旋律の曲。どこか儚げで悲しげ。

No. 6 At a Lunar Eclipse
★★★★★☆☆☆☆☆
「月食にて」
低音の伴奏で始まる。歌は高音で歌われる。淡々と低音で弾かれる伴奏が幻想的な雰囲気を醸し出している。

No. 7 Life Laughs Onward
★★★★★★★☆☆☆
「人生は前に向かって笑う」
明るく若々しい曲。少しはねた感じもある。伸びやかで美しい曲。
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入祭唱 Op.6 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
静かな前奏の後、優美なメロディをヴァイオリンが高音で奏でる。大自然を模したような非常に美しく穏やかな音楽。最後は消え入るように終わる。
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組曲「恋の骨折り損」 Op.28 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



管弦楽曲

No. 1 王の詩
★★★★★★★☆☆☆
牧歌的で美しい静かな曲。心落ち着く綺麗な調べ。

No. 2 ロングウィルのソネット
★★★★★★★☆☆☆
対位法を活かした対話的な曲。こちらも美しく心落ち着く。

No. 3 ドゥマインの詩
★★★★★★☆☆☆☆
少し緊迫感のある感じ。静かに曲を閉じる。
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霊魂不滅の啓示 Op.29 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



No. 1 アンダンテ・ソステヌート
★★★★★★★☆☆☆
戦が始まる前の、緊張感のある壮大な前奏曲。若干東洋風の息の長い美しい旋律が印象的。

No. 2 かつては牧場も森も小川も
★★★★★★★☆☆☆
前奏と同じメロディを、合唱の優しい伴奏に支えられ、テノールが伸びやかに歌う。大草原をイメージさせる壮大な曲。

No. 3 虹は架かり、そして消え
★★★★★★☆☆☆☆
テノールと合唱がユニゾンで少し滑らかなメロディを静かに歌う。段々と声がずれていき壮大な雰囲気となっていく。後半オケだけになって盛り上がっていく。

No. 4 今、鳥は喜びの歌をさえずり
★★★★★★☆☆☆☆
そのまま戦闘を描いたような勇ましい音楽になる。軽快なリズミカルな音楽をオケがしばらく奏でる。喜びに溢れたメロディを合唱が歌ったあと、静かな音楽に変化していく。ティンパニーの一発で頂点に達した後、再び喜びに溢れたメロディとなる。後半再び戦闘的な感じになって

No. 5 祝福されたすべての生命よ、私は聞いた
★★★★★★★☆☆☆
凄まじい一撃のあと、合唱もオケも音を全開にして緊迫感に満ちたメロディを奏でる。最後は静かに短い旋律を繰り返す。

No. 6 何と不幸な日!もし私が沈むなら
★★★★★★★☆☆☆
前曲の最後のメロディをテノールが繰り返した後、軽快な広がりのある雰囲気となり、伸びやかにテノールが美しいメロディを歌う。

No. 7 それなのに、数多い木々の中にただ一本の木と
★★★★★★☆☆☆☆
荒涼とした雰囲気の中、静かにメロディをテノールが歌う。

No. 8 われわれの誕生はただ眠りと忘却のみ
★★★★★★☆☆☆☆
荒涼とした雰囲気を残し、今度は合唱が静かに歌う。合唱が天使の合唱のように美しい雰囲気となり、後半盛り上がりを見せる。最後は静かな男声合唱で終わる。

No. 9 大地はみずからの歓喜でその膝を満たし
★★★★★★☆☆☆☆
テノールが静かに伸びやかに歌う。後半オケがドラマティックに盛り上げ次の曲にそのままなだれ込む。

No. 10 おお喜べ!燃えさしの中
★★★★★★☆☆☆☆
合唱が、感動的なメロディを歌う。その後静かになりテノールと合唱の対話的な感じになる。

No. 11 あの原初の感情、あの影のような記憶
★★★★★★★☆☆☆
物事を達観したかのような静かなメロディを、穏やかなオケの伴奏に乗って、テノールが歌う。
後半感動的な静かな合唱となる。

