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5つの歌 Op.37 [シベリウス 声楽曲]





01. はじめての口づけ
★★★★☆☆☆☆☆☆
題名からは想像できないような暗く重い始まり。途中若干感情の高まりを見せるが、基本最後まで暗い。

02. 小さなラッセ
★★★☆☆☆☆☆☆☆
重く暗い始まり。ピアノの単音による伴奏が非常に不気味。小さなラッセに、世界は恐ろしく家が一番安全だと伝える歌?ラプンツェルの世界?非常に現代的な曲。

03. 日の出
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノのキラキラした伴奏による幻想的な曲。段々と盛り上がり最後はなんとなく綺麗に終わる。

04. それは夢だったのか?
★★★★★★☆☆☆☆
流れるような美しいスピード感のあるピアノ前奏で始まり、少し哀愁漂うメロディが静かに歌われる。後半かなりドラマティックになる。昔の恋人との思い出を歌っている?

05. 逢引から帰ってきた少女
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノの力強い和音の連続で始まり、かなりドラマティックな伴奏に乗って力強くメロディが歌われる。少女が恋人との逢引で常にどこかを赤くして帰ってくるのだが、最後は裏切られて終わる歌。

この曲集も詩が非常に哲学的でよくわからない。
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ツバキ文具店 [文学 日本 小川糸]


ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小川 糸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: ペーパーバック



小さな文具店を営むかたわら、代書屋という人の代わりに手紙を書く、ということを職業にしている女性を主人公にした物語。

手紙を他人に書いてもらうの?と思ったが、物語の主人公の祖母(先代)が言った言葉「人にお菓子を渡すのに、専門の人が作ったお店のおいしいお菓子を渡して怒る人はいない、手紙も同じ」という言葉に妙に納得してしまった。

色々な人の手紙を代書するうちに主人公が成長していき、周りの人との暖かい交流の輪も広がり、最終的には、うまくいかなくなってしまったまま亡くなってしまった先代との関係もうまく行く。

小川糸さんというひとは、自然と人間の共生、迷惑をかけ合うことで生まれる人間的成長、伝統的価値観にとらわれない暖かい人間交流というものをテーマに作品を作っている人なのであろう。

この本も圧倒的な感動作、という感じではないが、ほのぼのとしていて心があったかくなった。
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ある晴れた夏の朝 [文学 日本 Modern]


ある晴れた夏の朝

ある晴れた夏の朝

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2018/07/13
  • メディア: ハードカバー



偕成社という児童書を多く扱っている出版社から出されている本で、偶然本屋で手に取り、面白そうだったので図書館で借りた本。

アメリカのmiddle schoolの生徒たちが夏休みに、自分たちで「広島長崎への原爆投下は本当に必要だったのか」という題目でDebate(Discussion)大会を企画し、それをcity hallを借りて市民たちに見てもらい投票などしてもらうことにより、「戦争と平和を考える」ということを皆にしてもらいたいというもの。

正直日本ではこんな企画ほぼ皆無なんだと思うのだが、アメリカでは結構普通に行われたりしているのだろう。かなり意識高い系の生徒たちだなあ、という感じ。

4対4のDebateでしかも一週間に一回、4週にわたって行われるというかなり大規模で気合の入ったもの。優秀なふたりの白人男性、かなり意識高い系の平和運動家の女性、日本系二人、ユダヤ系、中国系、アフリカ系と様々な人種を登場人物として配し、それぞれの立場から興味深い論を展開させている。

原爆投下に関する、私が知らなかった様々な情報も盛り込まれており、かなり勉強になった。そして最後の4回目の自由プレゼンテーションでの模様は感動的ですらある。

著者はアメリカ在住ということらしいが、アメリカで住んでいないとなかなかこういう発想は出てこないよな、という論点が目白押しでかなり勉強になるとともに深く考えさせられた。

あまり知られていない作品なのかもしれないが、非常に読みやすいが、内容はかなり深く勉強になるので、是非多くの中高生に、小学生に読んでもらいたい作品だ。
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白鳥の湖 Swan Lake on water @東京国際フォーラム [舞台]

知り合いからチケットをもらい、最近巷で話題の、「白鳥の湖」の演出に水を使用するというバレエを観てきた。バレエ団は、ウクライナのバレエ団。オーケストラは東京フィルハーモニー管弦楽団。

演出に水を使用するのもそうだが、セットも椅子以外はほとんどなく、CGを後ろに映し出す形だった。しかし安い映画を見せられているようで、しかもダンサーたちが水の上を踊るたびにびちゃびちゃ音がなり、正直あまりバレエを集中して見られなかった。

東京国際フォーラム、ホールAは会場も大きくあまりクラシック・コンサートには不向きな会場と思っていただが、思っていたよりは、オケの音が綺麗になっており管楽器が特に綺麗だった。ただ、途中ヴァイオリン?ソロになる部分があるのだが、その音程と音色がイマイチだった。

全体としてはもう一歩だったきがする。
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