夢遊病の娘 [オペラ イタリア ベッリーニ]
ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆
結婚式を間近(行った?)花嫁が、夢遊病で、結婚式当日の夜、村にやってきて宿で泊まる伯爵の家にフラフラと夢遊病状態で入り込んでしまい、村中&花婿に姦通の疑いをかけられ一度は離婚!ということになるが、入り込まれた伯爵が彼女の無実を証明しめでたしめでたし、という話。
とにかく管弦楽が控えめで、主役アミーナのアリアが終始叙情的で美しい。
リストがピアノ独奏に編曲した「夢遊病の女」の愛好された動機による幻想曲の中で使われている2つの合唱曲「このスイスのどこにも、こんな美しいバラの花はない」という半音階が非常に美しいアミーナを皆が称えている曲、「見ろ、扉が空いている」という伯爵の部屋に入り込んでしまったアミーナが見つけられてしまう曲、そして第二部のアミーナの狂乱の場がアカペラに近い状態で美しく息の長い旋律が歌われる「ああ、もう一度だけ&ああ、信じられないわ」が特に綺麗。
物語としてはそこまでではないが、とにかくアリアが綺麗で歌とメロディのすばらしさを堪能できるオペラ。
カレリア組曲 Op.11より [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
1. 間奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
管弦楽曲で有名な曲。弦のトレモロをピアノでなんとか再現しているので結構ゴツゴツしていて苦しそう。でもメロディは綺麗なので普通に楽しんで聞ける。
2. バラード
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげな美しいメロディが印象的な曲。管弦楽版よりもやはりメロディが途切れ途切れに聞こえてしまうのが少し残念。後半の緊張感のあるキラキラした部分はピアノの方がドラマティック感はあるか。
やはり管弦楽版で親しんでいるので若干違和感がある。
ソナタ 断片 [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
1. ソナタ・アレグロ 提示部 ヘ短調 JS. 179b
★★★★★★★★☆☆
ベートーヴェンをイメージさせる力強く英雄的な主題。だんだん高まっていく情熱的なメロディが綺麗。穏やかな第二主題との対比も格好良い。普通にソナタの第一楽章として完成していると思う。相当良い曲。
2. ソナタ・アレグロ 提示部 ハ短調 JS. 179e
★★★★★★★☆☆☆
こちらも哀愁漂う素敵なメロディを持った情熱的な第一主題。第二主題は若干民謡風。
bほどではないが、こちらもかなり良い曲。