No. 12 さあ歌え、鳥たちよ、高らかにさえずれ、喜びの歌
★★★★★★★☆☆☆
生命が生まれいづるときのような明るく前向きな合唱とオケで始まる。後半は穏やかになる。

No. 13 そして、おお泉よ、牧場よ、丘よ、森よ
★★★★★★★☆☆☆
前奏の、若干東洋風なメロディが静かに回帰されて始まる。テノールが静かに歌う。
後半喜びに満ちたメロディをテノールが歌い、合唱も加わり子守歌のような美しく穏やかなメロディとなり、静かに曲を閉じる。

起伏に富んだ面白い曲。
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ロマンス Op.11 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
恋人たちを静かに包み込むような美しくも優しいメロディと雰囲気で始まる。
愛の語らいを音で表したような、流れるような繊細な雰囲気となる。
チェロの所々に現れるピッチカートの音が優しい雰囲気を盛り上げている。
中間部の、ヴァイオリン(ビオラ?)そろが若干メランコリックで美しいメロディ。
少し跳ねた感じの中間部を経て、再びロマンティックな美しくたゆたうような雰囲気に戻る。
最後は高貴に優しく終わる。
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A Severn Rhapsody Op.3 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
Severnとはイギリスでもっとも長い河「セヴァーン河」のことらしい。
東洋風の郷愁を誘う美しいメロディで始まる。
だんだんと西洋風の壮大なメロディへと変化していく。
再び東洋風のメロディが混じってきて静かに終わる。
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子どもたちのいない世界 [文学 フランス]


子どもたちのいない世界

子どもたちのいない世界

  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2006/11/21
  • メディア: 単行本



題名から結構暗いディストピア小説的なものをイメージしていたのだが、全くそんな小説ではない。しかも長編ではなく短編集。

クローデルが愛娘に贈った作品ということもあり、結構読みやすかった。
初めは一人で読んでいたのだが、愛娘に贈った作品ということを知り、ちょっと難しいかもしれないけど、5歳の息子でも楽しめるかな?と思い、読み聞かせをして一緒に読んでいたら、結構楽しんで聞いていた。普通の絵本と違いほとんど字ばっかりなのだが、しっかりと情景を思い浮かべながら聴いており、ところどころ登場する挿絵をじっくり堪能していた。

子どもに贈った作品とは言え、さるがクローデルといった感じで、結構風刺が効いており、いろいろな角度から物事、社会を切り取っていてかなり楽しめた。

タイトル作品の大人たちへの子供たちを叱ってばかりいる大人たちへの反抗作品であり無限のループにはまっていく「子どもたちのいない世界」や、美しいはずの妖精が何故か説教される「妖精はつらいよ」、世界平和を目指す「ザジのワクチン」、個性とは何かを考えさせられる「白くなりたかった灰色のロバ」、カバンの中身のものたちの視点で話が展開する「でぶのマルセル」などなど、とにかく色とりどりの物語が並んでいる。

結構オススメ。
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武器よさらば Op.9 [フィンジ 歌曲集]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



弦楽合奏の伴奏によるテノール独唱曲

No. 1. Introduction
★★★★★☆☆☆☆☆
悲劇的な短い前奏のあと、これまた悲劇的なテノールの語りのようなソロが始まる。
だんだんとメロディアスな感じになっていく。

No. 2. Aria: His Golden Locks
★★★★★★☆☆☆☆
大草原をイメージさせる広がりのある美しい旋律の伴奏に乗せて、美しく伸びやかな旋律が歌われる。
歌に絡む管楽器の音が牧歌的な雰囲気を作り出していて美しい。
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2つのソネット Op.12 [フィンジ 歌曲集]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



