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たんぽぽ色のリボン [文学 日本 安房直子]


たんぽぽ色のリボン (絵童話・しぜんのいのち)

たんぽぽ色のリボン (絵童話・しぜんのいのち)

  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 1994/01/01
  • メディア: 単行本



安房直子作品をあいうえお順に読んでおり、次男と再読。

「たんぽぽ堂」という文房具屋を営むおじいさんのお話。

町の小さな文房具屋を営んでいたおじいさん。はじめは店の周りにはあたり一面のたんぽぽ畑だったのが、段々と家が立ち、大きな文房具屋が近くに出来、店は売れなくなっていく。
そんなある日、黄色い服に身を包んだ女のコがやってくる。店の商品に黄色いリボンをつけて売ろうという彼女の提案により、店は再び盛り返す。
しばらくして、その女の子がやってきて、リボンを縄跳びにつけて飛び始める。おじいさんも一緒にとんでいたところ、男の子がやってきて黄色いクレヨンを買って、たんぽぽの花をスケッチブックにいっぱい書く。その後おじいさんと女の子と男の子で幸せな時を持つ。

たんぽぽ堂は、なんとか店を続けていたものの、おじいさんも段々と年をとりもう店をとじようかと思っていたとき。

あの女の子とそっくりの女の子たちが大勢でやってきて、縄跳びに誘う。飛んでいるうちに体が軽くなったおじいさんは・・・。

自然の大切さをそっと教えてくれる心暖まる作品。
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誰も知らない時間 [文学 日本 安房直子 た行]


風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)

風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2006/07/01
  • メディア: 単行本



きつねの窓 (ポプラポケット文庫 51-1)

きつねの窓 (ポプラポケット文庫 51-1)

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2015/01/02
  • メディア: 単行本



200年も生きるカメ、自分のありあまる時間に飽き飽きし「まったく、やりきれないよ」と嘆いている。そこに「まったく、やりきれないよ」という人間が通る。漁師の良太というものだった。彼は貧乏すぎて時間が足りないという。そこでカメは自分の時間を分けてあげることにする。夜中の12時のあとの1時間、お酒いっぱいと引き換えに、良太は1時間もらう。

はじめの一日は、網の修繕を行い、次の日から夏祭りに向けて太鼓の練習をする。この1時間はどんなに大きな音を出しても周りの人間の時が止まっているので問題ない。こうして毎日太鼓の練習をし、どんどん腕を上げていく。

お祭りの一週間前、周りの時は止まっているはずなのに、一人の少女がたずねてくる。彼女もカメからもらった時間で、病気の母親がいる島の病院まで海を超えて行っていたのだが、約束の時間に戻ってこられず海へと沈んでしまい、カメの夢の中に閉じ込めらてしまう。

良太は、自分が海の底へ沈んで、カメの夢の中に入ってもいいから少女を助けて欲しいとカメに頼む。カメは何とかするといって夏祭りまで待つよう伝える。

いつもの12時がやってきて良太が太鼓を叩き始めると、村中のみんながやってくる。カメが自分の時間をみんなに与えたことがわかる。そして、カメの夢のなかん閉じ込められていたさちこという少女も姿を現す。

カメの元へ行ってみると、カメは死んでいた。

自己犠牲を描いた幻想的な美しい作品。
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法王庁の抜け穴 [文学 フランス]


法王庁の抜け穴 (岩波文庫 赤 558-3)

法王庁の抜け穴 (岩波文庫 赤 558-3)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2023/06/15
  • メディア: 文庫



新興宗教のような団体からキリスト教に改宗?した人の話に始まり、その親戚の隠し子?の相続問題のような話になったり、金持ちの未亡人が、幽閉された法王を助けるという十字軍的な名目で金を出すことを要求されたりといった挿話が最後は一つに収斂されていくっぽい話なのだが、話が進むにつれつまらなくなっていく。後半に向けてこれだけつまらなくなっていく話も珍しく、最後はほぼページをめくっているだけだった。

