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Op.047 交響曲第五番 二短調  [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な序奏の後、静かな悲しげな旋律が弦楽器によって奏でられる。
静かで悲しげな高音の第二主題。
ピアノが乾いた旋律を奏で展開部が始まる。馬が大草原を疾走するような雰囲気となる。劇的に堂々とした音楽となりクライマックスを迎える。
静かで平和な夜の音楽となりチェレスタの音も登場し穏やかに終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
力強い弦の音で始まる。開放感のある勇ましいメロディが流れた後、少しウィットに富んだ楽しく明るいメロディが管楽器によって奏でられる。最後は愛らしく楽しげに終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
天上をイメージさせる静かで息の長い美しい旋律を弦楽器が奏でる。その後暗めのメロディがオーボエによって提示され少し不吉な雰囲気となる。段々と盛り上がって行き、弦のトレモロの伴奏に乗って哀愁漂う美しいメロディが奏でられる。最後は静かに終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
「水戸黄門」のような時代劇のような始まり。ティンパニーも大活躍。
大変な事件が起きたような騒がしい音楽となる。
事件が解決し皆が平和理に家路につくかのような音楽となる。ホルンの音が牧歌的。
少し不吉な雰囲気が流れ出す。
最後はティンパニーの力強い音と共に勝利感に満ちた紅葉感たっぷりの堂々としたフィナーレを迎える。

メロディが美しかったり心に残ったりする曲ではないが、確かに悪くはない。

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