弦楽合奏の伴奏によるテノール独唱曲

No. 1. When I consider
★★★★★☆☆☆☆☆
力強くも不安げな雰囲気で始まる。何かが水に落ちた時のようなポーンという音がなり曲は静かになる。
静かにテノールが歌い始め、だんだんと盛り上がっていく。
最後は穏やかになり、伴奏も消え入るように終わる。

No. 2. How soon hath time
★★★☆☆☆☆☆☆☆
微妙な感じの不安定なメロディがずっと続く。捉えどころのない曲で、もう一歩か。
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落ち葉 Op.20 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
管弦楽曲
不安げな問いかけのような始まり。オーボエ?がゆったりとした優しく不安げなメロディを奏でる。ホルンを中心とした楽器が、その問いかけにこれまた不安げに答える。
少し明るくなり、壮大な世界が広がり始める。
中間部は映画音楽のような劇的な雰囲気となる。
その後静かな雰囲気に戻る。
フィナーレに向けて、少し意気込んだ感じの勇ましい雰囲気になる。
最後はゆったりとした牧歌的な雰囲気となり、各楽器がメロディを順々に奏でて、不安げな静かな感じで終わる。

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前奏曲 ヘ短調 Op.25 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
弦楽合奏曲?
陰鬱なメランコリックな雰囲気で始まる。メロディはとても綺麗。途中、ヴァイオリンのソロに導かれ荒涼とした世界が広がる。最後は少し明るく盛り上がって終わる。
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New Year Music Op.7 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
重く暗く始まる。
段々と霧が晴れていくように明るくなっていき、平和で伸びやかな音楽が展開される。中間部くらいから段々と壮大さを増して行き、ティンパニーの音も伴ってクライマックスを迎える。その後再び穏やかになっていく。最後はしっとりと静かに終わる。

彼の代表作、「エクローグ」に似た、とらえどころがないが心落ち着く曲。
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聖チェチーリアのために Op.30 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



No. 1 Delightful Goddess, In whose Fashionings
★★★★★★★☆☆☆
「喜びの女神、その美しい装いのもとに」的な意味?
華やかで元気なファンファーレの後、前奏と同じメロディを華やかに合唱が歌う。段々とゆったりとした感じになり、

No. 2 Changed is the Age; Man's Next Star
★★★★★☆☆☆☆☆
「変わったのは年齢;男たちの次の希望」的な意味?
静かに不穏な感じで始まる。男性ソロに合唱が答えていく感じ?途中一瞬力強くなるが、再び静かに不穏な空気になり、静かに終わる。

No. 3 How Came you, Lady of Fierce Martydom
★★★★★☆☆☆☆☆
「何故、激しい殉教者よ」的な意味?
問いかけるような静かな男性ソロの後、ティンパニーと合唱&オケの激しい音楽となり行進曲風に盛り上がっていく。後半静かな雰囲気になる。

No. 4 How Smilingly The Saint Among Her friends
★★★★★★☆☆☆☆
「何と優しい、神々の中の聖人よ」的な意味?
静かな問いかけるような男性のソロ。流れるような伴奏が綺麗。

No. 5 Wherefore We Bid you To the Full Concent
★★★★★★★☆☆☆
「全力であなたに従います」的な意味?
華やかで祝祭感に満ちた感動的なフィナーレ。
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7つのパートソング Op.17 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



アカペラ合唱曲集

No. 1 Praise the Tender Flower
★★★★★★☆☆☆☆
「優しき花を愛す」
優しく愛らしい曲。男女がささやきあう様な、対話的な穏やかな曲。

No. 2 I have Loved Flowers That fade
★★★★★☆☆☆☆☆
「命儚き花を愛す」的な意味?
結構暗い感じの曲。

No. 3 My Spirit Sang All Day
★★★★★☆☆☆☆☆
「私の魂はいつも歌っていた」的な意味?
元気に歌い始めるが、少し穏やかに神秘的な感じになる。最後は盛り上がって終わる。