かなり読み進めるのがこんなんで、面白くなかった。こんな作品は久しぶりだった。
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Piano Quartet In D Minor JS. 157 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Andante Moloto, Allegro Moderato
★★★★★★★☆☆☆
劇的な少し長めの前奏の後、鋭角的な主題がピアノによって奏される。ヴァイオリンがそれを引き継いた後、すこし伸びやかなメロディ、牧歌的なメロディ・・・と次々に色々な旋律が奏でられる。展開部は優雅で高貴な雰囲気となる。最後は主題が英雄的に回顧され終わる。

2. Adagio
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした穏やかな旋律が流れる。チェロが悲しげな旋律をピアノの感情的な揺れるような伴奏に乗せて奏でたのち、心落ち着くメロディがピアノが奏でる。その後ロマンティックなメロディが次々と登場する。最後はしっとりと終わる。

3. Menuetto
★★★★★★☆☆☆☆
明るく高貴な舞踏楽章。

4. Grave, Rondo, Vivacissino
★★★★★★☆☆☆☆
非常に沈痛な感じで始まり、その雰囲気を残したまま跳ねた感じのメロディがピアノによって奏でられる。ヴァイオリンも入ってきて少し明るく優雅になる。途中三拍子の少し悲しげな主題が提示され、それが変奏曲風に展開されていく部分は綺麗。最後は悲しげな旋律で終わる。

全楽章色々なメロディが次々に出てきて面白くはあるが、若干散漫な印象。
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Piano Trio In C Major JS. 208 Lovisa [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro
★★★★★★★☆☆☆
Jazzっぽい第一主題、民謡っぽい第二主題、展開部はイマイチよくわからないが聴いていて面白い。

2. Andante - Piu Lento
★★★★★★★☆☆☆
半音階を多用した、少し憂鬱げな雰囲気と、気だるそうなメロディで始まる。途中からコラール風のフーガになる。後半ドラマティックに盛り上がるが最後は静かに終わる。

3. Allegro Con Brio
★★★★★★★☆☆☆
ベートーヴェン的な英雄的な始まり。ヴァイオリン協奏曲の冒頭をイメージさせるような壮大で悠々とした第二主題的な部分も格好よい。最後は華やかに終わる。

楽章の性格がそれぞれ際立っており結構楽しく聴ける。

シベリウスのピアノ三重奏はどれも特徴的で素晴らしい。
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Piano Trio In D Major JS. 209 Korpo [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro Moderato
★★★★★★★★☆☆
低く重いピアノの音のあと、ヴァイオリンの高音が鳴り響き、暗く悲しげな世界が展開されるのかと思いきや、明るく華やかな第一主題が流れる。ピアノのキラキラとした伴奏の上を華麗でなめらかな旋律が流れる第二主題も良い。厳しいフーガとなる展開部も格好よい。

2. Fantasia; Andante
★★★★★★★★☆☆
内省的な悲しげな旋律で始まる。次に少し明るく前向きになろうとするかのような美しい旋律が流れる。ピアノのトレモロとチェロのピッチカートの伴奏が始まり、第一主題が悲しげに奏でられる。
その後、宗教的で厳かな雰囲気となる。コラール風の静かなゆったりとしたメロディがとても綺麗。
ベートーヴェンの「月光」第一楽章を彷彿とさせる重い感じになった後、東欧風の舞曲が流れ、その後は流麗な高貴な雰囲気となる。再び東欧風の舞曲風のメロディが戻り、激しく情熱的になる。
最後はしっとりと静かな雰囲気に戻り、むせび泣くように弦が悲しげなメロディを奏で終わる。
ピアノがアタッカで次の楽章へなだれ込む。

3. Finale; Vivace
★★★★★★★★☆☆
少し哀愁漂う東洋風のメロディで始まる。心躍る舞曲。
ドヴォルザーク作曲といってもみんな信じてしまうくらい、異国情緒あふれた、楽しいメロディと哀愁漂うメロディが交互に現れる最高の終楽章。

