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3つの小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. レント 変ホ短調 JS.76
★★★★★★☆☆☆☆
チェロとピアノの曲
悲しくむせび泣くような曲。

2. モデラート ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
チェロ独奏曲
はねた感じののどかなメロディで始まる。
段々と優雅に悠々としてくる。バッハの無伴奏組曲を彷彿とさせる曲。

3. マズルカ ト短調
★★★★★★☆☆☆☆☆
チェロ独奏曲
結構おどろおどろしい舞曲
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主題と変奏 JS.136 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
チェロの独奏曲
バッハ風の厳しい前奏で始まる。
ピッチカートがなった後、ゆったりとした哀愁漂う主題が悠々と奏でられる。
第一変奏:結構細かい分散和音的な劇的な感じ
第二変奏:ゆっくりとした穏やかな感じ
第三変奏:劇的で情熱的な感じ
第四変奏:ゆるりとした平和な感じの少しコラール的な感じ
第五変奏:ミドルテンポの爽やかな感じ、段々と情熱を帯びてくる
第六変奏:上へ下へとメロディが揺れた後、混沌とした技工を誇示するかのような感じになる
第七変奏:激しく熱情的になった後、静かに消え入るように終わる

結構聴き応えのある大作
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8つの小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. 水滴 JS.216
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲。ピッチカートで水滴がぽたぽた落ちる様子を描いている。1分弱の可愛らしい曲。

2. 天空の城 J.S. 65
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらもヴァイオリンの二重奏曲。
哀愁漂う悲しげな美しいメロディで始まる。中間部は力強く壮大な雰囲気となる。後半混沌としてくる。

3. アンダンティーノ ハ長調 JS.40
★★★★★★★☆☆☆
ピアノの叙情的な前奏で始まり、鄙びたメロディをチェロが奏でる。しっとりとした佳曲。

4. アンダンテ・モルト ヘ短調 JS.36
★★★★★☆☆☆☆☆
チェロとピアノの曲。悲しげなメロディで始まる。段々と明るさを帯びてくる。中盤ドラマティックになり、チェロのカデンツァ的な部分も登場。最後は悲しげなメロディで終わる。

5. セレナータ JS.169
★★★★★★☆☆☆☆
2台のヴァイオリンとチェロの曲。
ドラマティックに悲劇的に始まる。途中少し幸福感の漂う滑らかな感じになる。後半悲劇的に戻り静かに終わる。

6. メヌエットとアレグロ JS.128
★★★★★★☆☆☆☆
2台のヴァイオリンとチェロの曲。
幸福感に満ちた美しい舞曲で始まる。その後重々しい雰囲気となり混沌としてくる。再び明るさを取り戻し軽やかに終わる。
賛美歌風の前奏の後、のびのびとしたメロディが奏でられる。明るさと暗さが交互にやって来る。中盤嵐のような雰囲気となるが、のびのびとしたメロディに戻り優雅に終わる。

7. ワルツのテンポで JS.193
★★★★★☆☆☆☆☆
チェロとピアノの曲。
優雅な感じで始まり、段々と力強さを増していく。最後は静かに悲しげに終わる。

8. 二重奏曲 JS.68
★★★★★★☆☆☆☆
ヴァイオリンとチェロのための曲。
哀愁漂う悲しげなメロディで始まる。明るく快活なファンファーレ風の音楽となった後、ゆったりとした鄙びた雰囲気となる。最後ははじめのメロディが回帰されしっとり終わる。
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行列聖火 Op.113-6 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★☆☆
壮大で祝祭感に満ちた始まり。天国へと導かれていくような、清楚で雄大な雰囲気で曲は進む。
アンダンテ・フェスティヴォと並ぶ隠れた名曲かもしれない。
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ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための組曲 JS.185 [シベリウス 協奏曲]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.田園風景
★★★★★★☆☆☆☆
明るく開放感のある明るい曲。

2.セレナード 春の夕方
★★★★★★★☆☆☆
どこか懐かしい雰囲気の叙情的な曲

3.夏に
★★★★★★☆☆☆☆
無窮動的な楽しい曲
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ジャコブ・ドゥ・ジュランのモチーフによるロマンティックな小品 Op.135a [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの音なども聞こえる幻想的な曲。後半確かにロマンティックになっていく。
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特徴的な組曲 Op.100 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.ヴィーヴォ
★★★★★★☆☆☆☆
躍動感のある元気で愛らしい舞曲。