No. 4 Clear & Gentle Stream
★★★★★★☆☆☆☆
「澄んだ優しい小川の流れ」的な意味?
題名通り流れるような美しく優しい曲。

No. 5 Nightingales
★★★★★★☆☆☆☆
「ナイチンゲール」
静かに祈るように始まる。少し不安げなハーモニー。

No. 6 Haste on, My joys
★★★★★☆☆☆☆☆
「急げ、私の喜びを」という意味?
明るく元気な曲。最後はevermoreといって終わる。

No. 7 Wherefore Tonight So full of care
★★★★★☆☆☆☆☆
「今夜は心満ちている」という意味?
静かな暗めの曲。

悪くない曲集。心落ち着く。
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Lo, The Full Final Sacrifice Op.26 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
「見よ、満ち足りた、最後の犠牲を」
オルガンの静かで苦痛に満ちた前奏で始まる。
静かな女声合唱で始まり、その後男声合唱も入ってきて、盛り上がっていく。
中間部の女性のソロのメロディがとても綺麗。
その後、似たメロディを男女の混声合唱が美しく歌い、感動的に盛り上がっていく。
後半部の、男性の2声による対位法的な重唱も綺麗。女性の声も入ってきて厳粛な感じになる。
最後は、アカペラ合唱で祈りのような感じになり、最後は感動的なアーメン合唱。
15分近い長い曲だが、心癒させる美しい曲。
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Let Us Now Praise Famous Men Op.35 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
「有名な人々を今こそほめたたえよう」という意味?
オルガンの華やかな音に導かれ、伸びのある壮大なメロディを男声合唱が力強く歌う。結構感動的な曲。
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3つの讃歌 Op.27 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



せっかく書いたのに上書きで消してしまった。久しぶりにやってしまった。

No. 1. My lovely one
★★★★★★☆☆☆☆
モヤっとしたオルガンの音で始まり、男性と女性の合唱が折り重なるように入ってくる。
その後も穏やかな美しいメロディが続く。

No. 2. God is gone up
★★★★★★★☆☆☆
華やかなファンファーレがオルガンによって奏され、開放感と幸福感に満ちた、美しいメロディが歌われる。途中静かになり、天使と人間が対話しているような、美しい部分が挟まれる。再び盛り上がりはじめのメロディが回帰され、最後は堂々と終わる。

No. 3. Welcome sweet and sacred feast
★★★★★★☆☆☆☆
静かで穏やかなオルガンの前奏で始まる。天使たちの囁きのような儚げで美しいメロディが歌われる。
段々と盛り上がりを見せるが、途中で再び静かになる。再び盛り上がるが、最後は静かに消え入るように終わる。
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Thou Didst Delight My Eyes Op.32 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
「あなたは私の目を楽しませる」という意味?
静かなアカペラ曲。そんなに明るい曲ではない。
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マグニフィカト Op.36 [フィンジ その他]


ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

ジェラルド・フィンジ:アンソロジー[Box set, 8枚組]

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
聖母マリアの祈りの歌。
オルガンの重々しくも華やかな前奏で始まり、これまた華やかな合唱がアカペラで重層的に入ってくる。オルガンも加わり力強くなる。草原をおもわせる伸びやかで広がりのある中間部を経て、暗く悲しげな雰囲気となる。
後半華やかさと明るさを取り戻し、foreverを繰り返し、最後はアーメン合唱で静かに美しく曲を閉じる。
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差異の政治学 [学術書]


差異の政治学 新版 (岩波現代文庫)

差異の政治学 新版 (岩波現代文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2015/11/28
  • メディア: 文庫



『岩波講座現代社会学』や『日本のフェミニズム』など、全集本のようなもののまえがきとして書かれてようなものが多く収められており、その学問の大枠を説明していたり、歴史的な発展のようなものを説明していたり、言葉の細かい定義づけをしていたり、結構読みづらい作品集で、自分でも書いていたが、彼女の著作の中ではあまり読まれていない本らしい。