かなりの名曲。
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いつか晴れた日に [映画 ジェイン・オースティン]


いつか晴れた日に [AmazonDVDコレクション]

いつか晴れた日に [AmazonDVDコレクション]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: DVD



Jane Austen原作、エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット主演、アカデミー賞受賞作品。

『知性と感性』という題名だけ見るとつまらなそうな作品だが、すばらしく美しい恋愛物語。
常に冷静で自分の感情を抑えて生きる姉エリノアと自分の感情の赴くままに自由奔放に生きるマリアンヌの対照的な二人の恋愛を描いた作品で、結局最後は二人共素敵な男性と結ばれる。しかも、ほかのよくある小説のように、この男と結局は結ばれちゃったの?的なところがなく、やっぱりこの人と結ばれたのね、よかった、と思えるエンディングなのが、Austenの素晴らしいところ。

物語の最後、常に冷静で自分を抑えてきたエマ・トンプソン演じるエリノアが感情を抑えながらも嗚咽してしまうところが感動的。三女のマーガレットもとても愛らしく、非常に良い味を出している。

エマ・トンプソンとケイト・ウィンスレットの演技が素晴らしすぎるので、

わたしの大好きな映画で、ベスト5に入る名作。

今回3~4度目だが、やはり面白く感動的だった。
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だれにも見えないベランダ [文学 日本 安房直子 た行]


春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫)

春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/04
  • メディア: 文庫



夢の果て: 安房直子十七の物語

夢の果て: 安房直子十七の物語

  • 出版社/メーカー: 瑞雲舎
  • 発売日: 2005/12/10
  • メディア: 単行本



日暮れの海の物語

日暮れの海の物語

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2023/06/11
  • メディア: 単行本



見知らぬ町ふしぎな村 (安房直子コレクション)

見知らぬ町ふしぎな村 (安房直子コレクション)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/04/01
  • メディア: 単行本



ある町に、お金にならない仕事ばかり引き受けてしまう気のいい大工さんがいた。

ある日、猫がやってきて、ベランダをひとつ作って欲しい、と頼まれる。話を聞くとお世話になっている娘さんのためらしい。次の日早速ベランダを作ってあげに行こうとすると、すずめや鳩まで同じ場所にベランダを作ってくれと頼んでくるしまつ。

現地へ行くと猫が待っている。詳しく話を聞くと、その娘さんは、怪我をした猫を助けてくれたり、鳥たちにご飯をあげたりしてくれているらしい。

つくってあげよう、と思ったものの勝手に作っていいものかと悩んでいると、猫が魔法をかけ、外からは見えないようにしてくれるらしい。早速作ってあげて家にかえる。

それから数ヶ月すると、その娘さんから、ベランダのお礼として野菜がたっぷり届く。5月にはいちごが届き、6月にはバラがいっぱい届く。バラの香りに包まれて寝ていると、夜中に誰かが窓を叩く。開けてみると猫と娘さんがベランダに乗って待っている。大工さんはベランダに乗って、雲に向かって飛んでいく。

真面目で気のいい職人さんが、心の美しい女性と結ばれるほっこりする話。色んな単行本に収録されるのもわかる。
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空色のゆりいす [文学 日本 安房直子 さ行]


なくしてしまった魔法の時間 (安房直子コレクション)

なくしてしまった魔法の時間 (安房直子コレクション)

  • 作者: 直子, 安房
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/03/01
  • メディア: 単行本



いすつくりとそのおかみさんに女の子が生まれる。空がとても青い日だった。しかしその子はうまれつき目が見えなかった。自分の子供には色が見えないんだ、と悲しんでいたところ、絵の具を使って絵を描いている小さな男のこと出会う。彼は絵の具を調合して空の色を作って、空の絵を描いていた。