2.レント
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした美しい旋律の曲。

3.コモド
★★★★★★☆☆☆☆
ミドルテンポの優雅な曲。
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田園組曲 Op.98b [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.性格的小品
★★★★★☆☆☆☆☆
題名からイメージされるものとは違い、結構力強く宮廷的雰囲気で始まる。後半少しゆったりとするが、田園的な感じはない。

2.悲歌的旋律
★★★★★★☆☆☆☆
確かに悲しげなメロディで始まる。かなりアンニュイな感じ。

3.舞踏
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックなメロディの躍動感のある曲。

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君が夏を走らせる [文学 日本 瀬尾まいこ]


君が夏を走らせる(新潮文庫)

君が夏を走らせる(新潮文庫)

  • 作者: 瀬尾まいこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: Kindle版



『あと少し、もう少し』という中学駅伝を描いた作品の、スピンオフというのか、その中の登場人物の一人にスポットを当てた作品。

小学校時代に分数がわからなくなり、勉強を投げてしまい、それ以来ちゃらんぽらんに、そして不良として生きてきた大田。中学で駅伝に誘われ、一生懸命何かに打ち込むことの楽しさに目覚め、必死で勉強をしたが、思うような高校受験の結果が得られず、やる気のない人間ばかりいる高校に入ってしまい、周りの状況に流されるかのようにだんだんやる気がなくなっていってしまった。

夏休みを控えたある日、突然昔の悪仲間の先輩から、1歳10ヶ月の娘の面倒を1ヶ月見て欲しいと頼まれる。

一生懸命子供と向き合う大田の姿がとても美しいし、その大田と真剣に向き合う娘の鈴香がとても可愛い。公園のママたちとの会話、大田が鈴香と向き合うことで分かっていく本当の自分の気持ち、そして偶然出会った昔の中学の陸上部の顧問上原との出会い。そうした一つ一つが大田を成長させていく。

前作でも顧問上原のファンだった私は結構彼女の登場は嬉しかった。

瀬尾まいこ作品は、本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』が号泣ものなどと言われているが、正直あまりピンと来なかった。しかし、この作品は、鈴香との別れの日が近づくにつれて高まっていく大田の寂しい思いの描写を読むうちに少しうるっと来てしまったし、いつまでもこの小説が終わらないで欲しいという感覚を久しぶりに味わえた作品だった。

彼女の作品の中では今のところマイベストだ。
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美しい組曲 Op.98a [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.小さな情景
★★★★★★☆☆☆☆
森の中をさまよっていたお姫様が、素敵な王子様に会って踊りだす、といった感じの愛らしい曲。

2.ポルカ
★★★★★★☆☆☆☆
幸せに暮らす王女様と王子様を、森の仲間たちが優しく見守っているような曲。

3.エピローグ
★★★★★★☆☆☆☆
まさにエピローグという感じの開放感のある流れるような曲。

ディズニー映画で使われても良いような愛らしい曲集。
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6つのユーモレスク Op.87&89 [シベリウス 協奏曲]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.ニ短調
★★★★★★☆☆☆☆
オーケストラのゆったりとした前奏で始まり、少し不安げなメロディのソロがそっと入ってくる。
途中ヴァイオリン協奏曲第一楽章を彷彿とさせるメロディが登場する。

2.ニ長調
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックなメロディを持った元気な曲。どこかシリアスな感じがある。

3.ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
幻想的な短い前奏の後、これまたエキゾチックなメロディが快活に奏でられる。段々と鄙びた感じになっていき、それが二回繰り返され、最後はゆったりとなり軽く終わる。

4.ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲ももやっと始まる。ソロもなんとなく憂いをおびたというのか、眠たげといのか、アンニュイな感じ。この曲もヴァイオリン協奏曲の素材が少し顔を出す。終始もやっとしており、よくわからない。

5.変ホ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく開放的な前奏の後、伸びやかなソロが奏でられる。段々と素朴な牧歌的な雰囲気となり穏やかに終わる。

6.ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
緊張感のある前奏の後、少しエキゾチックなメロディが奏でられる。終始緊張感のある雰囲気で曲は進み、段々スピードが上がり最後は舞い上がるように終わる。

悪くない曲集

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二つの荘厳な旋律 Op.77 [シベリウス 協奏曲]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.聖歌 「喜べ、我が魂よ」
★★★★★★★☆☆☆
重々しく厳かな雰囲気の中、静かな息の長い旋律がヴァイオリンによって奏でられる。
アンダンテ・フェスティボに少し似た雰囲気の曲。