しかし読んでいるうちに、面白い視点がやはりいくつも提示され、今まで彼女が何度も問題意識として取り上げていた「家父長制」「ナショナリズム」「ジェンダー」の話がされ、「男性学」や「ゲイとフェミニズム」の話などはかなり興味深く読めた。

p.34
「ジェンダーに限らず、差違化は必ず「われわれ」と「かれら」、「内部」と「外部」に非対称な切断線を引くことで、カテゴリー相互の間にも、またカテゴリーの内部にも権力関係を持ち込む。したがって、政治的でないような差違化は存在しない。「差別のない区別」のような一見中立的な概念も存在しない。」

これは激しく同意する。「これは差別ではない、区別だ」とよく強者や権力者は言うが、私には昔から意味がわからなかった。「差別」的なものを含まない「区別」などこの世に存在するのかと。だからこの一節を読んだとき、思わず感動してしまった。


p.238
「田中美津は七〇年に書かれた「女性解放への個人的視点」と題する文章の中でこう書いている。
  弱肉強食のこの世は、生産性の論理をもって成立している。車優先の歩道橋ー
  老人、子ども、病人「障害者」無視のそれを思い浮かべればよい。企業にとって
  役に立つか立たないかをもって、ヒトの生命の尊厳を卑しめていくその論理は、
  あたしの生活を、意識を日常的に蝕んでいく。今回の優生保護法改悪案(中絶禁止法)
  のその改悪の方向は、むろん生産性の論理、その価値観をより強く女の意識に
  植え付けようとするものだ。」

これも深く同意した。生産性の論理で動くことの多いこの日本社会。コロナ禍になりその傾向はさらに強まっている。


p.271
「山崎は「フェミニズム以後」の同世代の女たちの過渡期の中途半端さにふりまわされる自分たちの世代の男のとまどいと憤懣を、率直かつユーモラスに描く。「権利を主張するフェミニスト」と「女らしさから利益を貪ろうとする打算的な女」が「ひとりの女の中に同居している」というかれの指摘には、苦笑してうなずく女性も多いだろう。」

これも激しく同意するとともに思わず笑ってしまった。私のもっとも苦手な女性は「女らしさから利益を貪ろうとする打算的な女」だ。


p.303
「多くの異性愛者は、異性愛を選択したわけではない。それは社会化による刷りこみや、文化的な条件づけや、社会規範の内面化によって、「気がついたら異性愛者だった」と後になって自覚されるようなものである。」

これは新しい発見であり、確かになあ、と思う反面、じゃあ性欲と愛情は違うのか?などなど結構解ききれない問題が自分の頭の中でどんどん出てきてしまった。

p.319
「異性愛者は、相手の性別が異性だと認知されたときに、性的欲望の掛け金がはずれるよう、プログラムされている。愛するか愛さないかは、相手の性別を確認してから決まる、というわけだ。もちろん異性なら誰でも愛するわけではないが、相手が異性だというだけで、発情装置の水位はあがる。
 それを不自由と、強制と、呼んでもいい。異性愛のコードのために、人類の半分を性愛の対象から失うのは、大きな損失だ、と言ってみてもいい。」

これもかなり考えさせられた箇所だった。自分のことを省みると確かに異性だと認知されて性的欲望の掛け金がはずれている気がする。同性に性的欲望を感じないのもやはり文化的にプログラムされたものなのだろうか?


p.337
「わたしが嫌悪した二つのもの、ミソジニー(女性嫌悪)とホモソーシャリティ――異質排除のマッチョ志向、すなわちファシズムに至る病――この二つが、「敵は誰か」というとわたしの敵であり、フェミニズムの敵であった。」

特にホモソーシャリティの説明、異質排除のマッチョ志向、ファシズムに至る病の部分は同感だ。日本社会はどこでもこの二つが溢れている。しかもそれを自覚せず、肯定的に捉える「おじさん」が多いのも本当に嫌だ。