自分の作ったゆりいすを空色にしようと、彼が調合した空色の絵の具をくれるよう頼む。彼は次の日その絵の具を持ってきてくれる。いすつくりはその絵の具で娘のために作ったゆりいすを空色に塗り、彼女はそこに座って空色を知ることになる。

娘が5歳になった頃、あの男の子がやってくる。いすつくりは、今度は女の子に花の色を教えたい、と男の子に赤い色を頼む。シチューを食べながらいろいろ話すうちに、この子が風の子だとわかる。この風の子は、ばら園に忍び込み、バラの色で作った赤を女の子に渡す。女の子は、「来年は海の色がほしい」とお願いする。

風の子は海に頼んで、海の色を作ろうとするが、うまくいかなかった。しかし海から歌を習い、女の子に歌って教えてあげる。こうして女の子は海を知る。

女の子が15歳になったとき、おかみさんにならってシチューを作れるようになった。

ある秋の日、背の高い若者が、いすつくりの弟子になりたいとやってくる。若者は仕事場で海の歌を歌う。その歌が昔少年が自分に教えてくれた歌だと気付いた女の子は「やっぱりあなたなのね」と喜び、二人は結ばれる。

幻想的で、温かい話。
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Piano Trio In A Minor JS. 207 Haftrask [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro Maestoso
★★★★★★★★☆☆
悲劇的で堂々とした哀愁漂う美しい旋律をピアノがソロで奏で、同じメロディをヴァイオリンが奏でる。第二主題は伸びやかで壮大な雰囲気となる。対話的で内省的な展開部も綺麗。

2. Andantino
★★★★★★★★☆☆
息の長い穏やかで心安らぐメロディを悠々とヴァイオリンが奏でる。チェロも入ってくる場面はとても美しい。ピアノが少し悲しげな第二主題を奏でそれをチェロがそっと支える。ピッチカートの伴奏に乗ってピアノが新たな悲しげなメロディを奏でる。後半ヴァイオリン、チェロ、ピアノが順々にはじめのメロディを奏でていく場面はとても綺麗。最後はそっと眠りにつくかのように静かに美しく終わる。

3. Scherzo: Vivace
★★★★★★★☆☆☆
明るくスピード感のある楽章。ヴァイオリンとチェロが競争しているかのような感じ。

4. Rondo
★★★★★★★☆☆☆
簡潔ながら少し悲しげなメロディで始まる。少しゆったりとした堂々とした部分を挟み、簡潔な主題に戻る。少し明るく軽快な部分の後、再び簡潔な主題が奏でられる。暗く重い雰囲気になった後、しっとりと静かになる。遠くから何かが迫ってくるように緊迫した雰囲気となり、最後はかなりのスピード感を持って唐突に終わる。

全体的にメロディが綺麗で楽しい曲。
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プライドと偏見 [映画 ジェイン・オースティン]


プライドと偏見 [DVD]

プライドと偏見 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2012/04/13
  • メディア: DVD



私はキーラ・ナイトレイという俳優さんが好きだ。恐らくこの『プライドと偏見』を観て好きになったのではないかと思う。

知的で自分をしっかり主張できる女性を演じさせたらピカイチなのではないかと思う。

実は、この映画を観るまで、あまりJane Austen作品が好きではなかった。イマイチ、スノッブな感じがしたし、特に事件もおこらずひたすら恋に右往左往しているだけ、と思ったからだ。

しかしこの映画はとにかく素晴らしかった。キーラ・ナイトレイが美しいのはもちろん、景色も美しく、音楽も最高だ。そして全ての人々の抑制された心が非常にうまく映し出されていて観たあととても気持ち良い気持ちになれる。

何度も観たくなる映画というのは少ないが、この作品はその中の一つで、今回見直してみてもやはり素晴らしかった。

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エマ [映画 ジェイン・オースティン]


ジェイン・オースティン・コレクション エマ [DVD]

ジェイン・オースティン・コレクション エマ [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2008/09/26
  • メディア: DVD



