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Bleak House 32~45章 [文学 イギリス Dickens]


Bleak House (Wordsworth Classics)

Bleak House (Wordsworth Classics)

  • 作者: Dickens, Charles
  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions Ltd
  • 発売日: 1997/08/01
  • メディア: ペーパーバック



エスターは天然痘から復活するが、顔に後遺症が残り、かつての美しさを失ってしまう。その姿を見てショックを受けてから立ち直るまでの心理描写が繊細で美しい。周りの人々の優しさに助けられ何とか気持ちを立て直す。荒涼館の相続人リチャードと再開。彼は相変わらずどうしようもない生活をしており、借金まみれ。リチャードの婚約者エイダも心配するが一向に改善しない。

そんな中、もうひとつの物語の軸デッドロック夫人がエスターのもとへ。実はエスターの母親で許されない妊娠をしてしまったために、親に引き離されてしまったと告白。今後もこの関係は公にできないと言われる。

悶々とするエスター。結局それを荒涼館の主人ジョンに告げる。ジョンはその後エスターに結婚を申し込み受け入れられる。

それと並行して、エスターに天然痘をうつした浮浪児ジョーが野たれ死ぬ。最後に彼に救いの手を差し伸べたのが、エスターを愛していたが経済的に裕福でなかったために、船の専門医として旅立たなければならなかったアラン・ウッドコート。その後もデッドロック夫人の過去を知っているデッドロック家のお雇い弁護士ターキングホーン氏が殺されたりと、人がどんどん死んでいく。

どこに向かいたいのかさっぱり見えないが、終わりが見えてきた。
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