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クオレマ(死) Op.44 [シベリウス 劇音楽]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD




◎悲しきワルツ
★★★★★★★★★☆
シベリウス屈指の名作。物悲しげな雰囲気で始まり、途中の哀愁漂う高貴な美しいワルツに入るところは絶品。

◎鶴との出会い
★★★★★★☆☆☆☆
弦の高音が鶴が泣いているかのような雰囲気を作り出して始まる。幻想的な感じで少し物悲しい。もやっとした感じで曲は進むが、後半ヴァイオリンの優美な息の長い旋律が奏でられ、静かに終わる。
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ペレアスとメリザンド オリジナル劇音楽 JS. 147 [シベリウス 劇音楽]


The Sibelius Edition: Theatre Music

The Sibelius Edition: Theatre Music

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: CD



ドビュッシーのオペラでも有名なメーテルリンク原作の作品。
フォーレやシェーンベルクも音楽をつけており、なにかしら作曲家を刺激するものを持っているのであろう。

第一幕
01番 前奏曲 第一場
★★★★★★★★☆☆
組曲に編曲されたバージョンでも「城門にて」という題名で一曲目に用いられている曲。堂々としていて壮大な雰囲気を持っていてメロディも美しい名曲。

02番 第二場
★★★★★★★☆☆☆
少し物悲しいメロディがオーボエによって静かにゆったりと奏でられる。途中弦だけになるところも幻想的で美しい。

03番 第四話
★★★★★☆☆☆☆☆
もやっとした雰囲気で始まる。段々とおどろおどろしい雰囲気となっていく。大きな波が遠くから押し寄せてくる感じ。

第二幕
04番 前奏曲 第一場
★★★★★☆☆☆☆☆
少し明るく軽快な雰囲気。若干エキゾチックなメロディで弦のピッチカートの伴奏が印象的。後半盛り上がって終わる。

第三幕
05番 前奏曲 第一場
★★★★★☆☆☆☆☆
力強く若干戦闘的な雰囲気の曲。

06番 第二場 メリザンドの歌:目の不自由な三姉妹
★★★★★★★☆☆☆
ティンパニーの激しい音で始まるが、オーボエののどかな音が鳴り渡り、一気にトーンダウンする。
そのまま、少し悲しげなメロディで「目の不自由な三姉妹あきらめないで」と歌われる。幻想的で美しいメロディが心に残る。

07番 第四場
★★★★★★☆☆☆☆
弦のピッチカートの伴奏に乗って、のどかで牧歌的なメロディが流れる。平和な雰囲気の曲。

第四幕
08番 前奏曲 第一場
★★★★★★☆☆☆☆
春の訪れを告げるかのような躍動的で明るい雰囲気の曲。

09番 第二場
★★★★★☆☆☆☆☆
幻想的な雰囲気で始まり、コントラバス(チェロ?)、オーボエ(?)の音が短く順番になった後、不穏な空気となる。

第五幕
10番 前奏曲 第二場
★★★★★★☆☆☆☆
ゆっくりとした悲しげな雰囲気の曲。この劇音楽の中で一番長く5分近くある。

劇の内容が暗いので、しょうがないが、基本的に暗く思い曲が多い。メロディは綺麗。
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女の平和 [文学 その他]


女の平和: リューシストラテー (岩波文庫 赤 108-7)

女の平和: リューシストラテー (岩波文庫 赤 108-7)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1975/06/16
  • メディア: 文庫



アリストパネース三冊目。恐らく、もう読まないんだろう。
『女の議会』が数年前岩波文庫から復刊され、あまりにもすばらしく、世界史などで良く取り上げられるこの『女の平和』も読んでみたくなり、岩波文庫でずっと探していた。

『平和』でも書いたが、先日本当に偶然古本屋で見つけ購入。

あらすじはあまりにも有名なので、良いと思うが、戦争に反対する女性たちが、セックス・ストライキを敢行。最終的には男たちが負け、平和が訪れるというもの。

『平和』同様、イマイチわからない部分が多く、『女の議会』ほど楽しく読めなかった。

かなり楽しみにしていた分、もう一歩感が大きかった。
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