もう十数年以上前になるが、Jane Austenの全6作品を洋書で読んだ。
なかでも、PersuasionEmmaはほとんど理解できなかった。

小説家で英文学者のDavid Lodgeはじめ、多くの人が、Austenの最高傑作として挙げることの多い『エマ』。日本語版を読むのは癪なので、とりあえず映画を見てみようと、こちらも十数年前に観た。

映画で観てもやはり面白さがわからなかった。ちなみに、BBC版のAusten作品も、『高慢と偏見』『分別と多感』『エマ』『説得』は購入して観た。こちらの方は、結構愉しめはしたが、やはり最高傑作?と疑問だった。














今回再び観てみたがやはりもう一歩だった。

話としては、エマという金持ちのお嬢さんが、周りの人々の恋愛に首をツッコミ、キューピッド役に失敗しまくり、怒られてしまう。最後は自分の恋心に気がつきハッピーエンドという内容で、正直???という感じ。


現在、Dickensを原書で読み直しているところなので、ディケンズを読み終わったら、Austenを再読してみたい。
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空にうかんだエレベーター [文学 日本 安房直子 さ行]


見知らぬ町ふしぎな村 (安房直子コレクション)

見知らぬ町ふしぎな村 (安房直子コレクション)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/04/01
  • メディア: 単行本



大きな町の大通りに、子ども服の店ができる。
その店のショーウインドーの中には、いろいろな服が飾られていた。
秋が来ると、その服と一緒に、大きなぬいぐるみのうさぎが飾られる。そのうさぎはピアノを弾いていた。
この飾り付けに魅せられ、ともちゃんという女の子が毎日のようにやってくる。彼女はあまりにうさぎに熱中してしまい、ショーウインドーに鼻までくっつけてしまい、店の人に怒られてしまう。しょうがなく帰ろうとすると、うさぎがウィンクして「満月の晩に会いましょう」と歌いかけてきた。

そして満月の晩、ともちゃんがお店へ行ってみると、うさぎが窓ガラスをこすってガラスをなくしてしまう。外に出てきたうさぎはともちゃんと一緒に大通りを走っていく。高いビルまで来て、エレベーターに乗ると、そのエレベーターがビルを突き抜け、月へと向かってぐんぐん登っていく。

しばらくして、空へうかんだエレベーターから外へ出た二人は、自分たちで作ったマントを羽織り、そらを飛び回る。

しかしこうした魔法が効いているのは月が出ているあいだだけ。月がしずみそうになり、急いでエレベーターに戻ろうとするが、間に合いそうもない。うさぎはともちゃんを家に送り店へ帰ろうとするが、ぎりぎりのところで間に合わず店の前に放り出されてしまう。結局色々な人に踏まれて汚くなってしまう。

しばらくしてともちゃんがやってくるがうさぎがいないので、窓を強く叩く。店の人が出てきて、うさぎをあげる代わりに、二度と店には来ないと約束する。

二人は幸せそうに一緒に家へ帰っていく。

幻想的で、夢と優しさにあふれた名作。
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Piano Trio 小品 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Moderato
★★★★★★★☆☆☆
静かで穏やかな高貴な雰囲気で始まる。中間部は少し内省的で悲しげになる。フーガ風のやりとりの後、最後は繊細で美しい旋律が奏でられ終わる。

2. Allegro In C
★★★★★★☆☆☆☆
短い前奏の後、明るく快活に始まる。ピアノが楽しげにメロディを奏でそれを弦が支える。最後は唐突に終わる。

3. Allegro In D JS. 27
★★★★★★★☆☆☆
舞曲風の楽しげな始まり。スピードが上がった後、非常にゆっくりとなり、はじめの主題がゆったりと奏でられる。中間部はロマ風音楽となり、最後は主題が戻りスピードをあげ楽しげに終わる。

