ペスト [文学 フランス]
生き抜く力を身に付ける [その他 本]
中学生からの大学講義 5 生き抜く力を身につける (ちくまプリマー新書)
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/05/07
- メディア: 新書
このシリーズの一応の最終巻。
5巻目ともなると若干散漫な印象。細かい「こんなことが学問になるの?」というような感じの分野を取り上げている気がする。
勉強ができるようになるかどうかは、「本人がやる気になるかどうか」ということを言っている人がいたのだが、まったくそのとおりだと思う。我々教師にできることは生徒をやる気にさせることであり、我々が教えた知識なんてほとんどかれらの学力向上には寄与していない気がする。
6つの即興曲 Op.5 [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
1. ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
暗く重い曲。初めは鐘の音のような始まり。鎮魂歌のようなメロディが静かに流れ出す。暗いがメロディは綺麗。さすがシベリウスといった感じの曲。
2. ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも重い前奏で始まるが、どこかで耳にしたことのある主題に入ると軽やかでスピード感がある。中間部は長調で明るくなる。最後ははじめの主題に戻り終わる。
3. イ短調
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも聞き覚えのある東洋風なメロディで始まる。懐かしい感じの静かなメロディが間間に挟まれる。最後は情感たっぷりに東洋風のメロディで終わる。
4. ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
静かに悲しげに始まる。だんだん感情が高まり盛り上がって終わる。
5. ロ短調
★★★★★★★☆☆☆
水が滴り落ちるような感じで始まる。ドラマティックな美しい揺れるような伴奏となり、メロディが静かに浮かび上がってくる。
6. ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
静かな夢見るような旋律で始まる。段々とロマンティックになっていき、物悲しいメロディが流れ始める。同じことが2度繰り返される? 6分近い長い曲。ショパンのノクターンを模して作ったのではないかと思うくらいショパンっぽい曲。
全体的に悪くない曲集。
ワルツ 変二長調 [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
結構力強い始まり。続いて軽やかなワルツが始まる。最後は力強く終わる。
メヌエット [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
1. メヌエット(op27 クリスチャン二世より) 変ロ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
ABACA形式?
全然メヌエットっぽくない感じで、拍子もとりづらくよくわからない。2度やってくる展開部っぽい部分は流れるような感じだが、全体としてもう一歩。
2. メヌエット 変ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
淡々としたメロディ。中間部は同じようなメロディが短調になる。
しいちゃんと赤い毛糸 [文学 日本 安房直子 さ行]
絶版本。旺文社から出ている安房直子さんの本は絶版になってしまっているものが多い。
ネットの古本屋で見つけかなり高額だったが思わず買ってしまった。
早速次男と読む。
秋の終わり、おばあさんが山道を歩いているとお月様に話しかけられる。
おばあさんは、「孫娘にセーターとぼうしと手袋を編んで上げるために赤い毛糸を買ってきたところだ」と月に話す。
突然天気が悪くなってきたのでおばあさんは急いで家に帰ろうとする。
すると「毛糸 くださいな」という声が次々にしてくる。誰だ、と聞くと「山の かれ木です。」と応える。寒くてたまらないらしい。しかし、せっかく孫のために買った毛糸を手放すわけにも行かずおばあさんは孫の待つ家へ急いで帰り、なんとかたどり着く。
そして3日でセーターと帽子と手袋を編み上げてしまう。
早速それを着て外へ遊びに行く孫娘しいちゃん。すると「ください、ください」という声がしいちゃんにも聞こえる。まわりには白いきものをきた背の高い人たちが大勢いる。そして寒い寒いと訴え、しいちゃんの服で焚き火をしたいと言い出す。長老の白い人がしいちゃんのところへやってきて、ぼうしと手袋の上に手をかざすと、ぼうしと手袋が燃え上がる。
しいちゃんは初めは悲しんでいたが、いつまでたっても燃え尽きない自分の服に興味を抱き始める。すると白い服の女性がしいちゃんのもとへやってきて白いクリームを両手と顔にすりこんでくれる。
どんどん火が大きくなり、周りでみんな踊りだす。最終的に「むねの中にひがともったわ」「赤い花が一りんさいたわ。」と言い、皆が笑顔になる。
気がつくとぼうしと手袋が無い状態で森の中に一人立っている。急いで変えるしいちゃん。外は寒いはずなのに、塗ってもらったクリームのおかげでなぜか寒くない。
家に帰りおばあちゃんに森での話を全部する。最後におばあちゃんが病気のお母さんから届いた手紙をしいちゃんにわたす。そろそろ退院できそうだ、という内容の・・・。
若干『となりのトトロ』を彷彿とさせる暖かい世界観の本。
揺らぐ世界 [その他 本]
揺らぐ世界 :〈中学生からの大学講義〉4 (ちくまプリマ―新書)
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 新書
今回は社会科学系の講演を集めたもの。私にとってかなり馴染みのある講演者が多く、その著書も多く読んだことがある人が多かった。
立花隆さんは、自分のやってきたことにかなり自信と誇りを持っているんだろうなあという語り口で、若い人たちへの読書案内でも、すべて自分の著書を勧めていた。
岡真理さんも、パレスチナ関係のところでよく見る人。他にも宗教学者橋爪大三郎、ジャーナリスト?森達也等、興味深い人たちの講演が多かった。
やはり自分は社会科学系の、特に国際関係や差別、民族問題などに興味があるんだなあ、ということを改めてこの本を読んで思った。