高慢と偏見 [映画 ジェイン・オースティン]
BBC版の『高慢と偏見』を見終わった。
これで3~4度目。何度も観ても素晴らしい作品だと思う。
一番初めに、ジェイン・オースティンを読んだとき、それこそ「高慢」な印象があり、基本的に結婚のためにみんながあたふたしているだけという感じであまり好きにはなれなかった。
ニュージーランドに行ったとき、ゲームの景品でこの映画が当たった人がいて、その時「誰もが大好き、Pride&PrejudiceのDVD」と紹介があり、みんなが拍手喝采で、そんなに面白いの?と思ってこのDVDを購入し、観たのがきっかけで一気にジェイン・オースティンが好きになったきがする。
私にとって、エリザベスのはまり役はキーラ・ナイトレイで、このDVDのジェイン役の人はあまり好きではないのだが、なぜか観ているうちに慣れてきてしまう。これは何度も観ても同じだから不思議だ。
映画版よりも原作に近い形で丁寧に描かれているのが良い。
クリスチャン二世 Op.27 [シベリウス 劇音楽]
The Sibelius Edition: Theatre Music
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/07/28
- メディア: CD
王クリスチャン二世がオランダ娘に恋する話らしい。
01番 エレジー 序曲
★★★★★★☆☆☆☆
幻想的な美しい雰囲気で始まる。弦の低い音を合図にするかのように若干悲しげな苦しげな雰囲気となっていく。段々と霧が晴れていくように明るくなっていくが、再びモヤが掛かりだし最後は静かに終わる。
02番 ミュゼット
★★★★★★☆☆☆☆
もやっとしたファンファーレの後、快活なメロディが管楽器により元気に奏される。朝が来たことを告げているような感じの曲。管楽器が次々に哀愁漂うメロディを奏で合う中間部分も綺麗。最初の主題に戻り元気に終わる。管楽器が大活躍する曲。
03番 メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
すこしユーモラスな始まり。途中は力強い。最後はユーモラスに終わる。弦楽器のピッチカートが活躍する曲。
04番 ジョロウグモの歌
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの前奏で始まる。バリトンの少し悲しげな美しい歌が分厚い弦の伴奏に乗って歌われる。間奏で再びハープが登場し幻想的な雰囲気を作る。
単独の歌曲、ピアノ曲にも編曲されているくらいなので、シベリウスはこの曲を気に入っていたのだろう。
05番 ノクターン
★★★★★★☆☆☆☆
静かな優しい前奏の後、弦の揺れる伴奏の上を、高音の弦楽器と管楽器が対話するようにメロディを奏で合う。なんとなく不安感が漂っている。森に住む動物や木々が起きだして楽しんでいるかのような優雅で若干混沌とした雰囲気となる。力強く壮大になった後、静かになり、皆が眠りにつくかのように穏やかに終わる。
06番 セレナード
★★★★★★☆☆☆☆
優雅で流麗な音楽。最後は牧歌的に終わる。
07番 バラード
★★★★★★☆☆☆☆
力強い悲壮感漂う雰囲気で始まる。スピード感のあるメロディと堂々としたメロディのせめぎあいがずっと続き、最後は格好良く終わる。
全体的に悪くはない。
悲しきワルツ、木の精、舞踏間奏曲 Op.44 ~ 45 [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
○悲しきワルツ 試作稿 Op. 44-1
★★★★★★☆☆☆☆
管弦楽の流れるような感じがなく、伴奏がとぎれとぎれな感じで流麗な美しさが半減している気がする。中間の哀愁漂う格好良い部分はピアノ版も悪くはない。最後の力強い部分もはねた感じなのでピアノもあってなくはない。
○悲しきワルツ 決定稿
★★★★★★★☆☆☆
管弦楽の流れるような感じがないことにシベリウスも違和感を感じていたのか、最初の流麗な部分もピアノのポツポツした感じに合うようにうまくはじめの部分が処理されている。中間部の哀愁漂う格好良い部分にうまくつながっておりさすが「決定稿」という感じの曲に仕上がっている。
○木の精 Op.45-1
★★★★☆☆☆☆☆☆
単音の幻想的な雰囲気で始まる。段々と力強くなっていく。途中再び単音のポツポツした感じにもどり、すこしおどけた雰囲気になる。少し盛り上がった後、最後は静かに終わる。
○舞踏間奏曲 Op. 45-2
★★★★★☆☆☆☆☆
三拍子の哀愁漂う美しいメロディで始まる。悲しげな感じと明るくなろうとする感じのせめぎあいが続いた後、力強く行進曲風になる。段々と華やかになり盛り上がっていった後、静かに終わる。
キュッリッキ 3つの叙情的小品 Op.41 [シベリウス ピアノ曲]
Sibelius Edition 4: Piano Music 1 (Box)
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
01. ラルガメンテ~アレグロ
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く重い前奏の後、堂々とした主題が奏でられ、ドラマティックに展開されていく。
あまりつかみどころのない感じの曲。
02. アンダンティーノ
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらも暗く重く始まる。ゆったりとした悲しげなメロディ。途中嘆きのようなメロディが混じったり、盛り上がったりするが捉えどころのない感じの曲。
03. コモド
★★★★☆☆☆☆☆☆
最終楽章らしくリズム感が有り格好良いがもう一歩。
すみだサマーコンサート2023 オーケストラのとびら [舞台]
「おかあさんといっしょ」メモリアルアルバム いっしょにうたえば わくわく ひろがる(特典なし)
- アーティスト: 「おかあさんといっしょ」/花田ゆういちろう、小野あつこ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2022/06/29
- メディア: CD
新日本フィルの子供向けコンサートというのは初めて行ったかもしれない。
長男が、音楽の授業でグリーグの「山の魔王の宮殿にて」を鑑賞してきていたく気に入り、ちょうどこの曲が演奏される&子供達が好きな「ピーターと狼」がお話付きで聞ける、ということで行ってみた。
後ろに大スクリーンが用意され、映像が後ろで流れる中での演奏だったので、心配していた次男も結構聞けていた。しかし、なんとなく客席もざわざわっとした感じがあるのと、映像が流れているのとで、演奏に集中できなかった。やっぱりクラシック独特の緊張感というのか静寂感というのか、あれがあることにより、演奏がより楽しめるのだな、と思った。