4. Andantino in A
★★★★★★★☆☆☆
高貴な美しい旋律で始まる。ヴァイオリンが悲しげで哀愁漂う旋律を奏でた後、高貴なメロディが戻り静かに終わる。心落ち着く美しい曲。

5. Andantino In G Minor JS. 43
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい静かな短い曲。

6. Allegretto In A Flat Major
★★★★☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のない短い曲。

7. Allegro In D Minor
★★★★★★★☆☆☆
ピアノの三連(?)の伴奏に乗って緊張感のあるメロディがヴァイオリンによって奏される。ピアノとヴァイオリンがメロディを弾き合い緊張感を高めていく。終始格好よい曲。

8. Allegretto In E Flat Major
★★★★★☆☆☆☆☆
伸びやかな普通の短い曲。最後はアーメンで終わる。

9. La Pompeuse Marche D'Asis JS.
★★★★★☆☆☆☆☆
勇ましい行進曲。

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Piano Trio In A Minor JS. 206 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro Con Brio
★★★★★★★☆☆☆
ピアノの重く深い前奏で始まる。厳しい感じの硬いメロディをピアノが奏でて始まる。それをヴァイオリンが受ける。第二主題は明るく古典派風の高貴さがある。展開部は第二主題が変奏曲風に展開される。最後はスピートが上がり、盛り上がって終わる。

2. Andante
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな夢見るような息の長い旋律をヴァイオリンが奏でて始まる。
次に少し暗く内省的なメロディが登場する。変奏曲風に次々に主題が奏でられ、最後はしっとりと終わる。

3. Menuetto
★★★★★★★☆☆☆
トリルが多用される、楽しげな舞曲で始まる。ピアノの低音とチェロが結構印象的な不協和音をたまに作り出すのが面白い。中盤の変奏曲風のやり取りも面白い。最後は主題に戻って終わる。

全体的に悪くない。
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Andante, Adagio, Allegro Maestoso [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



ピアノ、ヴァイオリン、チェロによる三重奏?

評価
★★★★★☆☆☆☆☆
淡々と語りかけるような静かな前奏で始まる。
勇ましく前向きな第一主題。ピアノと弦楽器の掛け合いが面白い。
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Menuetto [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



二台のヴァイオリンとピアノのための三重奏曲?

1. in D Minor
★★★★★★☆☆☆☆
悲しげな三拍子の短い曲。哀愁漂うメロディが美しい。後半や優しく明るいメロディになり終わる。

2. in F JS.126
★★★★★☆☆☆☆☆
優しく柔らかい感じで始まる。中間部は少し悲しげな流れるような音楽。最後は優しく柔らかく終わる。
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Trio in G JS. 205 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



2台のヴァイオリンとピアノのための三重奏曲

1. Andante, Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
非常にシンプルで優しいゆったりとした前奏に始まり、若々しい旋律を持った第一主題が導入される。
第二主題も伸びやか。展開部は少し悲しげ。

2. Adagio
★★★★★☆☆☆☆☆
賛美歌風の穏やかな旋律で始まる。変奏曲?

3. Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
少し明るい、舞曲風の短い曲。最後何故か悲しげに終わる。

悪くはないが、普通。

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Andante Festivo JS 34A 弦楽四重奏版 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★★☆
自分の結婚式で、両親への手紙を読むときに使用した曲。
とても美しく、清らかで、祈りに満ちた曲。
弦楽四重奏版は、少し音が薄くドラマティックさにかける気がする。
それでもやはり素晴らしい曲。
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String Quartet In D Minor Op. 56 親愛なる声 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Andante, Allegro Molto Moderato
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした少し悲しげな優しい雰囲気で始まる。そっと語り合うようなつなぎの場面の後、少し力強い主題が導入される。第二主題はひたすら混沌とした感じ。展開部は少し優雅。最後は悲劇的に終わる。

2. Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
小刻みに揺れ動く伴奏の元、速いキレのあるパッセージが奏でられる。二分強の短い曲。