2.献身 「我が真なる心より」
★★★★★★☆☆☆☆
若干哀愁漂う曲。すこし世俗的な感じのする情熱的な曲。
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二つのセレナーデ Op.69 [シベリウス 協奏曲]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.ニ長調
★★★★★★★☆☆☆
幻想的な雰囲気で始まる。
静かな雰囲気の中、そっと囁くようにソロのヴァイオリンが入ってくる。
段々と力強くなっていくが、一度音が切れた後、牧歌的な穏やかな雰囲気になる。
不穏な空気が流れ始め、ソロ・ヴァイオリンがそれを打ち消そうと躍起になる。
最後は高貴な感じで終わる。

2.ト短調
★★★★★★★☆☆☆
幻想的な雰囲気の中、物悲しいメロディで流れる。
管楽器の低音が鳴り響く中、悩みに満ちたメロディが静かに流れる。
その後、エキゾチックなはねたリズムのメロディが始まる。
再び静かになり、エキゾチックな雰囲気と悲しげな雰囲気が入り混じり、最後は何故か明るく終わる。
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ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 [シベリウス 協奏曲]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.Allegro Moderato
★★★★★★★★★☆
幻想的な雰囲気で始まり、ヴァイオリンが華やかなソロを奏でる。その後壮大な雰囲気のオケが入ってきて、盛り上がっていく。途中行進曲風の部分を挟み、幻想的な主題へ戻る。小鳥が空へ舞い上がっていくかのようなカデンツァを経て、最後は盛り上がって終わる。

2.Adagio Di Molto
★★★★★★★★★☆
哀愁漂う美しいメロディで始まる。途中すこし不安げなおどろおどろしい雰囲気になるが、最後は牧歌的に平和な雰囲気となって終わる。静かな美しい雰囲気の楽章。

3.Allegro, M Non Tanto
★★★★★★★★☆☆
弦の弾むような心沸き立たせる伴奏で始まり、ヴァイオリンが縦横無尽に暴れまわる。格好良く美しい楽章。最後は圧倒的な盛り上がりを見せ終わる。

全てが完璧な、私にとってチャイコフスキーと並ぶ最も素晴らしいヴァイオリン協奏曲。
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オーケストラのための3つの小品 Op.96 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.叙情的なワルツ
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとしたバレエの中に出てきても良いような美しいワルツ。最後はスピードを上げていき盛り上がって終わる。普通に良い曲。

2.むかしむかし
★★★★★★★★☆☆
のどかな感じのゆったりとした田舎風の二(四)拍子の舞曲。中盤の物悲しいエキゾチックなメロディも綺麗。最後ははじめの田舎風メロディが回帰され静かに終わる。

3.騎士のワルツ
★★★★★★★☆☆☆
高貴な雰囲気のまさに宮廷的な楽しく美しいワルツ。

全体的にメロディも綺麗で良い。
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オーケストラの組曲からの断片 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



本当は三曲からなら組曲を予定していたらしいが、完成されなかったらしい。

第2曲 テンポ・モデラート
★★★★★☆☆☆☆☆
結構現代っぽい混沌とした雰囲気のある曲だが、シベリウスらしい凛とした感じもある。最後は穏やかに優しく終わる。

第3曲 アレグロ
★★★★★★☆☆☆☆
ティンパニーのはねた感じの連打で始まり、森の中の様々な生き物が起き出し活動を始めるかのような雰囲気となる。風の囁く音などもところどころ聞こえる。少し不穏な空気が流れ始める。後半再び明るさと活気を取り戻し、最後は盛り上がって終わる。
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恋する者 Op.14 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.恋する者
★★★★★★★★☆☆
まだ片思い中の、物憂げな感じが出ている非常に美しい曲。最後は若干物悲しげに終わる。

2.恋する人の通り道
★★★★★★★★☆☆
朝もやの中を、美しい人が軽やかに歩いてくるかのようなもやっとしている中に凛とした美しさのある曲。一瞬影をおびた後、そっと終わる。

3.こんばんは・・・さようなら!
★★★★★★★★☆☆
ヴァイオリンのソロがゆったりとした牧歌的な息の長い旋律を奏でる。後半、だんだん重々しく悲しげになっていく。