初めは結構厳しかったが、読み進めるとやはり色々刺激的な本だった。
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divertissement No.2 イ長調 [フィールド]





1. Pastorale, Andante
★★★★★★★☆☆☆
優しく愛情深い旋律で始まる。変奏曲風にメロディが少しずつ変化しながら奏でられる。フィールドという人はピッチカートが好きなのか結構多用されている。途中ヴァイオリンがメロディを奏で、ピアノが伴奏になる部分も面白い。

2. Rondo
★★★★★★☆☆☆☆
バレエのフィナーレのような楽しい曲。
一番から三曲続けて弾かれるとピアノ協奏曲のような感じ。
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divertissement No.1 ホ長調 [フィールド]





評価
★★★★★★☆☆☆☆
幕間に演じられる余興のようなものを意味するものらしい。ピアノとオーケストラのための曲。
題名通り楽しく愛嬌あふれる作品。
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ピアノ五重奏曲 [フィールド]





評価
★★★★★★★★☆☆
高貴極まりない美しくも穏やかな主題を弦楽器が奏でて始まる。その後ピアノが同じメロディを優しく奏でる。第二主題も優美でロマンティック。ピアノと弦の絡みが美しすぎる。
中盤(展開部?)はピアノの華やかな見せ場となっている。弦が元気なピッチカートで華を添える。
その後少し憂いを帯びたアンニュイな雰囲気となる。
後半、高貴な雰囲気に戻り、その後ピアノが元気に明るくメロディを奏でる。最後は静かに高貴に終わる。

様々な雰囲気の楽しめる美しい曲。
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ピアノのためのロンド 変イ長調 [フィールド]





評価
★★★★★☆☆☆☆☆
バレエのコーダに使われそうな、スピード感とワクワク感のあるロンド。様々な変奏が楽しめる。とはいえ普通。
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ピアノ協奏曲 第七番 ハ長調 [フィールド]





第一楽章 Allegro Maestoso - Lento
★★★★★★★☆☆☆
ティンパニーの連打で始まり、物語の始まりを感じさせる物悲しくも不穏な雰囲気で始まる。主題もドラマティックで悲しげ。
長い前奏の後、ピアノが入ってくるが、ここも物悲しいメロディ。段々と明るくなっていき美しい旋律が響く。その後夢見るような展開部がやってくる。
一段落すると嵐がやってきたかのような激しい音楽となる。
その後ロマンティックな雰囲気になり、最後は悲劇的な雰囲気から明るい雰囲気に変わり華やかに終わる。

第二楽章 Rondo Allegro moderato 
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく軽やかに始まる。森の動物たちの会話のような愛らしい雰囲気。後半突然ファンファーレのようなものがなり、ゆったりとした感じになるが、最後はピアノが暴れまわり華やかに終わる。普通。
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ピアノ協奏曲 第六番 ハ長調 [フィールド]





第一楽章 Allegro Moderato
★★★★★★★☆☆☆
古典的な非常に端正で美しい旋律を持った長い前奏で始まる。ピアノが主題を優美に奏で、その後静かでたゆたう波を表しているかのような息の長い第二主題が提示される。展開部はピアノ・ソロによる淡々とした雰囲気。段々盛り上がっていきオーケストラも混じって劇的になる。
その後ピアノが、星がキラキラと輝いているかのような高音の美しい旋律を奏でる。オケも静かにその音を飾る。
後半、最初の古典的なメロディが回帰され、最後はピアノが華やかに暴れまわり終わる。

第二楽章 Larghetto
★★★★★★★☆☆☆
ハープのような美しい左手のアルペジオに乗せて、美しい旋律が高音によって奏でられる。まるで天上の音楽のよう。弦楽器の優しいピッチカートも雰囲気を高めている。最後の消え入るようなところも美しい。