3. Adagio di molto
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげなゆったりとした主題。様々な優しい旋律が対話のようにやり取りされる。最後はチェロが重く深いメロディを奏で静かに静かに終わる。

4. Allegreto (ma pesante)
★★★★★★☆☆☆☆
力強く印象的な第一主題で始まる。第二主題は少し優雅。展開部も美しくなめらか。最後は第一主題が何度も繰り返されて終わる。結構良い楽章。

5. Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
勇ましく前向きな始まり。結構現代的な無機質か雰囲気。

一番有名なシベリウスの室内楽作品だが、もう一歩な気がする。
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String Quartet In B Flat Op. 4 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
東洋風の前奏の後、少し哀愁漂うでも優しい主題で始まる。途中穏やかになったり、激しくなったり様々な雰囲気になる。あまり特徴のない楽章。

2. Andante Sostenato
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも若干東洋風のメロディで始まる。幻想的な雰囲気で曲は進む。途中、ピッチカートによる大草原を馬が駆け回るような雰囲気になったりしておもしろい楽章ではある。モンゴルの大草原をイメージさせる楽章。

3. Presto
★★★★★★★☆☆☆
ピッチカート元気な音で始まり、躍動感と開放感に満ちた美しいメロディが流れる。第二主題も美しく伸びやかなメロディ。中間部は、少し哀愁漂う悲しげなメロディ。はじめの躍動感にあふれた主題に戻り元気に終わる。

4. Allegro
★★★★★★☆☆☆☆
力強く悲劇的な始まり。幻想的な混沌とした雰囲気がしばらく続く。悲劇的な旋律が流れた後、最後は少し明るさを見せ、悠々と終わる。悪くはないが若干散漫な印象。
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すずをならすのはだれ [文学 日本 安房直子 さ行]


すずをならすのはだれ (とつておきのどうわ)

すずをならすのはだれ (とつておきのどうわ)

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/11/13
  • メディア: 単行本



北風が、銀のトランペットを吹き鳴らしているなか、一匹のうさぎが「さむうっ」と言いながら森の中に現れる。これから町へ買い物に行くところ。そんなとき、うさぎは白い小さな家を見つける。

家にはすずがついていて、「ごようのかたはすずをならしてください」とある。すずを鳴らすと、中から声がして、仕事をするなら、中であたたまっていってもいいよ、と言われる。しごとは歌を歌うこと。了承したうさぎは中には入り歌を歌うが、うさぎはいつまでたっても家を出てこない。

その後、たぬき・ねずみ・しか・いのしし・くまと次々に家にやってきて、歌を歌うが、みな出てこない。

実はここは春の精の家。はるのじゅんびを みんなで手伝っていた。ついに春がやってきて、みなが外で歌を歌い、花という花がみんなすずをならして、春が来たのを喜ぶ。

はじめはなんとなく暗く、最後は明るく、とても楽しい作品。『緑のスキップ』に通じる作品。
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Adagio In D Minor JS. 12 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
透明感のある美しい雰囲気で始まる。
中間部、一旦静かになり、少し陰鬱な内省的な感じになる。
諧謔的な部分を挟み、ふたたび透明感が出てきて最後は静かに終わる。

悪くはないが、あまり特徴的な感じではない。
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パルメニデス [哲学 プラトン]


プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: 単行本



ケパロスという人が登場し、昔行われたソクラテス、ゼノン&パルメニデスの三人の対話を、ピュトドロスという人が語っているという形で記されている。何度読んでも、このはじめの部分の間接的な語りに導くところがよくわからない。

三人の対話部分になると、副題の通り、「イデア」に関する話になるが、『国歌』などで語られるイデア論ほど面白いものではなく、ほかの書物で語られたイデア論をただ説明しているに過ぎず、そのイデア論批判がなされる。

後半は、1があるのか、ないのか、他の物と異なっているのか、同じなのか、部分なのか、全体なのか、などなど、論理学的な精密さをもって語られていくのだが、論理学が大学時代から苦手だった私にはよくわからない部分が多く、とにかく読んでいて血が通っていない感じで退屈。