恋人の心の模様を非常にうまく表した名曲。
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伯爵夫人の肖像 Op.88 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
とても静かな穏やかな高貴な雰囲気で始まる。
後半は少し力強く壮大な感じになっていく。
最後は静かにそっと終わる。

目立たない曲だが結構良い曲。
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パンとエコー Op.53 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい前奏の後、弦と管の対話的なやりとりとなる。
その後お祭りが始まったかのような明るい雰囲気となり盛り上がって終わる。
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行列 J.S. 54 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
派手目なファンファーレの後、元気な行進曲風の曲となる。
普通。
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ロマンス 弦楽オーケストラのための Op.45 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
若干チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の冒頭に似た、少し悲しげな分厚い前奏で始まる。
段々と穏やかに優しい旋律へと自然と移行していく。
チェロのピッチカートが躍動感を演出している。段々と盛り上がって行き終わる。
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序曲 J.S. 144 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
壮大な長めのファンファーレで始まる。段々と物悲しくドラマティックになっていく。
3分半近くの長い序奏の後、牧歌的で明るい雰囲気となる。
段々と悲しげになっていき、最後は悲劇的に終わる。

悪くはないが、シベリウスが書かなくても良い。
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行進曲 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.戴冠行進曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
少し壮大な感じのゆったりとした曲で、行進曲風ではない。いたって普通。

2.ポリ連隊の行進曲 J.S. 152
★★★★☆☆☆☆☆☆
ふつうの行進曲。シベリウスがあえて書くほどの曲ではない。

3.大学行進曲 J.S. 155
★★★★★★☆☆☆☆
明るい感じの曲。初めはただ明るく歩いている感じだが、段々と行進曲風になっていく。中盤は悠々とした感じとなり、ハープも活躍する。再び軽やかになり、最後は壮大に終わる。

4.フィンランド・イエーガー隊の行進曲 Op.91a
★★★★★☆☆☆☆☆
結構勇ましい、まさに戦に赴く様子を描いたような行進曲。結構格好良いがシベリウスが書かなくても良いか。
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図書館の神様 [文学 日本 瀬尾まいこ]


図書館の神様 (ちくま文庫)

図書館の神様 (ちくま文庫)

  • 作者: 瀬尾まいこ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: Kindle版



「図書館の神様」と「「雲行き」が収録されている。二つに共通するのは、文化系の部活に所属している男の子が登場するところか。

この作品、文化系クラブを文系クラブと記している部分が結構あって、最後の方で一度だけ文化系クラブという表現になる。あと、~に「惹かれる」とすべきところを「引かれる」と記されていたりする。ちくま文庫だし校閲とか大丈夫なのかな、と思ってしまう。この作家、結構こういうのがある。さらに題名の「図書館の神様」だが、ネット上でだれかが指摘していたが、「図書室の神様」のほうが良い気がする。

まあ、それはさておき、「図書館の神様」の主人公清は頭痛持ちで体が弱いが、その分清く正しくまっすぐに生きてきた女性。バレーボール一筋で生きてきたが、高校時代のある事件をきっかけに、清く正しく生きることにくいじけてしまう。
何となく成り行きでなった、国語教師&文芸部顧問。そこで出会った文学青年との交流を通して、「清く正しく生きること」を考え直し、違った世界が開けてくる。

「雲行き」の主人公も頭痛持ち。母親の再婚相手とうまくいっていないが、あることをきっかけに少し距離が縮まる話。

私も、「清く正しく」なるべき生きていこうとしてきたし、ずっと頭痛持ちだった。さらに教師として仕事をしている。結構「図書館の神様」の主人公に共感するところが多くあった。
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メヌエット J.S. 127 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
バレエのなかに出てきても違和感のない、楽しくも美しいメヌエット。優雅に始まり途中少し哀愁漂う感じとなり、最後は優雅に楽しく終わる。
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プレスト 弦楽オーケストラのための(弦楽四重奏曲スケルツオ Op.4) [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★☆☆
流麗な感じで始まり、途中幻想的な世界が展開する。最後ははじめの雰囲気に戻り美しく終わる。
とても綺麗な曲。
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即興曲 弦楽オーケストラのための(ピアノ曲 Op.5 5&6) [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
すこし不安げだが優しい音で始まる。途中から優雅なワルツとなる。段々と悲劇性を帯びてくる。最後は優しく終わる。
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この夏の星を見る [文学 日本 辻村深月]


この夏の星を見る (角川書店単行本)

この夏の星を見る (角川書店単行本)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/06/30
  • メディア: Kindle版