第三楽章 Moderato
★★★★★☆☆☆☆☆
牧歌的な感じで始まり、段々と華やかになる。結構普通の最終楽章。

1・2楽章は素晴らしい。
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ピアノ協奏曲 第五番 ハ長調 嵐の中の火事 [フィールド]





第一楽章 Allegro Moderato
★★★★★★★☆☆☆
高貴な雰囲気で始まる。少し力強くなり、長いオケだけの前奏が終わると、再び高貴な雰囲気なりピアノ・ソロとなる。哀愁漂うメロディを奏でながらゆったりと曲は進んでいく。
その後も軽やかに劇的に曲は進む。
途中オーケストラだけの静かな間奏を挟む。
静かな雰囲気のままソロ・ピアノが囁くように音を奏でる。
中間部から題名通り「嵐」がやってくる。劇的になり、打楽器も派手に鳴り響く。
鐘の音も鳴り「火事」が起こったことも分かる?
何故か鐘の後、静かになっていくので、家事が静まった合図なのか?
最後は派手に終わる。

第二楽章 Adagio
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に短い緩徐楽章。オケを伴奏に従えた、フルート?の静かなソロで始まる。いたずらのようなピアノが少しはいっておわる。

第三楽章 Rondo Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
ティンパニーの重い音で始まり、軽やかにピアノがメロディを奏でる。
静かに曲は進んでいくが、後半、突然軽やかに明るくなり、最後は華やかに終わる。

特徴的な曲ではある。
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あまんきみこと教科書作品を語らう [文学 日本 あまんきみこ]


あまんきみこと教科書作品を語らう

あまんきみこと教科書作品を語らう

  • 出版社/メーカー: 東洋館出版社
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 単行本



本屋で、『車のいろは空のいろ』の新装版を見つけ、筆者に再び興味が惹かれ図書館で借りてみた。
彼女は小学校の教科書で多くの作品が取り上げているらしく、インタビュー形式で彼女自身が自分の作品を語っている。

私の好きな「きつねのおきゃくさま」「ちいちゃんのかげおくり」「おにたのぼうし」の三作品が取り上げられ語られていてとても良かった。彼女の優しい人柄がこんな簡単なインタビューでも垣間見えた。

p.49
「作品というのは読む人の人生で読むのですから、書いた私がこう思っている、というのが正解ではないと考えています」

この言葉は素晴らしいと思う。受験に出題された問題で、実際書いた筆者はそう考えていないのに、こんな問題出すのはおかしい、などと言う人がいるが、それもおかしいと思うのだ。問題作成者はそう読んだ、ということで、それはそれでしょうがない。問題作成者がそう読んだとおりに答えを設定するのはおかしいかもしれないが、すべてが筆者の意図通り読むとは限らない。


あまんきみこハンドブック

あまんきみこハンドブック

  • 作者: あまんきみこ研究会
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2019/09/09
  • メディア: 単行本



この本も一緒に借りて流し読み。

p.16
「旧満州は、日本の傀儡国家であったことを知らずに楽しい子供時代を過ごしていたことに対して、あまんは常に「恥ずかしい」と語っており、これはあまん作品を読み解くにあたって欠かせない視点である。あまんはよく、「光の中にいながらほんの少しでいいから、影のことを思って、欲しいと思っています」と言う。これは、あまんの子ども時代に対する後悔の念がにじみ出た言葉だと思われる。」

p.58
「私の幸せ、子ども時代の幸せ、楽しい思い出をいっぱいしましたけど、そこは中国の人を日陰においやったんだなあって、思う。~中略~でもそのために日陰にいた人たちのことを、今、思わないでいられない。ずーっとずーっと思わないでいられない。多分、これはね、死ぬまで折り合いがつかないと思う。自分の中で解決できない、辛い思い出です。」

こうした真摯さ、自分に対する厳しさが作品ににじみ出ているのだと思う。

もう一度しっかりと、彼女の作品を読みたいと思った。
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