正直ただページをめくるだけ、といった感じの作品だった。
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String Quartet In A Minor JS. 183 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Andante Allegro
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした優しい旋律で始まる。第一主題は力強く悲劇的。第二主題は少し明るさに向かっていくような若干優しい旋律。展開部は少し混沌とした感じになる。段々と盛り上がって行き、明るさへ向かおうとするが、最後は少し悲しげにそっと終わる。

2. Adagio ma non tanto
★★★★★★☆☆☆☆
息の長い、ゆるやかな始まり。もやっとした感じでメロディははっきりと浮き出してこない。中間部は、ピッチカートの伴奏に乗って、すこし高貴な雰囲気のメロディが流れる。後半は優しい雰囲気になる。

3. Vivace
★★★★★★☆☆☆☆
ロンド形式?
元気な始まり。二楽章までで抑えられていた感情が一気に爆発した感じで開放感がある。少し穏やかに流れるような雰囲気、暗く重い雰囲気を途中途中に挟み、最後は主題が元気に流れて終わる。

4. Allegro
★★★★★★☆☆☆☆
異国情緒漂う舞曲風の始まり。躍動感に満ちたワクワク感のある楽しい最終楽章。

いろいろなメロディや雰囲気を楽しめる悪くない室内楽曲。
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マルティン・ウェゲリウスのためのフーガ JS. 85 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
厳しく力強い主題で始まり、わかりやすいフーガが始まる。最後は結構劇的に終わる。短いフレーズが何度も繰り返されるし、フーガにしては親しみやすいメロディで、長さも5分強とそんなに長くもないので、それなりに飽きずに楽しめる。
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Adagio In F Minor JS. 14 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★☆☆
チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「ある偉大な芸術家の思い出のために」を彷彿とさせる重く悲しい第一主題で始まる。中間部で短い穏やかな優しいメロディが登場するが、すぐに重く悲しい旋律に戻る。

かなり隠れた名曲だと思う。

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String Quartet In C♯ Minor [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Moderato, Allegro Appassionato
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした悲しげな旋律で始まる。物悲しい第一主題が、チェロの刻んだ緊張感を煽る伴奏の上で奏でられる。第二主題は少しゆったりとした感じ。何度か印象的な第一主題が奏でられる。
何かから解放されたかのような明るい展開部が短く奏された後、物悲しい第一主題とゆったりとした第二主題が回帰され、最後は悲しげに終わる。

作品番号はついていないし、楽章もひとつだけだが悪くない曲。
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String Quartet In E Flat JS.184 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



1. Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
短い力強い前奏の後、期待感に満ちた躍動感のある第一主題が奏でられる。
第二主題は少し悲しげ。展開部は少し劇的な感じもあるが、基本は優雅。
最後主題に戻っているのかよくわからない。

2. Andante Molto
★★★★★☆☆☆☆☆
物悲しく、悲劇的な雰囲気。中盤はすこしゆったりとして優雅な感じ。スピードが上がり異国情緒漂う舞曲風の感じをはさみ、最後は悲劇的に終わる。

3. Scherzo : Allegretto
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しいワルツで始まる。中間部は少し華やかになる。

4. Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
開放感に満ちた始まり。少し優雅な部分を挟みながら曲は進む。

全体的に若々しさに溢れ、シベリウス独特の美しいメロディも聞けなくはないのだが、そこまできらめきは感じない。悪くはないが普通。

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Scherzo Molto Moderato JS.134 [シベリウス 室内楽曲]


The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

The Sibelius Edition: Chamber Music, Vol. 2

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
静かな美しい前奏ではじまる。
春の爽やかさを感じさせる美しい第一主題。少し暗めの第二主題。
若干物悲しいものの、舞曲風の展開部がとても美しい。
最後は静かに終わる。

愛らしい曲。
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