数年前、東京新聞で連載されていた物語。それまで辻村深月という作家は知っていたが、あまり読んでみようとは思っていなかった。しかし、この話が連載される前に、あらすじのようなものが掲載され面白そうだがらと読み始めた。はじめからその世界へにひきこまれ毎日この話を読むために新聞を開けているような感じになった。そして彼女のその他の作品も読んでみようと思った。連載が終わる時は非常に残念で、早く単行本化されないかな、と思っていたら、結構早く単行本化され、早速図書館で借りて読み直した。

ストーリーはコロナ禍の中高生の話。それぞれの悩みを持つ、長崎、茨城、東京(渋谷)の中高生たちが、様々な紆余曲折を経て、自分たちで望遠鏡を作って星を見るという「スターキャッチコンテスト」というのを自分たちの手でオンラインで連絡を取り合いながら作り上げるというストーリー。生徒を助ける先生たちもそれぞれ魅力的だし、登場人物ひとりひとりもとても暖かで優しく良い子ばかりだ。付き合うまでにはいたらないが、それぞれの恋模様も描かれており素晴らしい青春小説となっている。

私は中でも五島という長崎の島の高校生たちのストーリーが好きで、佐々野円華という一見おとなしいが様々なことを考える心優しい女の子と野球部のエース武藤のその後が気になる。

本当に素晴らしい作品だと思う。
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報道の日のための音楽 J.S. 137 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1.前奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
荘厳なゆったりとした前奏。物悲しいメロディが流れた後、突然明るいファンファーレ風の音楽が流れる。再び物悲しいメロディが流れ、そのまま静かに終わる。

2.タブロー1
ヴァイナモイネンは、彼の歌で自然、そしてカレヴァとボホヨラの人々を喜ばせる
★★★★★★☆☆☆☆
美しい朝を描いたような爽やかな雰囲気で始まる。大自然の音がそこかしこから聞こえてくる。中間部は重々しい音楽となる。最後は華やかに終わる。

3.タブロー2
フィン人は洗礼を施された
★★★★★★☆☆☆☆
重々しいメロディが流れた後、鐘が荘厳に鳴り響く。その後も分厚い重いメロディは続き、鐘が時々鳴り響く。段々と宗教的な雰囲気となっていくが、最後は壮大な感じとなり終わる。結構長い曲。

4.タブロー3
ヨハン公爵の宮廷からの情景
★★★★★★★★☆☆
非常に牧歌的な美しいメロディで始まる。途中から行進曲風になる。こちらもきれいなメロディ。シベリウスらしい名曲。

5.タブロー4
三十年戦争におけるフィン人
★★★★★★★★☆☆
少し悲しげだが、勇ましい主題で始まる。段々とゆったりと荘厳な感じになっていき、最後はファンファーレも鳴り響き壮大な終わる。こちらもシベリウスらしい名曲。

6.タブロー5
大いなる怒り
★★★★★★☆☆☆☆
もやっとした不穏な空気で始まる。戦の前のような、ティンパニーの音に乗って悲劇的で勇ましい音楽が鳴り響く。何となく不安げな雰囲気が中間部を支配している。最後は再びティンパニーが活躍しだし力強く終わる。

7.タブローの間の音楽
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
もやっとしたほとんど音のない30秒程度の曲。

8.タブロー6
フィンランド人は目覚める
★★★★★★★★☆☆
「フィンランディア」と同じ。
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卵の緒 [文学 日本 瀬尾まいこ]


卵の緒 (新潮文庫)

卵の緒 (新潮文庫)

  • 作者: まいこ, 瀬尾
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/06/28
  • メディア: 文庫



坊ちゃん文学賞を受賞した、表題作でありデビュー作と、「7's blood」という2作品を収録した作品。
どちらも血の繋がらない家族を描いた作品。

「卵の緒」は育夫という少年と鈴江君子という女性の親子関係、「7's blood」は七生と七子という父親が同じで、母親が違う男の子と女の子の話。

『そして、バトンは渡された」同様一人称がたりで、淡々とした感じで語られており、状況的には悲惨な状況なのだが、悲壮感がまるでないところが良い。

卵の緒がどこか前向きな雰囲気で終わるのだが、7's bloodは若干物悲しい感じで終わる。前者は「誕生」をテーマに、後者は「死」をテーマにしているところからもこの違いが生まれるのかもしれない。

ものすごく面白いという感じの作品ではないが、それなりに楽しめた。
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